今年韓国でスタートした
スリークッション（3C）の新プロツアー、
PBA / LPBA。
現在行われている『第6戦』
（スポンサーはSKレンタカー）のLPBA（女子）で、
女子9ボール世界チャンピオン2回の
金佳映（キム・ガヨン）が、
初めての優勝を飾りました。
決勝戦の相手は、3C国際イベントの
レフェリーとしても知られる
リュウ・ジウォン（Ryu Ji Won）選手。
セットカウント3-1
（11-6、11-7、9-11、11-4）で、
金佳映の快勝でした。
以前、BDでは、LPBAで奮闘中の
金佳映のインタビューを紹介しました。
当時よりさらに厳しいトレーニングを積み、
腕を磨いたのだと思いますが、
今大会の映像を見ていても、
もともと3Cの選手だったのかと思うぐらい、
小気味いいテンポで堂々とプレーし、
当てそうな雰囲気が全身から漂っていました。
プール（ポケットビリヤード）の大会で
我々がよく見てきたあの「ガヨン様」です。
ガヨン様はこれまでLPBAで22試合を戦って、
アベレージが「0.881」
（LPBAプレイヤー全体の2位）。
これは女子3Cの世界では、
ワールドトップクラスに準ずるレベルと
言って良いだろうと思います。
女子9ボール世界選手権の
2004年&2006年チャンピオンであり、
つい昨年まで優勝候補の一人として
9ボールをプレーしていた金佳映が、
今年の女子9ボール世界選手権には出ず、
同じ日の3Cイベントで優勝。
ケリー・フィッシャーが中国で
ゲームボールを入れたまさにその頃に、
韓国ではこのLPBA第6戦決勝戦がスタート。
そして、金佳映が3Cクイーンに。
時代の変遷を感じた一日でした。
また、アイドル的な人気を博し、
結婚にともなう競技活動休止期間を経て、
LPBAを復帰の場として選んだ
韓国プールトッププレイヤー、
車由蘭（チャ・ユラム）は、
今大会でサバイバルラウンド
（4人撞きラウンド）を3回勝ち抜け、
ベスト8まで進みました（5位タイ）。
今年は「ワイルドカードプレイヤー」として、
いうなればゲスト参加している立場の
金佳映と車由蘭。
2人が今後正式なLPBA所属プレイヤー、
すなわちキャロムプレイヤーとして
新たな競技人生を始めるのかどうか、
あるいは、引き続きキャロムと
プール（ポケットビリヤード）
両立の道を模索していくのか、
2020年に明らかになるでしょう。
なお、日本から参戦していた男女6名の選手
（小林英明、界敦康、界文子、林奈美子、
東内那津未、小林諒子）は上位進出ならず。
ベスト32までで全員が敗退しています。
大会概要や他の日本選手の戦績などは、
以下のサイトも参照ください。
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※PBA / LPBAに参加している
日本選手情報。PBA Japan Players
※PBAツアーの経過・結果はこちら
※PBAツアー公式サイトはこちら
※PBAツアー公式FBはこちら
※PBAツアーを配信している
Billiards TVのYouTubeアカウントはこちら
※第1戦（2019年6月）の結果記事はこちら
※第2戦（2019年7月）林奈美子3位の記事はこちら
※第3戦（2019年8月）林奈美子準優勝の記事はこちら
※第4戦（2018年9月）小林諒子3位の記事はこちら
※第5戦（2019年11月）東内那津未4強確定の記事はこちら
※キャロムNo.1プレイヤー、
F・コードロンの、PBAへの移籍ニュース
（2019年3月）についてはこちら
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