全日本選手権で毎年のように
ブレイク動画を撮ってしまう人。
それがJ・デルーナです。
今年も4本撮っていました。
さほど変わり映えしない動画で
恐縮ですが、以下に並べておきます
(4番目の映像は既出です)。
左手の手のひらをラシャに付けず、
2、3本の指だけで支えるブリッジ。
速く、叩きつけるようなキュー出し。
今年も身体をほとんど動かさない
「手打ち」スタイルでしたが、
破壊力は十分。
これでも彼の
”本当の本気のフルパワー”の
50~60%ぐらいの強度なのだろうと思います。
ブレイクスピードは計っていないですが、
30km台半ば~後半でしょうか。
今大会ではラックシート
(常時貼り付けタイプ)を使っていますし、
新(さら)ラシャなので、
的球が1個以上入る確率は高い。
ということで、
パワーは必要最小限にとどめ、
コントロール(手球と取り出し)重視の
打ち方にしているのだと思います。
45kmでも打てる人が、
コントロール重視で打つ35kmブレイクと、
ブレイクスピードのあまりない人が
必死で到達した35kmブレイクは、
同じスピードでも
安定度(再現性)・正確性において
大きな違いがあるだろうと思います。
…………
ブレイクキューは
『POWER BREAK 魁(Kai)』です。
シャフトの先端を見てみると、
タップのRが驚きの丸さ。
彼なりの理由があってのことでしょう。
これはいずれ尋ねてみたいところです。
シャフトがかなり青いのは、
チョークを刷り込んでいるため
(対戦した青木亮二プロが
本人に直接確認していました)。
日本でも一昔前にやっている人が
そこそこいましたね
(そのメリットを忘れてしまいました)。
…………
それはともかく、
デルーナの名が広まるきっかけとなった、
本気のブレイクも貼っておきます。↓
また、これを生で見たいなぁ。