令和最初の
自身6度目の優勝を果たした
新井達雄プロの談話をお届けします。
取材は表彰式直後に行いました。
…………
今年が「第76回大会」だった
全日本3C選手権。
「6度目の優勝」を飾った新井プロは、
優勝回数で単独3位となりました。
※カッコ内の「年」は最後に勝った年です。
小方浩也 15回(1968年)
小林伸明 13回(1999年)
新井達雄 6回(2019年)
小森純一 5回(1992年)
吉原良男 5回(1989年)
松山金嶺 4回(1942年)
久保敬三 3回(1964年)
島田暁夫 3回(2016年)
甲斐譲ニ 3回(2000年)
梅田竜二 3回(2015年)
一瀬励示 2回(1996年)
他、13名 1回
(宮部虎造、宮口清、中舎恵昭、樫木繁樹、真野慶彦、荒川隆充、小林英明、宮下崇生、鈴木剛、森陽一郎、竹島欧、船木耕司、界敦康)
(※第68回大会は
東日本大震災発生のため中止。
実際に実施されたのは75回です)
…………
Tatsuo Arai
1958年5月22日生
東京都出身在住
1978年プロ転向(JPBF)
1990年『SPAワールドグランプリ』優勝
2002年『第1回アジア3C選手権』優勝
『全日本3C選手権』6勝
『3C東京オープン』3勝
『全関東3C選手権』2勝
『ニッカオープン』3連覇
『アダム杯全日本プロ選手権』1勝
2019年『第1回日本海オープン』優勝
JPBF年間ランキングMVP8回
他、優勝・入賞多数
…………
決勝戦試合動画↓ 撮影:On the hill !
――激闘の決勝戦。気迫の逆転勝利でした。
「今までで一番嬉しい優勝になりました。
裏撞きで同点に追い付いて、
サドンデスを2回もやって。
あそこまで行けたということ、
その結果、逆転出来たということが
幸せですし、
それに優勝までついて来て
本当に嬉しいです。
なにかこう、自分のビリヤード人生で
一番ツキを使ってしまったというか、
一番ツキを使えたというか、
そんなふうにも思える試合でした。
近い内に倒れたりしないように
しないといけないですね(笑)」
――決勝戦は中盤で18-32まで
森雄介選手にリードされました。
苦しい時間帯に考えていたこととは?
「どんな展開であろうとも
ゲームセットまでは絶対に諦めない。
その一心でした。
それはもう当たり前のことですが。
ただ、さすがに3日目になってくると、
だらしないんですが、体も頭も
少しバテてきてはいました(苦笑)。
それでもなんとか粘り強く撞けたと思います」
――29キュー目で11点ランが出て、
ぐっと森選手の背中が近付いてきました
(36-37)。あの辺りは思ったように
撞けていたのでしょうか。
「あのハイランの時は
本当に気持ち良く撞けていましたね。
最後、12点目のスピンボールを
短く外してしまったんですが、そこで
『あ、40点に近付いて来ているな』と
ちゃんと認識したような感じで、
その次のイニング辺りからさらに
プレッシャーが強くなってきたと思います。
それはきっと森選手も
同じだったのではないかと思います」
――上がり際やサドンデスは、
1球たりともミスが出来ない場面が続きました。
緊張を強いられたのではないかと思います。
「いや、本当に不思議なんですが、
緊張はあまりしなかったです。
そのぐらい夢中でやっていたと言いますか。
初日や2日目は、力が入っていたのか、
気持ちの方が先走ってしまうという
場面もあったんですが、
決勝戦に関しては、
途中は思うように当てられなかったですけど、
なんとか粘って追い掛けていって、
『チャンスがあればもっと頑張りたい』
ということだけしか頭になかったので、
あまり緊張してなかったんでしょうね。
2日目の最後の試合(ベスト16)や
3日目の最初の試合(ベスト8)といった
厳しい試合を勝ち上がることが出来たことで、
ますます良い方向に
集中力を向けられていたというのも
あったのではないかと思います」
――2度目のサドンデスの
マッチポイントを当てた瞬間の感情とは?
「あの時は夢中で球に向かっていたので、
特に思うことはなかったんですけど、
表彰式や写真撮影がある中で
だんだんと我に返るような感覚がありました。
『ああ、本当によく逆転勝ち出来たなぁ』と。
しみじみそう思いました」
――大会76回の歴史で優勝6回というのは、
小方浩也選手(15回)と、会場にも
来ておられた小林伸明選手(13回)に
続く単独3位です。そして、
平成最後のチャンピオンであり、
令和最初のチャンピオンにもなりました。
「時代の節目で優勝出来て本当に嬉しいです。
有り難いことですし、幸運なことだと思います。
そして、この特別な大会で
6回も優勝出来たということも嬉しく思います。
6回それぞれに異なる思いがありますし、
最初に申し上げた通り、
特に今回は試合の流れを考えると、
今までで一番嬉しい優勝となりました」
――最後に、応援してくれたファンに
一言お願いします。
「3日間会場に足を運んでくださった皆様、
ライブ中継を見てくださった皆様、
本当にありがとうございました。
そして、素晴らしい試合環境を作り、
大会の運営に携わってくださった
スタッフの皆様にも感謝しています。
また、いつも応援してくださる
『ARAI』のお客様にも、
『ありがとうございました』と。
今年もこれからまだまだ
良いプレーをお見せ出来るように
頑張りますので、
引き続きご声援いただければと思います」
(了)
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