夏前から、MEZZの公式サイトや
ヴィジュアルが先行アップされていて、
気になっていた人も多かったはず。
MEZZプレーキューのフラグシップシリーズ、
『ACE』(エース)が
2008年以来10年ぶりにフルモデルチェンジ。
発売日が12/15に決まりました。
デザインだけでなく、
シャフトや各部の使用素材など、
様々な箇所が刷新された、
MIKI(株式会社三木)の
キュー製作技術の粋を集めた、
非常に魅力的なシリーズです。
「性能面では、
バット・シャフト間の調和による
正確で自然なパワー伝達と
フィードバックノイズの減少を追求しました。
また、デザイン面では、バットの
ベース材をエボニー(黒檀)に統一し、
MEZZフラグシップらしい
高級感を表現しています」
とMIKIスタッフが語る通り、
実物を目にして、そして手にして
まず伝わってくるのは、
そのハイグレードな質感。
日々さらなるクオリティの向上を目指す
MIKIのキューメイキングのエッセンスが
惜しげなく注入された、最高クラスの
キューシリーズと言えるでしょう。
…………
1本ずつデザインを見ていく前に、
まずは8本に共通するスペックを。
●全長:58インチ
(バット29インチ、シャフト29インチ)
●重量:19oz~19.5oz
●シャフト:WX-α
(ダブリュエックスアルファ)
●テーパータイプ:アルファプロテーパー
●タップ:カムイオリジナル(S)
●先角:NXフェーラル(茶)
●ジョイント:ウェイビー(アルミ合金製)
●バット構造:テーパードコア
●グリップ:アイリッシュリネン
●価格帯:78,000円~163,000円
なんといっても気になるのは、
本シリーズに標準装備される新シャフト、
『WX-α』(ダブリュエックスアルファ)。
これはMEZZの「WX」系の
シャフト構造を基本的に継承しつつ、
先端部構造などを一新したもので、
先端径は12.8mmと太めに仕上げられています。
「安定感を重視した仕様ですが、
新設計のNXフェーラルや前方構造の最適化により、
トビの低減とキレのアップを実現しています。
また、アルファプロテーパーにより振り抜き易く、
ナチュラルでソリッドな撞き味の
シャフトに仕上がっています」
(MIKIスタッフ)
WX-αシャフトの特徴や性能面については、
機会を改めて紹介する予定です。
また、ウェイビージョイントに
アルミ合金を採用した点にも注目です。
「アルミ合金は軽くて強いことが特徴。
バットのジョイント付近の剛性及び重量配分は
キュー全体の特性に大きく影響します。
このアルミ合金製ウェイビージョイントで
シャフトとバットをバランスよく
調和させることでキューの一体感が増し、
心地よい打感を実現しているだけでなく、
コントロール性能の向上に成功しています」
(MIKIスタッフ)
…………
それでは8本のデザインを見ていきましょう。
●ACE「180」
エボニー(黒檀)のストレートモデル。
グリップ部下端側のリングの
すぐ下に入れられた「ACE」の銘が、
新シリーズの証。
…………
●ACE「181」
エボニーベースでジュマ(樹脂)の6剣。
シンプルなモノトーンデザインながら
高級感が漂う1本。
…………
●ACE「182」
フォアアームとスリーブの
グリップ寄りに、トルコ石とジュマの
インレイを入れたクールなデザイン。
…………
●ACE「183」
フォアアームとスリーブに
マラカイトとジュマの6剣。
天然のグリーンと石紋が美しい1本。
…………
●ACE「184」
シャープで長いジュマの6剣。
その根本にトルコ石をあしらった
お洒落なモデル。
…………
●ACE「185」
ジュマの大ぶりなインレイの間に、
パウア貝とカーリーメイプルから成る
ダイヤインレイを入れた、
精巧かつリッチなデザイン。
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●ACE「186」
ジュマの10剣の間に
パウア貝のインレイを入れた、
コントラストが美しく
ハイクラスな気品漂うモデル。
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●ACE「187」
ジュマ6剣の内側にパウア貝をインレイ。
剣を縁取る赤ジュマと青ジュマが
先端まで伸びていないところがポイント。
壮麗で美しく、際立つ存在感。
…………
ベース材(エボニー)は同じでも、
デザインから受ける印象は
1本1本だいぶ異なります。
皆さんが気になるキューはどれでしょうか?
ロングセラーシリーズになること
間違いなしの新ACE。
発売日は12/15。
それまでぜひじっくりと検討してください。