先週末の『北陸オープン』
女子の部(9ボール)で優勝した
河原千尋プロの談話をお届けします
(男子優勝、赤狩山幸男プロの談話はこちら)。
河原プロにとってはプロキャリア15年目で
初の「年間5勝」となりました
(※年間4勝は過去4度あり)。
河原プロが所属する大阪の
『アンセーズ』では、11/4(月・祝)を、
「月曜だけどちょこっと営業
ゆるっとチャリティー」の日とし、
河原プロの3ラック先取チャレンジマッチも
行うとのこと。詳しくはこちらをどうぞ。
…………
余談ですが、
毎年開催数が同じではないので、
単純な比較は出来ませんが、
近年、他プロでは、
栗林美幸プロが2008年に6勝(年13戦)、
梶谷景美プロが2009年に5勝(年14戦)、
というデータがあります
(梶谷プロはさらにさかのぼれば、
年8~10勝という年もあります)。
…………
Chihiro Kawahara
1985年1月5日生
JPBA39期生
JPBA女子年間ランキング1位・8回
(2010年、2011年、2013年、2014年、2015年、2016年、2017年、2018年)
『ジャパンオープン』優勝2回(2013年、2015年)
『全日本女子プロツアー』優勝10回
『関西オープン』優勝5回
『東海グランプリ』優勝4回
『大阪クイーンズオープン』優勝3回
(※前身の『全日本女子ナインボールオープン』優勝3回(3連覇))
『セントラルレディースオープン』優勝2回
『九州レディースオープン』優勝1回
『北陸オープン』優勝3回
『関東レディースオープン』優勝3回
『全日本選手権』準優勝3回
アジアンインドアゲームズ銀メダル2回、銅メダル1回
2015年『女子9ボール世界選手権』4位
2016年『アムウェイカップ』3位
2016年『女子9ボール世界選手権』準優勝
その他、優勝・入賞多数
『アンセーズ』(大阪)所属
使用タップは斬
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…………
――プロキャリア15年目で初の『年間5勝』。
大会前から頭にありましたか?
「はい、なんとなくは。
9月の『九州レディース』で優勝した時に、
『ああ、これで今年4勝目だ。
北陸で勝てたら5勝か』と。
『絶対5勝しなきゃ!』とは思ってなくて、
『出来たらいいなぁ』ぐらいの感じでした。
今回5勝目を挙げることが出来て
もちろん嬉しかったですけど、
でもどうでしょう……
『全日本選手権』で優勝することの方が
嬉しいんだろうなと思います(笑)」
――今年は国内女子プロ大会が12戦ありますが、
近年、少ない年で9戦、平均は10~11戦です。
5勝というのはほぼ半分になります。
「ああ、そう考えると、
5勝というのは結構な確率というか、
大変な数字なんだなと思いますね」
――今まで4勝を挙げた年は4年ありました
(2011年・2014年・2015年・2018年)。
「何回か4勝の年があるなという記憶はありました。
『今年、結構勝ってるな』という年でも、
『ああ、やっぱり4勝か』ということがあったので」
――以前から「試合は全部勝つつもりで」という
言葉を口にされることが度々ありました。
それは『一つでも多く』という気持ちからですか?
「そうですね。やっぱり単純に
『年間でどれだけ優勝しているのか』は、
プレイヤーを評価する上で、
誰にでもわかりやすい数字だと思いますから」
――そして、「年間ランキングを意識して臨む」と
全て勝ちました。
「それも嬉しいですね。
今回北陸で勝てたのは、
平口結貴プロが出ていなかった
(中国遠征のため欠場)というのは
もちろん大きかったと思います。
トッププロが一人いないと
大会は大きく変わってきますし、
当然こちらのチャンスは大きくなります」
――2日間、よく撞けていたと思いますか?
「うん、撞けてましたね!
予選からほぼ全ての試合で
『自分の力を出せているな』
『アベレージが上がってきてるな』
という感覚がありました。
東海でも九州でもそうだったんですけど、
60~70点の試合はほぼなかったなと。
どの試合も80点ぐらいは
付けても良いんじゃないかと思います」
――決勝戦(vs 梶谷景美)、
先にリードしたのは河原プロでしたが、
終盤に相手に追い付かれました。
「私が9番を2回ミスしてますし
(第3ラックと第8ラック)、
第7ラックで4番をミスしてるので、
それはああいう展開になってしまうよなと。
ただ、あの3つのシュートミスは、
今振り返ってもよく原因がわからなくて、
『何が起こったんだろう?』と
首をかしげるぐらい不思議な感覚でした。
別にメンタルが乱れていた訳でもなく、
その後、気持ち的に引きずることもなく、
それ以外の球に違和感はなかったので……」
――ミスの原因を強いて言うなら
技術的なことでしょうか?
「あとあと思い返してみても、
明確に『これ』というのはないんですけど、
もしかしたら撞く時に
『視界が広がってしまっていた』
というのはあるかもしれません。
ボールの接点に向けて
視界を絞れてなかったのかなと。
普段からそんなにぐ~っと狙わなくても
入れられるように練習しているつもりですけど、
あの時は少し大雑把だったのかもしれないです。
あと考えられるのは、
構えた時の軸足のズレぐらいですかね。
そういったところをきっちり潰せるように、
普段の練習からやっていくしかないですね」
――決勝戦の最終ラック
(6-6で迎えた第13ラック)は、
梶谷プロが1番をバンクで入れましたが、
手球が隠れてしまい、空クッションで
2番に当てに行くもファウル。
「おそらく梶谷プロの1番バンクは
セーフティメインのアンドセーフで
撞いたのが入ってしまったのだと思います。
もし1番が入らずに残っていたら、
私にとってかなりきついセーフティに
なっていたと思います。
で、私が空クッションでファウルして、
相手がフリーボールから取り切って
負けちゃうのかなぁ……
というところまで正直想像しました。
自分があれだけミスをしていたので、
『負けるかも』というのは頭にありました」
――実際はフリーボールを得た河原プロが
2番から取り切って上がった訳ですが、
あの取り切りの時は落ち着いていましたか?
「落ち着いてはいましたけど、
一気に緊張が襲ってきました。
『あ、今、きてるな』と自覚出来るぐらい。
日曜日の3試合(ベスト8、準決勝、決勝戦)の
中で一番緊張した取り切りでしたね。
ただ、配置がめちゃくちゃ難しいかと言ったら
そこまでではなかったので、
緊張していても取らないといけないなと。
いつも通りしっかり撞くことを心掛けていました」
――今年はあと『全日本選手権』(11月)と
『女子9ボール世界選手権』(12月)を残すのみ。
「現時点で『世界選手権』のステージ2シードが
来ている日本選手は平口プロだけですが、
例年通りならあと数枠は日本に来るはずなので、
おそらく私も出られるだろうと思っています。
『全日本選手権』まではあと1ヶ月ですか。
9月~10月の3連戦で頑張ったので
今少しだけ休憩させてもらって(笑)、
それからまた本腰入れて練習します。
次の試合まで1ヶ月というのは
結構間隔がありますから、
コンディションのピークを
本番に合わせて持って来られるように、
練習の波と言いますか、
モチベーションと言いますか、
そういうところを意識して調整します」
(了)
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