10/19〜10/20(日)に
開催された『北陸オープン』。
男子優勝者の赤狩山幸男プロの
談話をお届けします。
→女子優勝の河原千尋プロの談話はこちら
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Yukio Akagariyama
2011年ナインボール世界チャンピオン
ニックネームは「カーリー」
1975年3月13日生まれ
大阪府出身・東京都在住
JPBA32期生
2002年『中国オープン』優勝
2006年&2010年『全日本選手権』3位
2006年『ドーハアジア大会』日本代表
2007年『インドアゲームズ』日本代表
2009年&2012年『チャイナオープン』3位
2011年『テンボール世界選手権』3位
2011年『ナインボール世界選手権』優勝
2012年『世界チーム戦』準優勝
2016年『全日本14-1選手権』優勝
2019年『北陸オープン』優勝
他、東西の男子プロツアーでは優勝・入賞多数
グランプリイーストでは通算3勝
BAGUS所属
PREDATOR BK RUSH ・Air 2使用
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――大会の感想を。
「北陸オープンの決勝戦を撞いたのは3度目。
今回はまあまあ撞けていたかなと思います」
――2日間の自己評価は?
「75点~80点ぐらいですかね。
シュートミスをしていたし、
『今考えるとあそこは……』という
チョイスミスも何回かありました。
それと、気持ちを上手く
コントロール出来ずに構えに入った
球も何球かありました。
ですが、そういった反省点はありつつ、
そこそこ撞けたという実感もあります。
普段より2~3割増しでマスワリが
出ていたような気がしますし、
それが勝因の一つと言えると思います。
マスワリが続くことで、
僕に少し余裕が出来て、
相手に少しは焦りが出るとしたら、
やっぱり勝つチャンスが大きくなりますから。
それに加えて、今回は比較的撞くペースも
速めで行けたかなと思います」
――マスワリが多かったというのは、
オープンレストでのブレイクが
功を奏したというのもあるでしょうか?
「決勝日はそうですね。
もともとパターンの一つとして、
オープンレストのブレイクは練習していました。
でも、大会初日はほとんど
スタンダードブリッジで打ってました。
決勝日のテーブルコンディションが
だいぶ良くてボールの転がりもきれいだったので、
『今日はオープンで行ってみようかな』と。
結果的にその判断が良かったと思います」
――決勝戦(vs 栗林達)の序盤は
赤狩山プロがリードしていましたが、
中盤で相手が追い上げて来ました。
あの辺りを振り返ると?
「たしか僕が6-2に出来るはずの
マス(第8ラック)で、
僕が2番をシュートミスをして
そこから5-5に追い付かれたんですよね。
第11ラックは1番のセーフティ戦から
僕が6点目を取って、7点目はマスワリ。
あのマスワリがすごく大きかったです」
――あの7点目のマスワリは、
取り出し(1番)は撞きづらで
ただ入れるだけしか出来ない形。
3番がロングの球になりました。
「そう。あの3番はもちろん
好んで撞きたい球じゃないけど、
守れないし、攻めるしかなかった。
『ちゃんと身体を残して撞こう』
とだけ考えてました」
――上がりのマスは、相手が7番でミス。
7番8番10番の残り3球で赤狩山プロに
ターンが回ってきました。
「僕は7番を入れて8番にフリを付けて
出したかったんですけど、
8番が真っ直ぐになってしまった。
なので、引き球で大きく回して
出すことにしました。
自分では一番良いチョイスだと
思ってのことですけど、
少し緊張感はありました。
タップの交換時期を逃していて
結構硬くなっていたので」
――2017年8月の『GPE-5』以来、
約2年ぶりの優勝です。
「ここのところ自分自身のコンディションは、
良くもなく悪くもないという状態が
続いていたと思います。
ただ、内容の良い試合は
そんなに多くはなかったですね。
内容が良ければもっと勝つチャンスは
あったと思う。単純にまずそこです」
――今年は『USオープン』、
『アジア選手権』、
『10ボール世界選手権』といった
海外トーナメントに参戦しましたが、
上位進出は出来ませんでした。
「内容が伴ってなかったら、
やっぱりそうなっちゃいますよね。
『もう1ランク上の内容で撞かなければ、
チャンスは来ない』という意識は
常に持って出ているんですが、
なかなか上手く噛み合ってなかった。
海外の大会に出るともちろん今も刺激はあるけれど、
経験値が今でもどんどん新しく
積み上がって来ているかというと……
もう僕のキャリアだとそこまではね(苦笑)。
でも、今回の北陸オープンは、
『もう1ランク上の内容で』という思いは
少しは形に出来ていたかなと思います。
ミスもあったけど、ある程度は撞けたかなと」
――2019シーズンもあとわずかです。
「『全日本選手権』(11月)と
『9ボール世界選手権』(12月)という
大きな試合が控えているので、
やはり常に心身のコンディションを整えて、
気持ち的には今以上に追い込んで
戦える状態を作っておきたいですね。
たえず良い状態でいるのは当たり前で、
さらに運勢が味方してくれないと
勝てないのがビッグトーナメント。
そして、良い状態の選手に運が寄って行く
という光景を何度も見てきました。
だから、まずは自分自身の状態を
高めておきたいです。
おかげさまで、今年は
9ボール世界選手権の日本予選を
通過できたので、カタールに
ステージ1から行かなくて良いというのは、
気持ち的にはだいぶ大きいです」
――最後に、ファンや応援してくれた方へ一言。
「まず、大会運営に携わった
JPBA北陸支部の皆様や北陸のクラブ員の方々、
大会協賛各社さまに御礼申し上げます。
そして、ファンの方、スポンサーの皆様の
応援やサポートのおかげで
優勝することが出来ました。
ありがとうございました。
今後も応援よろしくお願いします」
(了)
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