JPBAの2020年開幕戦、
(1/25〜1/26)で6度目の優勝を飾った、
河原千尋プロの談話をお届けします。
表彰式直後に取材しました。
簡潔にではありますが、
2019年の感想と
2020年の目標もお聞きしています。
…………
Chihiro Kawahara
1985年1月5日生
JPBA39期生
JPBA女子年間ランキング1位・9回
(2010年、2011年、2013年、2014年、2015年、2016年、2017年、2018年、2019年)
『ジャパンオープン』優勝2回(2013年、2015年)
『全日本女子プロツアー』優勝10回
『関西オープン』優勝6回
『東海グランプリ』優勝4回
『大阪クイーンズオープン』優勝3回
(※前身の『全日本女子ナインボールオープン』優勝3回(3連覇))
『セントラルレディースオープン』優勝2回
『九州レディースオープン』優勝1回
『北陸オープン』優勝3回
『関東レディースオープン』優勝3回
『全日本選手権』準優勝3回
アジアンインドアゲームズ銀メダル2回、銅メダル1回
2015年『女子9ボール世界選手権』4位
2016年『アムウェイカップ』3位
2016年『女子9ボール世界選手権』準優勝
その他、優勝・入賞多数
『アンセーズ』(大阪)所属
使用タップは斬
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…………
――まず、優勝の感想を。
「本当に嬉しい。
優勝って嬉しいものですね(笑)」
――シーズン開幕戦での優勝は
やはり気持ち良いものでしょうか?
「めちゃくちゃ気持ち良いですね~(笑)。
『もっと練習しよう』って思いますよね」
――今日(決勝日)の3試合の出来とは?
「ほぼ思った通りに撞けていたと思います。
ちゃんと『こういうふうに撞こう』と
決めてプレーできました。
中途半端なショットとかジャッジは
ほとんどしてないと思います」
――いつもと同じように淡々と
プレーしているように見えました。
緊張感はありましたか?
「今日はそこまで緊張してない方だったと
思います。緊張する時はもっとするので。
昨日の予選の方が緊張感がありましたね。
年明け初戦だったので、単純に試合を
することに対して緊張してました」
――決勝戦の相手は府川真理プロ。
府川プロは初ファイナルでした。
対戦を楽しもうという気持ちもありましたか?
「はい、ありました。府川プロも
だんだんと成績を上げてきていますし。
もちろん誰が相手でも、こちらのプレーや
ジャッジは変わらないですけど、
『頑張らないとな』という気持ちでした」
――決勝戦は府川プロのマスワリで始まりました。
特に慌てることもなく?
「そうですね。
府川プロは初ファイルの1マス目で、
難しい球もありながら、
しっかり取り切ってましたよね。
『良いモードに入ってるな』と感じました。
と同時に、
『このまま最後まで行き切られることは
まずないはず。チャンスはきっとある』
と思っていたので、
気持ちは落ち着いてました。
なにかの形で球は回って来るだろうし、
その時にどう撞くかだなと」
――実際、府川プロは序盤に
8番や9番のミスがありました。
「あの辺りは外れると思ってなかったし、
期待もしてなかったので、こちらとしては
単純に『ラッキーだな』という感じです。
そこからは私が撞く時間が長くなり、
主導権を握れたと思います」
――ブレイクも含めて気持ち良く
撞けていたと言えるでしょうか?
「そうですね。
私はブレイクで配置を作りに行っていないので、
正直、運勢次第という感覚で割ってます。
今日は配置に恵まれていたと思います。
ただ、私も得点を重ねている時に、
『このままずっと行けるだろう』
とは思ってなかったです。
シュートなりポジションなり、
少なくとも1回はなんらかのミスを
するだろうと思ってました。
私の想像の中で一番ありそうな流れとして、
ポジションミスをして、
セーフティをすることになって、
相手に撞かせる時が来るだろうなと。
そうなった時に、少しでも
相手が嫌がるようなセーフティをして、
ちょっとドロドロっとしたゲームにするのが
良いのかな、ということまで考えてました」
――実際はそこまでの展開には
ならなかったですね。
「ですね。基本的には
私が良い感じで取れていたと思うので。
でも、『あと1回はこっちから
何らかの形で回してしまうだろう』
というのは頭にずっとありましたし、
『その1回』を見越して、そうなったら
こうしようということは考えてました。
そこまで考えられてるというのは、
頭が冴えてたってことかもしれませんね」
――わかりました。話は変わりますが、
昨年(2019年)河原プロは5勝を挙げて、
7年連続9回目のランキング1位を獲りました。
ご本人にとってはどんな1年だったでしょうか。
「年間5勝は初めてでしたし、
嬉しかったですね。
2019年がどういう年だったか……、
さらにレベルアップをしていくために、
取り方にしても撞き方にしても、
考えて考えて考え抜いた1年だったかな。
少しでも実力の底上げをするために
練習の内容から考えていって、
実際にそれに取り組んで、
試合の本番でちゃんと使えるようにしていく……、
というか、それを使うというジャッジが
ちゃんと本番でできるようにしていく。
それをずっと積み重ねていた年でした」
――秋に『東海グランプリ』
『九州レディース』『北陸オープン』と
3戦連続優勝を挙げて、
『全日本選手権』に臨みましたが、
結果は17位タイでした。
「全日本選手権は
『陳思明(中国。世界トップ女子選手)に
負けたのであれば仕方ないかな』
という気持ちもありますね。
彼女との試合でミスをしてしまいましたけど、
あれは自分でも納得が行ってます。
『こういう相手とこういう場面で撞くと、
こういうミスが出るんだな』ということを
再確認出来たなという感覚がありました。
今日の試合でもあったんですよ、
そういうミスが。
そのたびに『まだ足りないな』
『その練習がいるんだな』
ということを認識させられるというか。
普段撞いてたらなんてことない球なんですけど、
試合ではそれをミスしてしまう。
やっぱり試合でやってみなきゃわからないですよね、
その力が本当に身に付いてきたかどうかは。
試合でそういう経験を積み続けるしか、
力を付ける方法はないんだろうなと思います」
――今年(2020年)も引き続き、
『実力の底上げ』がテーマになるのでしょうか。
「そうですね。それをベースに、
何か新しい発見をしたり、
新しいことが入ってきたら、
それを身に付けるための
練習もしようかと思っています」
――今年の目標は? 目指すタイトルは?
「何か特定のタイトルが欲しいという
気持ちはないですし、優勝回数に対する
こだわりもあまりないですね。
とにかく一つでも多く大会で勝ち上がっていき、
一つでも多く優勝したいというだけです。
でも……、年間ランキング1位だけは
どうしても意識してしまいますね。
まず『10回目の1位』を獲りたいです
(※あと1回)。
それを今年(2020年)で達成して、
さらに『10年連続の1位』になるように、
そこから2年連続(2021年と2022年)で
1位を獲れるように頑張りたいです」
(了)
※男子の部優勝の羅立文の談話はこちら。
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