昨日の
繋がる話題です。
世界プールビリヤード連盟(WPA)の会長、
イアン・アンダーソンが、
世界中のプレイヤーに向けた
「2019年のご挨拶レター」が、
希望に満ちた内容になっています。
ところどころ近年のWPAらしい
勇み足に思える記述
(確定してから言ってくださいよ……
というもの)もありますが、
実際に新しいトーナメントが
いくつかスタートするのは間違いないので、
興味深い1年ではあります。
レターの内容を
抄訳してお送りしたいと思います。
※原文はこちら
要点をまとめると、
●4月に新『USオープン』がラスベガスで開催(マッチルームスポーツさん、ありがとう)
●その直前にWPA直轄イベント、『WPAプレイヤーチャンピオンシップ』を開催することに(出来たら早めにラスベガスに来てね)
●『10ボール世界選手権』が復活(プレデターさん、ありがとう)
●『2024パリオリンピックの追加種目にビリヤードを求めるキャンペーン』の一環として、3月にパリで3種目(プール・キャロム・スヌーカー)合同のチーム戦スタイルのエキシビションイベント、『ワールドチームトロフィー』開催(IOCの人達にビリヤードを印象付けますよ)
……というところでしょうか。
…………
イアン・アンダーソン記:
「プレイヤーの皆様へ。
2019年を迎えるにあたり、皆様の幸福と健康と繁栄を祈るとともに、新しい年が皆様にとって飛躍の年となるよう祈願しています。
すでにお気付きの方もいると思いますが、WPAの2019イベントカレンダーは順調に埋まりつつあり、そこにはいくつかの新イベントが含まれています。この1年をよりエキサイティングなものにしてくれるイベントです。
『10ボール世界選手権』が、プレデターグループの力添えで7月に復活することになりました。プレデターグループは長年に渡り、数多くのプレイヤーをサポートしてきました。彼らとともにさらに1つ2つ、新しいイベントが開催出来るかもしれません。
そしてご存知の通り、4月には新しい『USオープン』が、過去最大の賞金額で開催されます。これはマッチルームスポーツの参画なしには考えられません。マッチルームスポーツはWPAを長年支援してくれていますが、現在プール(ポケットビリヤード)界への関与の姿勢をより強めています。
昨年(2018年)12月にロンドンで行われ、4日間毎日2,500人ものギャラリーを集めるなど、目覚ましい成功を見せた『モスコーニカップ』。それを受けて、マッチルームスポーツは今年のモスコーニカップの賞金額を50%アップする方針です。今年はUSオープンと同じ会場の『マンダレイベイ』(ラスベガス)での開催です。
また、現時点ではまだ何も確定していませんが、マッチルームスポーツはさらに別のイベントの開催の可能性を探っています。これまで開催してきた『The World Pool Masters』と『World Cup of Pool』は今年も開催します。
パット・フレミング氏は、昨秋アメリカで開催した『インターナショナルオープン』を継続するとのことです。彼は第2弾イベントにも興味があるようですが、これも現時点では何も確定していません。
ご存知の通り、フレミング氏は故・B・バーマン氏が40年以上に渡って開催してきたUSオープンを継承し、運営してきましたが、バーマン氏の遺族は昨年、開催権利をマッチルームスポーツに譲渡しました。そこでパット氏は、同じ会場・同じ時期を利用して、『インターナショナルオープン』を始めることにしました。彼はプレイヤー達への敬意を持ち続けながら、素晴らしいトーナメントを開いています。末永く続けていくことを願っています。
『9ボール世界選手権』は今年も12月にカタールで開催します。カタールは長年に渡り、誠実にプール界をサポートしてくれている国です。今の『カタール世界選手権』の前、カタールでは『カタールオープン』が行われていました。現在の世界選手権の賞金額は、これまでのプール界のスタンダードからすれば高額であり、タックスフリーであることも見逃せません。
ロシアでは今年も『クレムリンカップ』が9月に開催されます。そして、日本ではプール界で最長の歴史を誇る『全日本選手権』が11月に行われます。
中国では今年も『チャイナオープン』(男女)が行われます。他にも新たなイベントが開かれるかもしれません。そして、中国では今年も『女子9ボール世界選手権』が行われます。
皆さんが知っている通り、いつの時代もオリンピックへのプール・ビリヤードの参加は大きな関心事です。これについて今私が言えることは以下の通りです。
WCBS(世界ビリヤードスポーツ連合)は今年3月11日~12日に、パリで『ワールドチームトロフィー』という新しいエキシビショントーナメントを行う予定です。男子部門4チーム、女子部門4チームで、計8チームが参加。それぞれのチームは3名編成で、プール、キャロム、スヌーカーのプレイヤーを1名ずつ入れます。ホスト国のフランスは、フランス人だけで構成されたチームを男女それぞれ1チームを作ります。あとの男子部門3チーム、女子部門3チーム(計6チーム)のメンバーは、18の異なる国から選出されます。
昨年11月、エッフェル塔にて、WCBSは『2024パリオリンピックの追加種目にビリヤードを求めるキャンペーン』の記者発表を行いました。35以上のメディアが出席し、良い評判をいただきました。記者会見には3種目のチャンピオンプレイヤーが登場。プールからはJ・オーシャン(オーストリア)が出ました。また、トリックショットアーティストのF・コーラー(フランス)が見事なショーを披露してくれました。
3月の『ワールドチームトロフィー』には、IOCの委員が視察に来てくれることを期待しています。ビリヤードというスポーツがオリンピックにもたらしてくれるものとは何か、それを目の辺りにする初めての機会となるでしょう。もちろん我々としては、ビリヤードが2024パリオリンピックの種目に選ばれるよう印象付けたいものです。
最後のニュースは、WPAスタッフ一同がとても興奮していることについてです。WPAは4月に、初めて直轄の世界ランキングイベントを開催することになりました。これは『WPAプレイヤーチャンピオンシップ』という名の大会で、4月の『USオープン』の直前にラスベガスで行います。詳細はこちらをご覧ください。
『WPAプレイヤーチャンピオンシップ』をヨーロッパやアジアで行うことも出来ただろうと思いますが、第1回大会が順調に進むかどうかを確かめることが先決です。USオープン直前の時期を選んだのは、何よりプレイヤーのため。USオープンに出るプレイヤーは数日前にラスベガスに着けば、実戦的な練習が出来て、いくらかでもお金を稼いで遠征経費に当てることが出来ます。もちろん、WPA世界ランキングポイントを得ることも出来ます。
試合会場がビリヤード場だというのが理想的ではないことはわかっています。しかし、賞金を払うと、カジノホテルを貸し切るだけの予算は残りません。限られた予算を会場費に使うか賞金に使うべきか。プレイヤーの皆さんの希望はわかっています。とはいえ、ラスベガスの『グリフス』のことを知っているプレイヤーは多いと思いますが、あそこは特徴のあるプールホールです。良い設備を備え、最高のコンディションとタイトなポケットを有するダイヤモンドテーブルがあります。
『WPAプレイヤーチャンピオンシップ』の開催に際して、CSI(CueSports International)のサポートをいただくことも決まりました。ご存知のように、CSIはプロフェッショナルな人達で、毎年質の高いイベントを数多くプロデュースしています。
長くなりましたが、皆さんに幸運がありますように。2019年、皆さんの成功を心より願っています。そして、どこかで皆さんにお会いできることを楽しみにしています。
Ian Anderson WPA President 」
(了)
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