Day 1結果:
マッチカウント
ヨーロッパ 2-3 アメリカ
Match 1:欧チーム 5-4 米チーム
Match 2:欧/オーシャン&ショウ 5-1 米/ソープ&ウッドワード
Match 3:欧/フェイエン 3-5 米/スタイアー
Match 4:欧/カチ&カザキス 1-5 米/バンボーニング&デュエル
Match 5:欧/ショウ 0-5 米/バンボーニング
…………
今年の欧米それぞれのメンバーは以下の通り。
EURO:
E・カチ(初。アルバニア)
A・カザキス(初。ギリシャ)
N・フェイエン(13回目。オランダ)
A・オーシャン(3回目。オーストリア)
J・ショウ(3回目。スコットランド)
USA:
S・ウッドワード(4回目)
S・バンボーニング(12回目)
B・ソープ(2回目)
T・スタイアー(初)
C・デュエル(10回目)
…………
全ゲーム(Day 4まで)、
日本ではDAZN(有料)で見られます
(日本時間12/6、12/7、12/8の
早朝3時30分より生中継)。
…………
遂に始まった25回目のモスコーニカップ。
会場はロンドンの
『アレクサンドラ・パレス』。
初日からエキサイティングでした。
メンバー紹介代わりの
オープニングマッチ、
5対5のチーム戦から
引き締まった試合内容。
始めの2試合はヨーロッパが勝ち、
そこからアメリカが
3試合連続勝利を挙げて、
マッチカウント3-2で
大会初日を終えました。
アメリカが勝ち越しで初日を終えたのは、
2012年大会以来6年ぶりだとか。
現在アメリカは8年連続で
敗北を喫していて、その間、
大会全体で2マッチしか勝てなかった
年もありました(2013年)。
今年は事前のロシアとの対抗戦に勝ち、
大会直前にはイングランドとの
対抗戦にも勝つなど、
周到な準備を行い、
チーム力と競技力を強化し、
本番の開催を迎えています。
このままあと3日、
走り切ることが出来るでしょうか。
…………
初日、マッチカウント
0-2ビハインドから
アメリカ反撃の狼煙を上げたのが、
マッチ3に登場したタイラー・スタイアー。
ウィスコンシン州出身の23歳は、
これがモスコーニカップ初登場。
シングル戦の相手は
過去4度の大会MVP受賞を誇り、
シングル戦での勝率が非常に高い
N・フェイエン(オランダ)。
スタイアーはモスコーニカップ
デビューとは思えない、
落ち着いた様子でプレー。
ポジションのミスや
セーフティ戦で後手を踏んだ場面も
ありましたが、
スーパージャンプショットや
難しいコンビを決めたり、
ラッキーショットにも助けられ、
5-3でデビュー戦を飾りました。
この一勝は本人にとっても、
アメリカチームにとっても、
大きなものになるでしょう。
この試合が呼び水となり、
アメリカが3試合連続で勝利したことで、
近年の「始めから欧州圧勝」ムードとは
異なる空気が流れているように思います。
ただ、国際大会の
チャンピオンクラスをずらりと揃え、
ロンドンの観客の声援を
背に受けるヨーロッパが
やすやすとアメリカの先行を
許すとも思えません。
例年以上に見応えのある
モスコーニカップとなりそうです。