8/17（土）に高知で行われた
『グランプリウエスト第4戦』（GPW-4）。
優勝した北谷好宏プロの談話をお届けします。
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Yoshihiro Kitatani
1975年12月19日生
JPBA34期生・福岡県在住
2003年『東海グランプリ』優勝
2013年『北陸オープン』優勝、
グランプリウエスト（GPW）では優勝7回
（『西日本男子プロツアー』時代含む）
他、入賞多数
『淡路』（福岡）所属
使用タップ：『斬』
スポンサー：淡路亭、セッション、Brunswick
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――初のグランプリウエスト in 高知は
いかがでしたか？
「決勝会場（プールフェローズ）の
雰囲気は最高でした。
テーブル台数の関係もあって、
決勝戦終了がかなり遅い時間になったので
最後の方はさすがにお客さんは
減ってましたけど、
ベスト16の頃はかなり多くの方が
会場で見てくれてました。
昼間は高知のTV局も撮影に来ていたし、
高知のビリヤードファンやプレイヤー、
お店の方々のおかげもあって、
盛り上がっていたと思います」
――そんな大会を優勝という形で終えました。
「ラッキーだったと思います。
自分の内容はそこまで良くなくて、
正直『よく勝てたな』というものでしたけど、
僕は不思議と四国と相性が良くて、
今回を含めて四国開催のグランプリウエストで
5戦して、5戦とも決勝戦を撞いてます
（そのうち優勝3回）。
なので、『きっと今回も行けるはず』って
思いながらやってました」
――球は絶好調という訳ではなかった。
「はい。『ジャパンオープン』（7月）が
終わってひと息ついてしまいましたね。
ちょっと気が抜けてしまったというか。
今大会まであと一週間ぐらいになった時に
慌てて調整を始めたような感じでした。
そんなに良い状態じゃなかったから
気負うこともなかった。
『まず予選ラウンドを抜けられたら良いな』
ぐらいしか考えてなかったです。
それが良かったのかもしれないですね。
で、予選1試合目（vs 溝渕一洋アマ）は
そこそこ撞けて、
2試合目（vs 青山和弘）は良くない場面も
あったけど、運勢も味方してくれて。
決勝ラウンド一発目（ベスト16 vs 田中汰樹）は、
あの日のベストマッチでした。
ベスト8（vs 山川英樹）は
僕が最初の2ラックでミスをして。
いつもだったらそこで自分にキレたり、
すねたりしてたと思いますけど、
今回は冷静でしたね。
『ベストの状態じゃないのに、
ベストの時のように撞いてしまった
自分が悪い』という感じで」
――だいぶ落ち着いていたんですね。
「ほんと一日を通して落ち着いてました。
自分に期待しすぎることがなく、
『今の俺はこんなものだから』と」
――準決勝と決勝戦は？
「さすがに遅い時間になってきて
疲れもあったし、テーブルもちょっと渋めで、
集中力をずっと保てていた訳ではないです。
準決勝は、酒井隼人アマに先に2点取られて。
酒井アマは上手だし、淡々とよく入れる選手。
ただ、何回か大事なところでミスが出て、
それを僕がちゃんと拾えたのが良かった。
決勝戦はたぶんよっしー（吉岡正登プロ）の方が
僕以上に疲れてたんじゃないかな（笑）。
前半によっしーがいくつかミスをしてくれて、
僕もそれなりに失敗しながらも
5-1までリード出来たんで、
それが大きかったと思います」
――プロ公式戦での優勝は約2年ぶりです
（2017年9月『GPW-5』以来）。
「やっぱり優勝するのはいいもんですね。
ダイサク（西嶋大策プロ）が先週頑張ってたでしょ？
（『GPE-4 in 大田区産業プラザ』で3位）
仲の良いダイサクの活躍はいつも励みになる。
『俺も頑張ろう』と思えました。
その割に調整が遅かったのは反省点ですけど（苦笑）」
――2019シーズンも後半戦に入っています。
「ここからまた状態を上げていって、
一つでも良い成績を残したいですね。
そうそう、僕、この優勝で
プロ入り以来『9勝』しているみたいです。
あと一つ勝って二桁に乗せたい。
それと、毎年秋（11月）の
『全日本選手権』はもちろん大きな目標ですけど、
選手権を含めてまたオープン戦で勝ちたいです。
『北陸オープン』（2013年）以来、
6年間勝ってないからね。
あとは、具体的に決まっているものはないけど、
近々また海外に行きたいなとは思ってます。
来月の『チャイナオープン』ステージ1は、
ヒデ（弟の北谷英貴プロ）が行くから、
お店（福岡の『淡路』）のこともあって
2人一緒には行けないんで、
そこはヒデに頑張ってもらって。
規模とか格とかは関係なく、
いずれ海外大会に行きたいと思います」
（了）
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