日本を始めとして世界各国で
競技プレイヤー層を中心に強い支持を
得ているハイクオリティ積層タップ、
『斬』(ZAN)。
多くの日本のプロプレイヤーも
斬タップを使っていますが、
今回は、2003年&2019年
『東海グランプリ』覇者、
北谷好宏プロにご登場いただき、
タップに求める性能・性質や、
斬タップの良いところなどをうかがいました。
…………
語り手:北谷好宏プロ
聞き手:BD
――いつから斬タップを使っていますか?
「たぶん3、4年前からです。それまではずっと他メーカーの積層タップを使ってたんですけど、スポンサーのSessionさんが斬タップ代表の湯山プロと繋がりがあって、斬タップを推薦されたという流れですね」
――今『M』を使っているとのことですが、それは初めから?
「最初は『ハイブリッドマックス』を付けたのかな。でも、僕には食い付き力が高すぎて、キレすぎるんですよ(=スピンがよく乗り、キュー切れが出過ぎる)。手球のコントロールがしづらい時があるなと。ちょうどその頃、大井(直幸)プロとタップの話になったんですけど、アイツはMを使ってて『M、いいよ』って。それでMにしてみたら僕にはちょうどよい感じでした。打感が良くて、スピンのコントロールもしやすいです」
――そもそも北谷プロのタップの好みとは?
「僕は道具については全然うるさくない方だと思います。タップなら『とにかくキューミスしないやつ』(笑)。まずそれが一番。実際斬タップになってから、試合でキューミスすることが限りなくゼロに近付いてると思います」
――硬度(硬い・柔らかい)についての好みは?
「硬すぎるのと柔らかすぎるのが合わないぐらいかな。硬すぎるタップはキューミスしそうなイメージがあるし、硬い……というか強いタップってスピンがかかりやすいから、思ってもみないキレが出ちゃう時がある。手球が動きやすくなっちゃうんですよね。それを抑制しながら撞くのって難しいし、特に引き球を撞く時にストレスを感じやすい。反対に柔らかすぎるタップは『びよーん』という打感が好きじゃないです」
――北谷プロが強靭なタップを使うと手球のコントロールがしにくくなる、と。
「そうですね。僕にとっては斬タップの中では『M』が一番、手球のコントロールがしやすい。もちろんキレを出そうと思ったら余裕で出せるし、キューミスはしないし、すごく実戦で扱いやすいタップです。僕は普段、特設会場の新ラシャ、具体的に言えば『全日本選手権』(11月)のあのコンディションをイメージしながら練習していて、道具もあそこに合わせています。新ラシャは手球を動かしやすいじゃないですか。だから、高性能なタップだと動きすぎてしまうのが怖いんですよね。それだったら標準的なタップで、必要な時だけ自分の腕でキレを出せば良いかなという考えです」
――タップ交換の頻度はどのぐらいですか? 自分でやってますか?
「僕は長持ちする方だと思います。だいたい3ヶ月から半年に1回替えるぐらい。僕はタップ交換は出来ません。自分でやるとタップがどっか飛んでいきます(笑)。なので、うちの親父(キャロムのプロであり、キューブランド『AWJ』代表の北谷好美氏)に任せてます」
――北谷プロ的・お取り替えサインとは?
「『硬くなってきたかな』とか『厚みが薄くなってきたかな』と感じた時。あとは公式戦のスケジュールとの兼ね合いで。例えば今付いてるタップは7月半ばの『ジャパンオープン』の前に付けたヤツで、『北陸オープン』(10月半ば)までは持つだろうけど、『全日本選手権』(11月半ば)までとなると厳しいかもしれない。打感や厚み次第ですけど、たぶん北陸オープンが終わったら替えると思います」
――普段はどんなメンテナンスを?
「新品の厚い状態はあまり好きじゃないんで、タップ交換直後に天面の革を2、3枚削って、Rを付けて、あとはほとんどそのままです。普段は試合の前にヤスリで天面を揉むのと、側面が膨らんできたら削るぐらいですかね」
――湯山プロとタップについて話をしたことは?
「以前何回かあります。僕はそんなにタップにこだわりがある方じゃないけど、さっき言った、『キレが出すぎると使いづらくて……』という話はしましたね。たしか湯山さんは初めのうちはハイブリッドマックスを推しておられたけど、『僕にはちょっと硬くて、キレすぎるかな』という感じで。結果、Mに落ち着きましたけど、僕にはすごく合ってるし、キューミスしないので気に入ってます。この先もこのタップから離れることはまずないでしょうね。そのぐらい信頼しているし、これで全日本選手権で上を目指します」
(了)
※土方隼斗プロの斬タップ談話
※大井直幸プロの斬タップ談話
※河原千尋プロの斬タップ談話
※界敦康プロの斬タップ談話
※斬タップ代表・湯山功プロの
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