〈BD〉湯山功プロからクイズ。「この7番から9番へ二度撞きせずに出す撞き方は?」

 

突然ですが、

湯山功プロ(JPBA)からクイズです。

 

上の画像の配置で、

7番を入れて、9番にポジションするには

どうすれば良いでしょうか?

 

手球と7番の隙間は1cm~1.5cm。

7番はクッションタッチではありません。

 

ある程度撞ける人だと、見てすぐ

 

「手球がすぐクッションから

跳ね返ってきて、二度撞きしちゃいそう。

しっかりは撞けないな~」

 

と、頭の中でアラートが鳴りそうな

イヤらしい配置です。

 

もちろん二度撞きはファウルなのでダメ。

 

皆さんならどう撞くでしょうか。

 

正解を湯山プロに実演していただきます。↓

 

 

答えは、

 

「レスト(メカニカルブリッジ)に

ジャンプキューを乗せて、

キューに傾斜を付けて

逆ヒネリの撞点(この場合は左)を撞く」

 

でした。

 

このショットは、

湯山プロがキュー切れ実演ショーでも

披露することがあるので、

見たことがある人もいるでしょう

(名称:『湯山スペシャル』)。

 

レストとジャンプキューを使う理由は、

湯山プロ曰く、

 

「クッション際にあるこういう球を

普通にプレーキューで撞こうとすると、

キュー自体が重たいので、

細かく撞こうとしても勢いが付いてしまって、

二度撞きをしやすいです。

 

そこで、軽いジャンプキューを使えば、

細かいコントロールがやりやすく、

キューを止めやすくなりますし、

 

レスト(メカニカルブリッジ)を使って、

キューに傾斜を付けて、

傾斜の通りにキューを撞き出すと、

キュー先が水平方向に出ないため、

ある程度しっかり撞く事ができます。

 

半タップ逆ヒネリを入れてますが、

そうすることによって、

スキッドが出にくくなる

(=的球が厚く引っ張られにくくなる)のと、

手球はもともとあった場所から

わずかにズレた方向に向かうので、

クッションから帰って来た手球が

キュー先に当たるリスクを減らせます」

 

……とのことです。

 

キュー切れを要するショットとは違い、

これはコツを掴めば誰にでも出来ます。

ぜひボールをセットしてやってみてください。

 

近日、このショットの別バージョンを

いくつかお届けします。

 

 

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