既報の通り、
MEZZプレーキューのフラグシップシリーズ、
『ACE』がフルモデルチェンジされて、
12/15に発売されます。
そのACEに標準装備されている新シャフトが、
『WX-α』(ダブリュエックスアルファ)。
名前の通り、
『WX700』や『WX900』と同じ
「ISテクノロジー」を採用した
WXシリーズの一つとして新開発され、
WX-αシャフト単体での販売も決まりました。
時期は「ACEと同じ頃を予定」
(生産状況の都合で多少遅れる可能性あり)
とのことで、12月中旬になる見込みです。
そこで本稿では、WX-αの特徴について、
MIKI(株式会社三木)発表のスペックや
MIKIスタッフコメント、
そして、MEZZ / EXCEED契約プロである
湯山功プロのコメントも交えて、
より広く、深くお届けします。
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● WX-α基本スペック
シャフト長:29インチ
先端径:12.8mm
テーパータイプ:アルファプロテーパー
タップ:カムイオリジナル(S)
先角:NXフェーラル(茶)
ジョイント:ウェイビーまたはユナイテッド
(※新ACE用のWX-αはウェイビーです)
シャフト単体価格:¥27,000(税別)
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↑新ACEシリーズのモデル『187』とそのWX-αシャフト
● 開発コンセプトと求めた性能
MIKIによると、WX-αの開発期間は約2年。
開発コンセプトは
「WXシリーズにおける太めの
テーパーモデルを作る」こと。
WX-αの登場により、
WX系シャフトの先端径は3タイプとなり、
細い順に、
WX900:12.0mm
WX700:12.5mm
WX-α:12.8mm
……となっています。
「テーパーが太くなれば
トビも大きくなってしまうという
物理的な部分を解決するのに苦労しました。
しかし、NXフェーラルに新素材を採用し、
先端部構造のISテクノロジーの
最適化をはかったことで、
ディフレクション(トビ)を抑えながら
ソリッドな打感とキレを実現することが出来ました。
アルファプロテーパーによる
『振り抜き易さ』も特徴です」
(MIKIスタッフ)
WX-αは新ACEに標準装備する想定で
開発されたシャフトですが、
MIKIスタッフは、
「ACE以外のキューとの相性も
非常に良いシャフトですので、
ぜひお試しいただきたいです」と語ります。
「これでWXシリーズで、
細目(900)、標準(700)、太め(α)と
ラインナップが出揃った形になります。
好みのテーパーに合わせて、
WXシリーズのシャフトを
お選びいただけたらと思います」
(MIKIスタッフ)
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● 新しいNXフェーラル
WX-αを手にしてまず目が行くのが、
薄茶色の先角、「NXフェーラル」です。
「従来のものよりも
耐久性に優れた素材を使用しました。
柔軟で弾性に富んでいて、シャフトの
パワーやスピン性能をより高めています。
また、視覚的にシャフトと似た色にすることで、
ストローク時の視界を邪魔せず
ショットに集中できるような
効果も狙っております」
(MIKIスタッフ)
…………
● 湯山功プロのインプレッション
最後に、WX-αで
しばらく撞き込んでみたという
湯山功プロのコメントをお届けします。
湯山プロ・談:
「まず、一言で言えば、
『必要十分なキレとパワーを備えながら、
自分の思った所に操作しやすいシャフト』
という印象です。
テーパーは太めですけど、
硬すぎず、強すぎず、
オーバーパワーと感じることがなく、
ソリッドでありながら、
ほどよくマイルドさを感じる打感です。
この性質がボールコントロール性能を
高めているのかなと思います。
新しい先角がだいぶ
いい仕事をしているんだと思いますが、
ヒネリはしっかり乗りますし、
パワーもあるんですが、
ヒネッた時のズレはかなり少ない印象です。
そして、剛性が高すぎないので、
キュースピードを上げて突っ込んで撞いても、
手球のコントロールがしやすい。
殺し球など、細かいコントロールを
要する球もやりやすかったですね。
撞いた時のサウンドが良いことも
個人的にはかなりのお気に入りポイントです。
WX-αは、ハイテクシャフトの経験が無い方や、
他のハイテクシャフトから移って来られる方も、
扱いやすいシャフトじゃないかと思います」
(了)
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新ACEシリーズとWX-αシャフトの
販売開始まであと1ヶ月強。
発売日や最新情報は、
●MEZZのFBページ
●MEZZのInstagram
でご確認ください。