4/20から5/6まで17日間に渡って、
イギリス・シェフィールドの
『クルーシブルシアター』で行われていた
『2019スヌーカー世界選手権』。
イングランドのトップ選手、
ジャッド・トランプ（29歳）が、
遂に世界チャンピオンになりました。
トランプは、ベスト32から、
チェプチャイヤ・アンヌーン
ディン・ジュンフィ（丁俊暉）、
S・マグワイア、
G・ウィルソンを倒してファイナルへ。
最後は、世界選手権優勝4回を誇り、
3年連続でファイナル進出を果たした
J・ヒギンズ（スコットランド）を、
フレームカウント18-9でくだして初優勝。
賞金50万ポンド（約7,200万円）を手にしました。
2019 World Snooker Championship Result
優勝：ジャッド・トランプ（イングランド）
2位：ジョン・ヒギンズ（スコットランド）
3位：ゲリー・ウィルソン（イングランド）
デビッド・ギルバート（イングランド）
…………
決勝戦では、センチュリーブレイクを
7回も出したトランプ。
本人も「メジャー大会のファイナルでは
過去一番のプレーが出来た」と
語っています。
8年前、2011年にも
世界選手権の決勝戦でヒギンズと当たり、
その時は接戦の末に敗れたトランプでしたが、
今回は快勝でリベンジを果たしました。
敗れたヒギンズは3年連続の準優勝です。
R・オサリバンやM・セルビーといった
人気のトップ選手たちが早いラウンドで
姿を消すという波乱もあった今年の世界選手権。
終わってみれば、今季好調で、
以前から優勝候補の上位に挙げられていた
トランプが堂々たるプレーで頂点に立ちました。
トランプはこれで今シーズン（2018-2019）は、
3つのランキングタイトルを獲得
（キャリアトータルでは11個）。
そして、世界選手権と
マスターズ（今シーズン）と
UKチャンピオンシップ（2011年）の
トリプルクラウン（3冠）も達成。
近年、トランプのプレースタイルは
以前の「攻撃力にステータス全振り」から、
セーフティを織り交ぜた、
より洗練度と安定感を高めたものへと
進化を遂げました。
今後もさらに勝ち星を増やしていき、
「トランプ時代」を打ち立てるのでは
ないかと思います。
※日本のスヌーカーブログ、
「The First Break」に、
2019世界選手権のより詳しいレポートが
4本の記事に渡って出ていますので、
そちらもご覧ください。
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