“ショット力向上”を主目的とし、
そのためのフォーム・ストローク・
フィジカルの改善をはかる、
湯山功プロ主宰のパーソナルトレーニング、
『Pool workout』（プールワークアウト）。
これまで、岡山を拠点に、
湯山プロが各地に出張するスタイルで
Pool workoutのレッスンを行っていましたが、
6/22（土）に東日本エリアの拠点として
「イースト」がオープンすることになりました。
場所は東京都八王子市の
ビリヤード場、『パル』。
同店所属の津堅翔プロが
「イースト」のトレーナーを務めます。
津堅プロは自ら生徒として
そのメソッドを頭と身体にインプット済み。
「イースト」のトレーナーとして
ふさわしい人物と言えるでしょう。
お問い合わせ・お申込みは、
プールワークアウト公式サイトから。
プールワークアウトイーストの
立ち上げに際して、『パル』内には、
湯山プロが代表を務める
『斬タップ』&『ザン アスレジャー』
（キューケース&アパレル）のブースが設けられ、
試打可能な『MEZZ』のシャフトも
多数置かれることになりました。
シャフトやタップ選びのアドバイスも
津堅プロから受けられますので、
まずは『パル』へ遊びに行ってみることを
おすすめします。
以下では、
マスタートレーナー・湯山プロと
イーストトレーナー・津堅プロから聞いた、
「イースト立ち上げの経緯」をお届けします。
…………
――プールワークアウト・イーストを立ち上げることは以前から湯山プロの構想にあったことでしょうか？
湯山：特に東日本に絞って考えていた訳ではありませんが、自分以外にプールワークアウトを指導出来るトレーナーを増やしていきたいというのは始めから構想にありました。もともと僕は、プールワークアウトで実績を積み上げながらメソッドを確立させて、伝授出来る形にして、プロプレイヤーたちの仕事になるようにしたいと考えていました。プールワークアウトのトレーナーという仕事が、プロたちが食べていくための一つの手段として、あるいはセカンドキャリアを考える上での選択肢の一つになるようにしたいなと。今回のイーストがその第一歩と言えると思います。
――実際、プールワークアウト受講者や希望者は増えているのでしょうか？ 関東でも？
湯山：おかげさまで、プールワークアウトは思い描いていたより少し早いペースで発展していて、生徒さんも増えてきています。僕がいる岡山に、関東をはじめ遠方から受けに来てくださる方も増えていますし、出張レッスンの問い合わせと実績も増えています。「関東で受けられたら……」という要望も以前からありましたので、良いタイミングでイーストがオープン出来たと思います。
――津堅プロは、まずいちプレイヤーとしてプールワークアウトの門を叩きましたね。
津堅：はい、トレーナーになるという発想は微塵もなくて、純粋にプレイヤーとして学びに岡山へ行きました。これまで約10年、プロの第一線でプレーしてきて解決出来なかった技術的なことがいくつかあったんですけど、湯山さんはそれを瞬時に、的確に解決してくださった。その説明が非常に論理的でわかりやすかったですし、自分が信じていたセオリーは全然違っていたと知りました。あれはインパクトのある体験でした。
湯山：僕は津堅プロの学ぶ姿勢から情熱を感じました。今の自分を壊すというリスクを負ってでも、ショットの技術やフィジカルを身に付けたいということがすごく伝わってきたので、それだけ真剣にビリヤードに向き合っているのなら、プールワークアウトを仕事にしていくのにも適しているのではないかと。そこは僕の直感だったんですが、『やってみませんか？』と。
津堅：二つ返事で『こちらこそお願いします』でした。プールワークアウトを人に伝えられる立場になるのは幸せなことだなと僕も思ったので。
――それが今年3月の話だと思いますが、そこからの展開が早いですね。
湯山：津堅プロにトレーナーの素養があったことはもちろん、プールワークアウトは教え方のメソッドが確立されているのが大きいと思います。動画、静止画、ハイスピード撮影のファイルを入れ込んだトレーナー用のテキストがありますので、基本的には僕からそれを伝授するだけです。もちろん、トレーナーの個性もありますし、生徒さんにそれぞれに適した教え方などもありますので、あとはもう慣れですよね。
――津堅プロはこれまでにもレッスンをしてきた経験があると思いますが、プールワークアウトのトレーナーとして教える内容や教え方は、以前とは違うものになるのでしょうか？
津堅：初めて岡山で湯山さんに生徒として教わった時点で、自分なりに実践したり人に教えたりしていたセオリーとは異なるところが笑ってしまうぐらいたくさんあったので、個人レッスンを受けてくださっている方々にまず『すみませんでした』と言いました。もちろん僕が教えてきた内容とプールワークアウトが重なる部分もありますけど、ロングの引き球など多くの人が苦手とする球について、僕が教えてきた『教科書的なセオリー』はほとんど間違っていたんだなと。従来の常識とか感覚的な教えが更新されないまま来ていることを痛感しました。プールワークアウトではそういう難しい球、高いショット力が求められる球も、ある意味通常のショットと同じような意識で撞くことが出来るように教えています。
――津堅プロ自身が生徒として学んだ経験も活きますね。
津堅：そう思います。僕自身、湯山さんの教えで苦手なショットが出来るようになったという体験をしていますし、理屈も理解出来ているので、トレーナーとしての不安はありません。パソコンの扱いにはまだ不安がありますけど……（笑）。あの時の僕も生徒さんも、おそらく悩みの根本は一緒。ただ、僕には成功体験があるので、同じ目線で悩みの解決の手助けが出来ると思います。
湯山：津堅プロが語ったように、間違った方法……と言ったら語弊がありますが、従来の科学的な根拠のない上達法に時間を費やして壁にぶつかってしまう人は多いので、『正しいやり方で解決してあげたい』という気持ちが強いですね。その思いは僕ら2人とも根っこの部分で持っているものだと思います。まずは津堅プロに頑張ってもらって、イーストをしっかり八王子で確立させてもらいたいと思います。
津堅：八王子は都心からはちょっと遠いですけど、それでもすでに多くの問い合わせや予約の連絡をいただいていますし、プールワークアウトに興味のある方は多いんだなと感じています。お店も全面的にバックアップしてくれているので、一生懸命やるだけですね。
（了）
…………
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