〈BD〉「精神的なギアの切り替えが出来たことが勝因」――『GPE-4』優勝・大井直幸の談話

 

8/11(日)の、

グランプリイースト第4戦 in 大田区産業プラザ

(GPE-4)で優勝した、

大井直幸プロの談話をお届けします。

 

良い成績をマーク出来なかった

7月のアメリカ遠征についても

聞いています。

 

…………

 

Naoyuki Oi

JPBA40期生

1983年1月10日生 東京都出身

JPBA年間ランキング1位・6回('06年、'12年、'14年、’15年、’17年、’18年)

2012年『9ボール世界選手権』3位

2014年『全日本選手権』準優勝

2017年&2018年『ジャパンオープン』準優勝

2017『ワールドゲームズ・ヴロツワフ大会』銅メダル

2017『USオープン9ボール』5-6位

2018『CBSAツアー 中国・密雲戦』優勝

2019年『ジャパンオープン』優勝

『関西オープン』優勝1回

『全日本ローテーション』優勝3回

『北陸オープン』優勝5回

『北海道オープン』優勝3回

『東海グランプリ』優勝4回

『グランプリイースト』(GPE)優勝8回(2018 GPE MVP)

『グランプリウエスト』(GPW)優勝16回

『ワールドカップオブプール』3位・2回

他、優勝・入賞多数

使用グローブはOWL

使用キューはHOW(ハオ) 

使用タップは斬(ZAN)

所属:Shop FLANNELPool & Darts FLANNEL

スポンサー:日勝亭

 

…………

 

――初の特設会場(『大田区産業プラザPiO』)の

雰囲気はどうでしたか?

 

「いつものビリヤード場開催のGPEよりは

お客さんも多かったと思うんで、

集中しやすかったですね。

僕は見られている方が良いから」

 

――GPEで5戦連続優勝。

 

「僕自身は数字を見てどうこうというのは

あまりないですけど、

やっぱり試合に出る限りは

全部優勝するつもりでやりたいんで、

勝てたことは嬉しいです。

 

それに、周りの人たちが僕の勝利を

喜んでくれたり嬉しそうにしてくれるのは、

僕も嬉しいですね」

 

――4試合トータルの納得度は?

 

「98%ぐらい行きましたねー。

 

心掛けていたことがいくつかあって、

それは一応全部クリア出来たし、

優勝も出来たんで、だいぶ満足度は高いです」

 

――決勝戦(vs 羅立文)は

互いに良いプレーがありつつ、

大井プロにツキもありました。

 

「そうそう、最後の方ね。

僕がファウルしたのが変な形になって、

相手が取り切れなくなってましたね。2回連続で。

あれは僕も笑うしかなかったです。

たしかにツイてました。

 

でも、僕も他の人にやられることがあるし、

ビリヤードはある程度のレベルに行くと

ツキを取るゲームになるんで、

ああいうことはあります」

 

――今年、羅プロとGPEのファイナルで

3回当たっています(関東オープンの

ベスト16を含めると合計4回)。

 

「何回当たったとかは

特別意識してないですけど、

ワールドレベルだからね、羅プロは。

 

こないだ『チャイナオープン』の台湾予選も

厳しいメンツの中で勝ち抜けて枠を獲ってるし。

だから、当たるのを楽しみにしてました」

 

――準決勝までの3試合は?

 

「1回戦(ベスト16 vs 松田渉)は……

あれはかなり良かったと思う。

厳しい球を撞けたと思います。

 

ベスト8はありちゃん(プロ同期の有田秀彰)と

だったけど、途中で僕がおかしくなったというか、

有田沼に足を取られ(笑)、

沼でイチャイチャしちゃいましたね(笑)。

 

今までだったらああいう展開になると、

戻ってこられないまま

終わってしまうこともあったけど、

今回は僕が終盤でギアを変えて、

びゅっとまた加速出来た。

そこが良かったですね。

 

で、準決勝(vs 土方隼斗)は

もう一段階ギアを上げた状態で戦えた。

 

そういう精神的なギアの切り替えが

出来たことが、今回一番の勝因だったと思います」

 

――その辺りは福田(豊)コーチから

指導を受けているのですか?

 

「いや、ドラゴン(福田氏のこと)は

そういうところも多少は言うけど、

基本的にはもっと技術的なこととか、

フィジカルのこととかかな。

 

こないだ(7月)のアメリカ遠征で、

2大会続けて早く負けた後に、

ドラゴンと磯本さん(稔氏)と謙吾

(遠征に帯同していた鈴木謙吾アマ)を

交えて、どう改善していくかっていうのを

みんなで語り合ったりもしたし、

 

目標達成のためにやるべき課題というか

修正点が明確になっているんで、

帰国してからはそれをやり続けている

っていう感じですね」

 

――目標というのは昨年の中国ツアーに続く

「海外タイトル獲得」?

 

「そう。そうだけど、だからといって

国内戦をおろそかにするつもりもないです。

国内で負けないっていうのは大事なことだから。

 

……って考えていくと、気持ち的に

折り合いを付けなきゃいけないところとか、

いろいろと揺れたりすることもあって、

大変ではあるんですけどね、内面的には」

 

――7月の『ジャパンオープン』優勝後、

すぐアメリカに行きましたが、

さっきおっしゃったように2大会

(『ラスベガスオープン』&『10ボール世界選手権』)

ともに芳しい結果は残せませんでした。

 

「『ジャパンオープン』を勝った

そのままの気持ちで乗り込んだんですけど、

大失敗でしたね(苦笑)。

 

技術的にも精神的にも……いや、

技術はすぐに変えられるもんじゃないけど、

精神面は切り替えて行くべきだった。

そこのギアは完全に間違えていたと思います。

 

日本のメジャーイベントで勝つ用の

ギアじゃ海外では勝てないよね。

そこに僕は気付いてなかったです。

 

なにしろ、日本のメジャー大会で

勝つのが初めての体験で、

そのまますぐ海外に行くなんてこと、

やったことないんだもん(笑)。

 

そこは明らかに失敗なんだけど、

僕は失敗しないとわからないからね」

 

――慢心していた訳ではないでしょうが……。

 

「いや、あれを慢心って言うんだと思いますよ。

 

なにかこう、アメリカにいる間は

リラックスしようとか、

張り詰めたままじゃダメだとか、

そういう方にばっかし向かってた気がします。

追い詰める方向には行かなかった。

 

理想は、その追い詰めるところまでを

日本国内で出来たら一番良いんだろうなと

思いますけど、実際のところ、

そこまで出来る環境はないからね。

 

日本にいて出来ることと出来ないことは

自分なりにわかっているつもりだし、

そこはやっぱり色々と考えますよね。

 

今後、海外で成績が出せるかどうか。

大事なポイントの一つがそこなんだと思う」

 

――2週間後に『GPE-5』があり、

9月上旬は『チャイナオープン』です。

 

「『チャイナオープン』は大きな目標です。

そのために今色々と取り組んでいて、

その途中にGPE-5があるという感覚かな。

もちろんGPE-5ではその時の全力を

出すつもりですけどね。

 

あと1ヶ月弱、しっかりとトレーニングをして、

中国に入りたいと思います」

 

(了)

 

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