トータルマッチカウント、
「ヨーロッパ 9-11 アメリカ」で、
アメリカが2009年以来
9年ぶりの優勝。
第25回大会を終えて、通算成績は、
ヨーロッパ12勝・アメリカ12勝・引き分け1回。
欧米の優勝回数がまた同数になりました。
…………
Day 4 : ヨーロッパ 3-2 アメリカ
Match 20:欧/カザキス 3-5 米/バンボーニング
Match 19:欧/カチ 5-2 米/ソープ
Match 18:欧/フェイエン 5-1 米/デュエル
Match 17:欧/ショウ 5-3 米/スタイアー
Match 16:欧/オーシャン 4-5 米/ウッドワード
Day 3 : ヨーロッパ 2-3 アメリカ
Match 15:欧/オーシャン&カザキス 5-1 米/ソープ&バンボーニング
Match 14:欧/ショウ 4-5 米/ウッドワード
Match 13:欧/フェイエン&カチ 5-4 米/デュエル&スタイアー
Match 12:欧/カザキス 3-5 米/ウッドワード
Match 11:欧/フェイエン&オーシャン 4-5 米/ウッドワード&スタイアー
Day 2 : ヨーロッパ 2-3 アメリカ
Match 10:欧/カチ 3-5 米/ソープ
Match 9:欧/カチ&ショウ 2-5 米/ソープ&スタイアー
Match 8:欧/オーシャン 5-3 米/デュエル
Match 7:欧/フェイエン&カザキス 3-5 米/ウッドワード&ボーニング
Match 6:欧/ショウ 5-2 米/バンボーニング
Day 1 : ヨーロッパ 2-3 アメリカ
Match 5:欧/ショウ 0-5 米/バンボーニング
Match 4:欧/カチ&カザキス 1-5 米/バンボーニング&デュエル
Match 3:欧/フェイエン 3-5 米/スタイアー
Match 2:欧/オーシャン&ショウ 5-1 米/ソープ&ウッドワード
Match 1:欧チーム 5-4 米チーム
※大会公式サイト
※大会公式FBページ
※日本ではDAZN(有料)で見逃し配信あり。
…………
最終日(Day 4)はシングル戦のみ。
その一発目の試合で、
アメリカのS・ウッドワードが
ヨーロッパのA・オーシャンとの
接戦をものにして、マッチカウント10-6。
優勝に王手をかけます。
後がないヨーロッパはそこから意地を見せ、
シングル戦3カード連続で勝利
(ショウ、フェイエン、カチ)。
マッチカウント9-10にまで迫ります。
しかし、最後を飾ったのはやはりこの人、
アメリカのエース、バンボーニング。
カザキスとのシングル戦の第8ラック。
カザキスの1番のセーフティの後、
非常に難しい1-9コンビを決めて、
5-3で勝利。↓
マッチカウントを11-9として
アメリカが2009年以来9年ぶりの
モスコーニタイトルを獲得しています。
また、大会MVPは
アメリカのウッドワードが獲得しています。
公式サイトより、
戦後のバンボーニングのコメント:
「あのコンビはまくれだよ。あんなプレッシャーは今までの人生で感じたことはなかった。何年も苦しんできて遂に僕らは勝った。この仲間とファンを誇りに思っている。僕らはともにハードワークをしてきたし、僕は仲間たちから様々なことを学び、より良いプレイヤーに成長出来たと思う。チームとして上手くまとまっていたし、常に互いに対して、そしてヨーロッパチームに対してのリスペクトを持っていた。それが大事なことで、勝てた理由だと思う」
MVPのウッドワードのコメント:
「勝てたことがとても幸せだし、チームの勝利に貢献できて最高の気分だ。誰かが良いプレーをすれば他の皆も良いプレーをする。チームの誰か一人でも欠けていたらこの優勝はなかっただろうね。個人的には昨年より悪くなりようがなかったよ。(監督の)ヨハンは僕のストローク改善を半年にわたって手伝ってくれた。僕はこの大会に照準を合わせて飲酒も控え、もっと練習するようになったんだ」
…………
中継を見ていても、
アメリカチームメンバーの
自信を持ったプレーぶりや、
チームとしての一体感は
昨年までとは違うものでした。
ヨーロッパチームの監督を7回務めた
オランダ人のJ・ルイジシンクを
アメリカの監督(Non-playing Captain)に
据えて2年目。
そして今年は、プレイヤーとして
過去7度のモスコーニカップ出場歴を持つ
ベテラン、J・ジョーンズを助監督に抜擢。
メンバー内定の時期から本番までの
数ヶ月〜半年ぐらいをかけて、
ロシアとの対抗戦、
イングランドとの対抗戦も挟みつつ、
チーム強化を推し進めてきた
効果が現れていました。
ヨーロッパが弱かったというよりも、
アメリカが持てる力を
よく発揮していたという印象です。
これで通算成績は
アメリカ12勝・ヨーロッパ12勝・引き分け1回の
完全な五分。
来年、一歩先に進むチームは
どちらでしょうか。