〈BD〉「上がり4連発の時は緊張で震えてました」――『関東レディースオープン』優勝・河原千尋の談話

 

日曜日(2/17)の

関東レディースオープン』で優勝した、

河原千尋プロの談話をお届けします。

 

決勝戦はマスワリ4連発上がり。

6年連続JPBA女子プロランキング1位の

勝負強さ、さすがと言う他ありません。

 

ゲームボールを入れた数分後に

コメントをいただきました。

 

今までなら、毎年春頃に行われる

台湾『アムウェイカップ』に向けて

一言いただいていたのですが、

もう大会がないということが残念です。

 

…………

 

Chihiro Kawahara

1985年1月5日生 

JPBA39期生

JPBA女子年間ランキング1位・8回

(2010年、2011年、2013年、2014年、2015年、2016年、2017年、2018年)

『ジャパンオープン』優勝2回(2013年、2015年)

『全日本女子プロツアー』優勝10回

『関西オープン』優勝5回

『東海グランプリ』優勝3回

『全日本女子ナインボールオープン』優勝3回(3連覇)

『セントラルレディースオープン』優勝2回

『北陸オープン』優勝2回

『関東レディースオープン』優勝3回

『大阪クイーンズオープン』優勝2回

『全日本選手権』準優勝3回

アジアンインドアゲームズ銀メダル2回、銅メダル1回

2015年『女子9ボール世界選手権』4位

2016年『アムウェイカップ』3位

2016年『女子9ボール世界選手権』準優勝

その他、優勝・入賞多数

『アンセーズ』(大阪)所属

使用キューはEXCEED & MEZZ

使用タップは 

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↓決勝戦最終ラックのマスワリ上がり

 

――決勝戦はマスワリ4連発上がり。

あの時は気持ち良く撞けていましたか?

それとも緊張していたのでしょうか?

 

「緊張感の方が強かったですね。

だいぶ緊張していて、ちょっと震えてました」

 

――ガッツポーズが大きかったのは

その反動ですか?

 

「そうです。緊張状態から開放された

感じがしてすごく嬉しかったです」

 

――決勝戦だけに限らず、今日の3試合

(ベスト8、準決勝、決勝)は、

高い集中状態にあるように見えました。

 

「そうだったと思います。

 

朝の集合時間もゆっくりめだったので、

ちゃんと朝食を摂り、

気持ちを整えて会場入り出来たことが

良かったのかなと。

 

それと、会場の『ロサ』さんの

テーブルコンディションが良くて、

撞きやすかったということもあります。

 

私が撞いた範囲では、

テーブルごとの差があまりなくて、

どの台も同じような状態だったので、

落ち着いて撞けてましたね」

 

――ベスト8や準決勝も、

ご自身としては良い内容だったでしょうか。

 

「はい、その2試合も良かったと思います。

 

シュートミスの数は

2つずつぐらいじゃないですか。

 

で、決勝戦はたぶんシュートミスは

なかったと思います。

 

ブレイクでイリーガルがあったのと、

セーフティを撞いてオープン(な配置)に

してしまった、ぐらいかな」

 

――良いプレーが出せた理由とは?

事前準備が良かったのでしょうか。

 

「正直、準備的には

そこまで良い状態ではなかったんです。

 

年明けの状態は良かったんですけど、

関西オープン』(1月後半)が

終わってからは、レッスンなどで

なんだかんだ忙しくしてましたし、

それでももちろん練習はしていましたけど、

なんとなく気分が乗らない時もあったりして。

 

私はそういう時は最低限のことだけやって、

あとは自然に気持ちが回復するまで

のんびりしようというタイプなんで、

撞いている量で言うと、

今回の関東オープンの前は

例年より少なかったです。

 

その状態で試合に出てみたら、

自分がどんな感じになるのか

見てみようという気持ちもありました。

 

優勝出来た今、こう言うのも

ぜいたくなことだと思いますが、

 

予選日(2/16)は、

あんまり良くない心理状態になることが

結構ありましたね(苦笑)」

 

――そこからどのように切り替えて

決勝日(2/17)に臨んだのでしょうか?

 

「もうベスト8まで来たので、

あとはやるだけ、というか。

 

ベスト8で再抽選があったことも

気持ちを切り替える上で良かったです。

一旦そこで区切りが出来たので。

 

女子の試合はいつもは、

勝者側から上がって行くと入る枠は

決まっているし、前夜には

決勝日の一発目の相手がわかっています。

 

でも、決勝日の朝に再抽選だと、

前日に何も考えることはないので、

そこで、頭も気持ちも切り替えられた

ということなのかなと思います。

抽選直後からバッと入り込んで行けました」

 

――もう2大会を終えましたが、

2019年をどんな年にしていきたいですか?

 

「今年は女子の海外トーナメントの

開催予定が例年より少なくて、

大きな大会は今のところ

『9ボール世界選手権』と

『チャイナオープン』ぐらいしか

ないかもしれません。

 

それだけ世界の舞台で活躍出来る

チャンスも少なくなるということなので、

やっぱり寂しさは感じます。

 

でも、幸いなことに、

国内のトーナメントは

例年以上に増えそうなので、

それは非常に楽しみにしています。

 

ランキングレースも

もっと面白くなるでしょうし、

ファンの方々にも楽しんで

いただけるのではないかと思います。

 

国内の試合まで少なくなっていたら、

個人的にはテンションを維持するのが

難しかっただろうと思うので、

私自身、すごくありがたく思っています。

 

まず、次の試合(3/16~3/17の

『全日本女子プロツアー第1戦 in 京都』)に

向けて、また気合いを入れて臨みますので

応援よろしくお願いします」

 

(了)

 

…………

 

※関東オープン決勝日の

フォトギャラリーはこちら

 

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