〈BD〉「仲間の応援で頑張れました」――アマローテA級初優勝・干場修の談話

Osamu Hoshiba Photo : JAPA - On the hill !
Osamu Hoshiba Photo : JAPA - On the hill !

 

先週末(11/10~11/11)に、

愛知で行われたアマ公式戦、

アマローテ』(正式名称:

『全日本アマチュアポケットビリヤード選手権大会』)。

 

A級で初優勝を飾った

干場修選手(東京)の談話をお届けします。

 

※女子級4連覇の西野選手の談話はこちら 

 

…………

 

Osamu Hoshiba

生年月日:1969年4月21日

出身・在住:大阪府出身・東京都在住

所属店:『ポイント・サンビリ荻窪西口店』

ビリヤード歴:約30年

使用プレーキュー:Joss West(ノーマルシャフト)

全国タイトル戦での戦績:

1999年『第8期 球聖戦』東日本代表、

2018年『第58期 名人戦 A級戦』5位タイ

2018年『アマローテ』優勝

本大会出場回数:おそらく5回

職業:自営業

 

↓ A級決勝&プレーオフ試合映像(撮影:JAPA

 

…………

 

――初優勝、おめでとうございます。

優勝の感想は?

 

「『来年の選手宣誓、どうしようかな』

と思いました(笑)」

 

――ゲームボールを入れて

キューを掲げていましたね。

 

「あれは応援してくれた人達に向けた

パフォーマンス的なものです。

 

僕自身は『やった』みたいな

気持ちは特になかったですけど、

見てくれた人の中には泣いてる人もいたから、

『そんなに!?』と(笑)。

それだけ喜んでくれたというのは

嬉しいですけどね」

 

――初日は6試合、2日目は8試合。

長丁場でしたが、体力は保ちましたか?

 

「初日は疲れたんですけど、

2日目はそれほど疲れは感じてなかったです。

 

昼ご飯を食べる間もなく

試合していた感じで、終わってから

『そういえばメシ食ってないな』と。

 

でも、30年もやってると、各地から

たくさん知り合いや仲間が集まってるから、

僕に甘いもんを与えてくれる人がいて(笑)」

 

――プレーの自己評価はいかがですか?

 

「全然良くなかったです。

 

2日目はどの試合も3ラック目

(最終ラック)の帯球(おびだま)まで

行って勝ってたんじゃないですか。

まあ、もともとシュート力がある方じゃ

 

ないと思ってますし。

 

1週間前にキューが壊れてしまって、

『サトウキューリペア』さんになんとか

本番までに直してもらいましたけど、

その間は球撞きはしてなかったので、

それも影響はあったかもしれません」

 

――接戦を続けてものに出来た理由とは?

 

「『リードされても3ラック目まで

持ち込んだら、なんとかなるかな』

ということは思ってました。

 

対戦相手は若い人ばかりだったんで、

3ラック目までなんとかしのいで、

3ラック目の『ここ』っていう時に

しっかりと集中力を上げて。

それで取り切って勝てたという

試合が多かったですね」

 

――決勝戦とプレーオフ

(杉本優太選手と2度続けて対戦)も

落ち着いて撞いているように見えました。

 

「そうですね。上の階から

テーブルを見下ろしていた人の顔も

ちゃんとわかるぐらいだったので、

落ち着いていたとは思います。

 

それはたぶん敗者側から上がって来てるんで、

『ここで負けてもしゃあないしな』と

思えてたというのもあるでしょうね」

 

――干場選手は以前は県のクラブに

入っていたことは?

 

「ビリヤードを始めたのが奈良だったので、

昔はNRC(奈良ローテーションクラブ)に

所属してました。

22年前に東京に出て来る時に抜けて、

それからはクラブには入ってないです」

 

――本大会の出場回数は?

 

「たぶん5回ぐらいです。

『アマローテ』と呼ばれるようになってから

(この10数年ぐらい)は、

今回が3回目ですかね」

 

――ローテーションは好きですか?

 

「好きです。

理不尽と言えば理不尽なゲームだけど、

やっていて面白い。

 

僕は14-1も好きですけど、

あれは脳が疲れますよね(笑)。

 

ローテーションはボールの数が

少なくなればなるほど楽になって行くけど、

14-1はボールが少なくなればなるほど

しんどくなる感じがあります」

 

――今年の『全日本14-1』で

5位タイになるなど、毎年14-1で

健闘を見せています。

 

「今僕は『デビル14-1クラブ』という

クラブに入ってます。

会長は埼玉の巽さんという人で、

巽さんがいなかったら僕は3年前に

試合に出るのは辞めていたと思います。

 

4年前の『全日本14-1』でベスト16に入って、

その次の年はベスト32で負けたんですけど、

その頃、『もう球撞きはええかな』と

思うようになってました。

 

でも、『デビル14-1クラブ』に入って、

日本各地の色んな人と撞いたり、

人に教えたりするようになって、

またビリヤードが楽しくなってきて。

 

それがあるから、

今も現役で試合に出ている感じです。

 

アマローテも、優勝を目指してというよりは

各地の仲間と会えるのが楽しみで出ています。

 

名古屋の『fat cat billiards』に

合宿みたいに皆で集まってるんですけど、

それが楽しくて。

 

そして試合で勝ち進んで行くと、

すごく応援してもらえるから、

『頑張ろう』という気になってきます。

 

なので、応援してくれる仲間がいると

頑張れるんだなと感じた大会でしたね、

今回は。

 

お世話になっている

『ナビゲーター』さんを含めて、

みんなには感謝しています」

 

――最後に、今後の目標とは?

 

「今後……なんだろう。

 

『ジャパンオープン』では

2年連続ベスト32で終わっているんで、

 

あと一つ勝って、

あの舞台(ニューピアホール特設会場)に

立ってみたいというのは思ってますね」

 

(了)

 

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