9/14~9/15に愛知で行われた
『東海グランプリ』
(男子10ボール・女子9ボール)。
大会6年ぶり4度目の優勝を飾り、
2019シーズン3勝目をマークした
河原千尋プロの談話をお届けします。
※男子優勝の北谷好宏プロの談話はこちら。
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Chihiro Kawahara
1985年1月5日生
JPBA39期生
JPBA女子年間ランキング1位・8回
(2010年、2011年、2013年、2014年、2015年、2016年、2017年、2018年)
『ジャパンオープン』優勝2回(2013年、2015年)
『全日本女子プロツアー』優勝10回
『関西オープン』優勝5回
『東海グランプリ』優勝4回
『大阪クイーンズオープン』優勝3回
(※前身の『全日本女子ナインボールオープン』優勝3回(3連覇))
『セントラルレディースオープン』優勝2回
『北陸オープン』優勝2回
『関東レディースオープン』優勝3回
『全日本選手権』準優勝3回
アジアンインドアゲームズ銀メダル2回、銅メダル1回
2015年『女子9ボール世界選手権』4位
2016年『アムウェイカップ』3位
2016年『女子9ボール世界選手権』準優勝
その他、優勝・入賞多数
『アンセーズ』(大阪)所属
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――東海で4度目の優勝。まずは今のお気持ちを。
「優勝できて良かったです。
国内のオープン戦では、何回目の優勝か
ということを意識することはあまりないです。
『ジャパンオープン』や『全日本選手権』に
なってくるとまた話は別ですけど。
それより気にしているのは、
年間で何回優勝しているかですね」
――今年はこれで『関東オープン』
『大阪クイーンズ』に続く3勝目です。
年間ランキング争いも頭にありますか?
「そうですね。
『全日本選手権』(11月)の前、
9~10月にある、
『東海グランプリ』、
『九州レディース』、
『北陸オープン』。
この3大会はかなりランキングを意識して
臨んでいます」
――東海グランプリの2日間、
プレー内容の自己評価はいかがでしょうか?
「すごくよく撞けてました。
自分の中では、決勝戦を除くと
あまり危ないところはなかったと思います」
――決勝戦(vs 平口結貴)は、
河原プロはマスワリはなく、
軽快に走るという展開ではありませんでした。
「ブレイクの当たり自体は良かったので、
走って行けそうな形になれば、
行ってしまいたいなとは思ってたんですけど、
取り出しが見えてないとか攻められない
ということが多くて。
でも、ブレイクで取り出しの形を
作りに行ってる訳じゃないし、
特に決勝戦とかになると行ける形に
なることの方が少ないと思ってるんで、
『まあ仕方ないな』という感じで、
ネガティブに捉えてはいなかったです」
――思うようにならないのが普通、と。
「はい。そもそも試合って、
競って競っての展開でどちらかが
ゴールするというものだと思ってますし、
ブレイクで見えないとか、
走れる形にならないからといって
イラついたところで何の得にもなりません。
そこは気にせずに、
プッシュアウトでもセーフティでも、
とにかく相手に難しい球を
送り続けるしかないですよね」
――中盤、相手がマスワリ3連発で
追い上げてきた時も特別焦ることはなく?
「そうですね。
平口プロはブレイクで1番の形を
ちゃんと作りに行ってましたし、
『さすがだな』っていう感じで見てました。
あの展開、あの相手の状態は、
去年の東海の決勝(平口プロが勝利)を、
思い起こさせるものがありましたね。
彼女が連チャンしだした辺りで、
正直、『もう私にオープンな球は
回って来ないかもしれないな』
と覚悟してました」
――今回は終盤に河原プロが再逆転で
優勝(7-5)した訳ですが、
6点目の1番からの取り切りと
上がりの3番からの取り切りは、
河原プロらしい、丁寧で安定感ある
ものだったと感じました。
「ああいう状況だったので
ちょっとフワフワしてましたけど、
自分に出来る最善のことはやれたと思います。
普段だったらなにげなく取れるような
配置だったと思いますけど、
あの場面ではそうも行かないだろうから、
取り方を変えたんです。
あの時の自分でも取れる形にしました」
――少しさかのぼりますが、
7月の『ジャパンオープン』はベスト32。
9月の『チャイナオープン』はベスト16でした。
「ジャパンオープンでは明確な反省点がありました。
技術面で自分が無知だったというか
腕がなかったというか。
その部分を復習して、ちゃんと練習してから
『チャイナオープン』に臨んで。
結果ベスト16で負けましたけど、
反省は活かせていたと思いますし、
自分のプレーは出来てました。
初戦だけあまり良くなかったですけど、
それ以外は大きな反省点はなかったですし、
納得は行ってます。
その状態のまま東海に来られたと思います」
――今週末には『九州レディース』があります。
どんな準備をしていきますか?
「あまり時間はないので、
新しいことには手を付けられないですから、
東海の前にやっていたことをやるだけです。
去年、九州では準優勝だったので、
最低でも決勝戦は撞きたいなと思ってます。
気持ち的にも良いテンションを保てているので、
このまま福岡に行って来ます!」
(了)
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