※以下、こちらのKozoom記事を
参考にしています。
キャロム(スリークッション)の
ビッグイベントがこの12月に
立ち上げられました。
それが、フランスのボルドーで
12月半ばに開催された、
『クールマンスカップ』。
ハイライト動画は以下で。↓
2:44からのサンチェスのショットは必見。
これはプール(ポケットビリヤード)で
言うところの
『モスコーニカップ』と同じような、
大陸対抗戦です。
モスコーニカップは
ヨーロッパvsアメリカですが、
クールマンスカップは
ヨーロッパvsアジア。
そしてこちらは 8 vs 8で、
大会3日間、全てシングル戦で、
ポイント累積制で行いました。
大雑把に言えば、
「25点刻み」ゲームです
(勝っている方のチームの
プレイヤーは25点が上限です)。
一人1日1試合(3日で3試合)を
プレーしています。
大会名称はもちろん、
生けるレジェンド、
R・クールマンス(ベルギー)から
付けられています。
Kozoom(有料)で、
3日間全てライブストリーミング
されていたので、
ご覧になっていた方もいるでしょう。
結果は、
ヨーロッパ 600 - 483 アジアで、
ヨーロッパチームの快勝でした。
メンバー(と大会アベレージ)は以下の通り。
欧州:世界選手権優勝回数合計=17
E・メルクス(2.343。ベルギー)
F・コードロン(2.205。ベルギー)
M・ザネッティ(2.083。イタリア)
D・サンチェス(1.973。スペイン)
M・チョクル(1.595。トルコ)
T・ブロムダール(1.595。スウェーデン)
D・ヤスパース(1.293。オランダ)
J・ビュリー(1.271。フランス)
アジア:世界選手権優勝回数合計=1
カン・ドンコン(2.181。韓国)
Q・トラン(1.619。ベトナム)
N・グエン(1.500。ベトナム)
キム・ヘンジ(1.477。韓国)
チョ・ソンウォン(1.463。韓国)
チョ・ジェホ(1.413。韓国)
M・カム(1.300。ベトナム)
ホー・ジョンハン(1.072。韓国)
国籍的にバラエティに富む
ヨーロッパチームに対して、
アジアチームメンバーは
韓国とベトナムのみ。
実際今はその2ヶ国が
アジアでは飛び抜けており、
選手層の厚さでは世界的に見ても
トップクラスではある訳ですが、
ここに一人でも日本選手が
入って来るようになれば、
俄然、国内ファンとしても
興味が沸くイベントとなりますね。
客席で観戦していたクールマンスは、
欧州とアジアのチームの
平均年齢が大きく異なることも
わかった上で、
「今ヨーロッパには黄金世代の
プレイヤーたちがいる。
しかし、5年10年後に
どうなっているだろうか」
と語っていたとのこと。
BD的には、大会初日から
ずっと欧州がリードしていて、
Day 2の最初の方でもう
大勢が決していたように感じられ、
TVトーナメントとしては
少し盛り上がりに欠けていたのでは
ないかと思います。
また、この累積制のスコアだと、
パッと中継画面を見た時に、
チームおよび個人のスコア状況が
わかりづらいと感じました。
単純に、25点先取のシングル戦を
いっぱいやる(モスコーニカップの
ようにマッチポイント制にする)ので
良かったのではないかと思います。
(※1マッチごとに結果を見ると、
欧州が24戦18勝5敗1分だったそうです)
ですが、Kozoomはこの方式で
手応えを感じているようですので、
2019年4月に韓国で行われるという
第2回もこのフォーマットなのでしょう。
Kozoom代表氏は、
「プールの『モスコーニカップ』を
コピーするつもりはなかった。
あちらは競技スポーツと言うより
ショウ的な雰囲気が強いから。
それは私が望むものではなかった。
この第1回の試合形式は良かったので、
これで数年は続けていきたい」
と語っています。
…………
今年はこのクールマンスカップだけでなく、
世界的にかなり多くの
スリークッションイベントが
行われました。
特に韓国は、以前からそうでしたが、
今年はさらに多かった印象です。
しかも、賞金規模はプールの
トーナメントをしのぐものばかりで、
その全てが、TVあるいは
Kozoomでの生中継あり。
今やスリークッションでは、
優勝争いに絡むような
欧州やアジアのトッププレイヤーは
賞金だけで食べて行けるように
なってきました。
また、韓国では
レディーストーナメントも多く
開催・放映されるようになっています。
報告が遅れましたが、
11月下旬の
『第1回 アジアレディース3C選手権大会』では、
界文子プロ(JPBF)が3位入賞
(優勝はカンボジアのS・ピアビ)。
そして、世界初となる
女子スリークッションリーグ戦、
『WPBL(アルバモン女子3Cリーグ)』では、
肥田緒里恵プロ(JPBF)が
所属していたチームが、
4チーム中の1位となりました。
2019年も日本から
多くの3Cプレイヤーが
韓国を含め海外に遠征に行くと思います。
この好機にぜひ名も実も
獲得して来られるよう願うばかりです。
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