〈BD〉「この勝運を逃さず全日本選手権を迎えたい」――GPE-7優勝・土方隼斗の談話

Hayato Hijikata won 2018 JPBA Grand Prix East stop#7
Hayato Hijikata won 2018 JPBA Grand Prix East stop#7

 

日曜日の『グランプリイースト第7戦

(GPE-7)で優勝した、

土方隼斗プロの談話をお届けします。

 

表彰式直後に取材しました。

 

…………

 

Hayato Hijikata
JPBA40期生
1989年3月16日生 東京都出身&在住
アマ時代の2005年に『世界ジュニア』銀メダル
2005年&2013年『関東オープン』優勝
2007年『ルカシージュニアワールドテンボール』優勝
2008年『北海道オープン』優勝
2010年『エイトボールオープン』優勝
2013年&2016年『ジャパンオープン』優勝
2013年、2014年、2016年『関西オープン』3勝
2013年『東海グランプリ』優勝
2016年『全日本ローテーション』優勝
2016年『ハウステンボス九州オープン』優勝
2016年『北陸オープン』優勝
2018年『全日本14-1』優勝
『GPE』通算18勝、他、入賞多数
2013年&2016年JPBA男子年間ランキング1位

使用キューはEXCEED & MEZZ
…………

 

 

――大会の感想からお願いします。

 

「9ボール、キツイっすね(笑)。

 

どの試合も相手選手が上手く撞いていて、

よく入れられた感覚があります。

 

序盤に相手に走られる試合ばかりで、

気持ち良くない時間帯が続いてましたけど、

なんとか気持ちを切らさずに

撞けたことが良かったですね。

 

その結果、逆転勝ちを

重ねることが出来たと思っています」

 

――苦しい展開の中で心掛けていたこととは?

 

「いや、特には。

 

キツイ展開だなと思ってはいたけど、

9ボールの交互ブレイクだし、

そんなものだよなと。

 

『チャンスが来たら

こっちもやり返してやるぞ』

ぐらいの気持ちでした」

 

――では、焦りやイラつきもなく?

 

「そこはちょっと……。自分のブレイクに

イラついてた時がありました(苦笑)。

 

どの試合も序盤はブレイクが

テーブルに合ってなかったので。

 

中盤以降はだんだんと良くなりましたけど、

序盤は苦しかったですね」

 

――決勝戦(vs 塙圭介)は

今日1日を象徴するような展開でしたね。

相手に先行されたけれど、

逆転勝ちを収めるという。

 

「そうでしたね。

 

始めの2ラックで僕にミスがあって、

相手に先に行かれて。

 

でも、相手もいくつかミスをしてくれたので、

それは正直助かりました。

 

試合中もテーブルコンディションが

どんどん変わっていって、

だんだん手球が合わなくなって……。

 

お互いにその難しさを感じながら

プレーしていたと思います。

『あれっ』ていう球がありました。

 

僕はシュートに対する不安は

なかったですけど、

手球は微妙にズレて

行っていたと思います」

 

――今日1日を自己採点すると?

 

「狙った球はほぼ外してないと思うので、

シュードだけで言えば満点に近いです。

 

コンディション対応能力で言えば

80点ぐらいだったかなと思います。

それはブレイクも含みます」

 

――これでGPEで連続優勝。

そして今季3勝目です

全日本14-1とGPEが2回)。

 

「勝つ時は勝つんだなと(笑)。

 

負ける時は負け続けるし、

勝つ時は勝ち続ける。

それはもうわかっていることなので

そういうものだよなと。

 

だから今思うのは、

この勝運を逃さないようにしながら

全日本選手権(11月21日~。兵庫)を

迎えたいということです」

 

――全日本選手権にはどんなテーマや

目標を持って挑みますか?

 

「この2ヶ月間、優勝2回、準優勝1回、

3位1回と、上位入賞が続いているので、

全日本選手権も良いイメージのまま

入っていけると思います。

 

自分自身の状態は

すごく良くなってきていますし、

10ボールのブレイクも

良い形を見付けているので、

このままの状態を維持しつつ、

あとは精神面を万全にして

いきたいということですね。

 

入れ込みすぎずに気持ちを上げて行く。

 

そうすれば結果は

自ずと付いてくるのかなと思っています。

 

全日本選手権もかなりマジで頑張りますので、

応援よろしくお願いします!」

 

(了)

 

 

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