〈BD〉「来年はまた積極的に海外に行きたい」――GPE-8優勝・羅立文の談話

 

12/8(日)に行われた、

今年のグランプリイースト最終戦、

GPE-8 in 六本木』。

 

優勝した羅立文の談話をお届けします。

 

…………

 

Lo Li-wen

1978年7月10日生

台湾出身・神奈川県在住

JPBA43期生

JPBA年間ランキング1位・1回(2010年)

『全日本14-1選手権』優勝4回

『北海道オープン』優勝3回

『関東オープン』優勝3回

『グランプリイースト』(GPE)では通算13勝

2010年『USオープン10ボール』準優勝

2015年~2017年『アジア選手権』3連覇

2016年『ワールド14-1』3位

他、優勝・入賞多数

神奈川県横浜市『POOL LABO』代表

Supported by UK Corporation

使用キューは『ZEN』(ゼン)

 

…………

 

 

――優勝の感想を。

 

「試合前から『勝つのは自分だ』という

強い気持ちを持って臨んでいました。

 

今年後半の自分の状態や、

ここのところのGPEの流れから、

『自分が優勝するしかない』

という自信を持っていたんです。

 

その気持ちの通りに優勝出来たことに

すごく満足感があります。

 

内容も伴っていたと思いますので、

『良い仕事が出来た』という気持ちです」

 

――ベスト16から4試合を戦いました。

どれも納得行く内容でしたか?

 

「はい。よく撞けていたと思います。

 

準決勝はヒルヒルになりましたけど、

あの試合は、高橋(邦彦)プロも

フミ(羅立文のこと)も高い集中力を発揮して、

出来ることを出し尽くした感じがあります。

 

互いにミスもありましたけど、

それはミスしてもしかたのない

球ばかりだったと思います。

 

自分としては、場面に応じたスタイルで

撞けたことが良かったです。

 

軽快なリズムで撞くべきところは撞くけど、

雑にはなってなかったと思うし、

丁寧に撞くべきところでは

そう出来ていたと思います。

 

最後はマスワリフィニッシュで

勝てましたけど、あれはバンキングを

取っていたおかげですね(笑)」

 

――決勝戦(vs 大井直幸)については?

 

「決勝戦で使ったテーブルは、

ブレイクで的球を入れるのは難しくはないけど、

取り出し(手球と1番の位置関係)を

コントロールするのが少し難しかった。

 

フミはまだ良かったけど、大井プロは

それに苦しんでいたんじゃないかなと思います。

 

フミは3回マスワリが出せて、

7-2で先にリーチをかけることが出来ました。

 

今回のフォーマットは

交互ブレイクの8ラック先取なので、

その時点でとても有利だなと思っていました。

 

相手に追い掛けられても、

必ず何回かブレイク番は回って来ますから」

 

――大井プロとは今年6度目の対戦で、

そのうち決勝戦で4回当たっています。

互いに意識するところもあったのではないかと。

 

「はい、たぶんそれはあったと思います。

 

互いに認め合っていますし、

ライバルと言えばライバルですし、

やりにくいと言えばやりにくいし……。

だからフミも多少硬くなっていたと思います。

 

たぶん大井プロも

そうだったのではないでしょうか。

普段通りサクサク撞くことは

難しかったと思います。

 

でも、互いにすごく状態が良くて、

マスワリ合戦になる試合もあるし、

一方的な結果になる試合もあるので、

毎回ああいう展開になる訳ではないですけどね」

 

――決勝戦の7-2時の第10ラックで

羅プロは6番のカットをミス。

上がれるチャンスを1回失ってしまいましたが、

あれは難しい球だからしょうがないという

気持ちだったでしょうか。

 

「その通りです。

 

あの6番はイレイチだったら入るけど、

8番に当たらないようなポジションの

ラインを作ろうと思うと難しいです。

それで入れの精度が落ちてしまいましたね。

 

でも、ミスしてもしょうがない球ですし、

全く焦ることはなかったです」

 

――最後の第12ラックは、

6番のセーフティ戦で大井プロがファウル。

羅プロがフリーボールから5球を取り切って

上がりました。

 

「配置を見て『よし、優勝出来る!』と。

 

ただ、7番から8番のポジションは

簡単ではなかったので、

丁寧に組み立てていました。

8番にちゃんと出せた時に優勝を確信しました」

 

――2019年のGPEで3勝。自己評価は?

 

「今年が11年目のGPEですが、

8戦中決勝戦を6回撞いて優勝3回・準優勝3回

(※あとの2回は、3位1回・5位1回)。

 

これは結果から言っても

一番良い年だと思います。

 

特に今年の後半は、内容的にも

本当に良くなってきたなと思いました」

 

――それは何度か語ってくれたように、

『プレースタイルの改良』が

上手くいったからですか?

 

「そうですね。

 

それと、フミは自分のお店

(横浜『POOL LABO』)で

レッスンをしていますが、

 

生徒さんに教えながら、

自分も学んだり、発見したりということが、

今でもたくさんあります。

 

セオリーやメソッドをもっと研究して、

それに基づいて自分自身を強化していき、

そこに自分が理想とする

スタイルをミックスしていく。

 

その連続で今のプレースタイルが

形作られてきたと思います。

 

そのおかげで、今年後半は

『GPE』でも『全日本選手権』でも、

自分でも進化を感じられました。

 

『進化』という言葉は、今までBDの

取材で何度か言ったと思いますけど、

今年後半は本当に進化出来たと思います。

 

POOL LABOのお客さんや生徒さんや

フミの奥さんも、フミのプレーを

見ていてわかるみたいです。

 

『今の羅立文は、すごく自信を持って

撞けているように見える。

判断が早くて、落ち着いている』と」

 

――来シーズンが今から楽しみですね。

 

「はい、周囲の方々からも

そう言われていますし、

自分自身でも楽しみです。

 

おかげさまで『POOL LABO』も

少しずつ安定してきたので、

 

来年はまたプレイヤー活動にも力を入れて、

積極的に海外遠征にも行きたいと思っています。

 

自分のこのプレースタイルが

日本国内だけじゃなく、世界にも通用したら、

もっともっと強くなれると思っています。

 

今の羅立文のプレースタイルや、

日台のハイブリッドビリヤードセオリーに

興味のある方はぜひ、

POOL LABOに足を運んでください。

 

フミがお店にいる時は、

ワンポイントアドバイス、相撞き、

レッスンなど色々と出来ますので、

ぜひお気軽に話し掛けてください。

よろしくお願いします!」

 

(了)

 

 

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