〈BD〉MIKIのカーボン製シャフト『IGNITE 12.2』(イグナイト)、本日(1/19)日本先行発売。津堅翔プロ&大西想プロに使用感を聞いてみた

 

日本のキューメーカー

MIKI』(株式会社三木)から、

本日(1/19)、

日本先行でリリースされた

プレーキュー用のカーボン製シャフト

『IGNITE 12.2』(イグナイト)。

 

(※BDでの紹介記事はこちら

 

発売前から大きな話題になっていた

このIGNITE 12.2を、

早くから実戦投入していたのが、

MEZZ / EXCEED契約プロの

津堅翔プロと大西想プロ

(ともにJPBA)です。

 

両プロは昨年10月からIGNITE 12.2を

使い始め、現在約3ヶ月が経過。

 

両プロに、

「初めて使った時の印象」

「IGNITE 12.2の性能や特徴について」

「どんな人におすすめか」

といったテーマでお話を聞かせていただき

ましたので、以下でご紹介します。

 

※IGNITE 12.2の購入・お問い合わせは、

MIKIの国内代理店まで。

 

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津堅翔プロ

JPBA42期生(2008年プロ入り)

 

◯ MEZZ / EXCEEDプロ歴:2018年9月より

◯ 使用バット:『EXCEED』EXD-801Tw

※初代湯山功モデル(湯山プロ本人よりレンタル中)

◯ IGNITE 12.2の前のシャフト:『EX Pro』

 

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■ Q1 初めてIGNITE 12.2を使った時の印象は?

 

「『あまりカーボンっぽくなくて木に近いな』でした。それは打感もそうだし、手球の動きもそう。手球を直線的にも曲線的にも、自分が思うように扱える感じがしました。そこが他社製カーボンシャフトとの印象の違いですね。IGNITE 12.2は、自分なりの細かい球というか右手のフィーリングに頼った撞き方が始めからやりやすかったです。僕は『EX Pro』を使っていた期間が短くて、まだ慣れ切る前にIGNITE 12.2を使わせていただけることになったんですが、使い始めの感覚的に、IGNITE 12.2は撞きやすかったです。自分のフィーリングとIGNITE 12.2の性格が合っていたんだろうと思います。そこで、3日後の試合(2018年10月『グランプリイースト第7戦』)に、思い切って実戦投入してみたら予想以上に良いパフォーマンスが出せました」

 

■ Q2 性能や特徴について

 

「良いところが多すぎて何から話せば良いのか……(笑)。まずパワーやキレは、15年以上ビリヤードしてきて、今までに使ったシャフトの中で抜群です。打感は、木とカーボンのいいとこどりみたいな感じで、芯を捉えればしっかりした感触があるし、横を撞くと木のシャフトのようなしなりを感じますが、それでもパワーロスが少ないところがすごいと思います。ヒネった時のトビは小さくて、ズレ方も木のシャフトに近いような自然な感じなので、僕の場合は手球のコースがイメージしやすく、初めから的球を普通に狙って普通に入れられてました。ヒネリをいっぱい使った利かせる球なども合わせやすいです。音は、硬めではあるけど、カーボン特有の金属音的な音というよりは、木琴のような、少し柔らかさも混じった音だと思います」

 

■ Q3 どんな人におすすめ?

 

「『全員』ですけど、まずは単純にパワーやキレをアップさせたいという人、引き球が苦手だという人に使ってみてほしいですね。パワーやキレにある程度自信のある人が、より楽に手球をコントロールしたいという場合にも向いています。このパワーに慣れてくると、押し引きヒネリが安心して撞けるようになるし、力みが取れた無理のないストロークで、安定感あるプレーが出来るようになると思います。そして、先端径が12.2mmと細めのテーパーなので、小柄な人や手が小さい方がしっかりスタンダートブリッジを組んでも、引っ掛かりを覚えずにキューを通せるし、キュースピードが上がりやすくなるだろうと思います。一方で、しなりを活かして撞くような細かい球もやりやすいし……、3、4ヶ月使ってきた僕としては、とにかく『良い!』ということは言いたいですね」

 

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大西想プロ

JPBA44期生(2010年プロ入り)

 

◯ MEZZ / EXCEEDプロ歴:2017年より

◯ 使用バット:『EXCEED』EXC-Sn101Nw

◯ イグナイトの前のシャフト:『EX Pro』

 

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■ Q1 初めてIGNITE 12.2を使った時の印象は?

 

「使い始めの段階から『合わせやすかった』ですね。以前、『ハイブリッドアルファ』から『EX Pro』に移った時は慣れるのに半年以上かかったので、今回も大変かなと思っていたんですけど、IGNITE 12.2は想像以上に扱いやすかったです。打感は、カーボンっぽさはもちろんあるんですけど、でも、しなりが出るぶん、木と似たところもあります。これならあまり違和感なく移れると思ったので、3日後の試合(2018年10月『グランプリイースト第7戦』)に『IGNITE 12.2で出よう』と決めました。今もまだ完璧に慣れたとは言えないですけど、順調に馴染んできています。個人的にはEX Proがすごく気に入っているので、それを越えるぐらい馴染んでいけたらと思ってます」

 

■ Q2 性能や特徴について

 

「『カーボンだからパワーがある。カーボンなのにしなる』です。パワーやキレがあるのは想像通りでしたが、引け過ぎちゃうぐらい引き球がやりやすいです。どの撞点でもそうですが、軽く撞いたつもりでも、『グッ』とスピンが入ってくれる感じ。このコントロールには慣れが必要だと思います。そして、先端径12.2mmという細さに秘密があるんだと思いますが、思ったよりキュー先がしなってくれる。木よりは振幅が小さくて動きも速いように感じられるので、木そのもののしなり方ではないと思いますけど、他社製カーボンシャフトを使った時とは感触が違っていました。そのしなりを感じて『使える!』と思ったんです。トビは基本的に少なくて、カーブも少ないと思います。以前はショットによってはカーブを見越して撞くこともありましたけど、IGNITE 12.2ではそれをしなくて良いと感じています。もちろん意図的にキューを立ててカーブショットすれば、普通に曲げられます」

 

■ Q3 どんな人におすすめ?

 

「パワーがあるので、『楽にしっかりとボールを動かしたい人』でしょうか。引き球が苦手とか、キュー切れがほしいという人や、女性などストロークスピードが遅めの人にもおすすめです。もちろんある程度ストロークが固まっている上級者でも、このパワーに慣れて使いこなすことでより楽にプレーが出来ると思います。ちなみに僕は、厚いロングの立てキュー気味の引き球が苦手だったんですけど、IGNITE 12.2にしたら、自分でも驚くほど引けました。これからもさらにIGNITE 12.2に合わせていって、使いこなしていきたいですね」

 

(了)

 

 

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