〈BD〉「皆さんの『撞き方の最適化』を実現します」――プールワークアウトの新トレーナー・工藤孝代プロに聞いてみた

 

“ショット力向上”をテーマに掲げ、

そのためのフォーム・ストローク・

フィジカルの改善をはかる、

湯山功プロ主宰のパーソナルトレーニング、

『Pool workout』(プールワークアウト)。

https://www.pool-workout.com/

 

マスタートレーナー・湯山プロのもとで

津堅翔プロがトレーナー講習を受け、

2019年6月から関東を拠点に

プールワークアウトのレッスンを

行っていることは既報の通り

 

2020年に入って

工藤孝代プロと岡田將輝プロが

トレーナーの仲間入りをしました。

 

BDは、1月下旬に京都『BLOW』で

行われた「トレーナー講習会」の一部を見学。

 

 

その後、

マスタートレーナー湯山プロ(中央)、

 

トレーナーの津堅プロ(右2)・

工藤プロ(左2)・

岡田プロ(右)、

 

そして、湯山プロが代表を務める別事業、

『斬タップ』『ZAN ATHLEISURE』の

広報業務を担っている光岡純子プロ(左)、

 

5名それぞれに取材をしました。

 

一番手はプールワークアウト初の

女性トレーナーになった工藤孝代プロ。

 

工藤プロのレッスン

Pool Workout Okinawa)は、

工藤プロが所属・勤務する沖縄県宜野湾市の

ダンディー』で受講可能です。

 

出張レッスンのご要望があれば、

県外でも受講出来るとのことです。

 

…………

 

――まず、今回のトレーナー講習の一環として、実際に生徒さんに教える「無料モニター体験」を行いました。その感想からお聞かせください。

 

「様々なケースにどう対応するかというところで緊張感のある2日間でしたが、モニターの6名は皆さん異なるお悩みをお持ちだったため、私自身プールワークアウトのメソッドを色々な角度から理解を深めることが出来、とても有意義な機会となりました。今後も引き続き、マスタートレーナーの湯山プロから豊富な知識と的確なアドバイスの仕方を共有していただき、トレーナーとして日々パワーアップできるよう頑張ります。今回ご協力いただいた6名のモニター様と会場提供をしていただきました『POOL BLOW』様に改めて感謝申し上げます」

 

――さかのぼってお聞きしますが、プールワークアウトとの出会いは?

 

「2年ぐらい前だったと思います。まだプールワークアウトという名称になる前に、河原千尋プロが湯山功プロから教わったショット力向上の理論を、私に教えてくださる機会があったんです。最初は河原プロが私の先生だったと言って良いと思います」

 

――教えを受けた時の印象は?

 

「それまでの自分の中の常識を覆された感じでしたね。『今までキューを出さなきゃ出さなきゃと思っていたけど、それは根拠がなかったんだ。そんなことをしなくてもキュー切れは出せるし、女性でも確実にショット力がアップするメソッドだな』という印象でした。教えていただいたことを自分なりに噛み砕き、身体と動きで覚えて継続していきましたが、理論を完璧に落とし込めたとは言えず、出来る球もあれば出来ない球もありました。今思えば当時はフォームやキューアングルなど撞き方の『最適化』が出来てない球があったんだと思います」

 

――そこからは?

 

「大会の遠征先などで湯山プロとお会いした時に、一緒に練習させていただくことが度々あり、ある程度の下地があったところに湯山さんのアドバイスが入ってきて、より理解が深まっていきました。私は小柄でリーチが短いのでハードショットが全般的に苦手だったんですが、成功率が上がりましたし、手球を動かせる距離が目に見えて伸びました。純粋にプレイヤーとしてもっとこの理論を深堀りしていきたいなと思いました」

 

――教える側になった経緯は?

 

「1年ぐらい前に湯山さんから『女性のトレーナー候補を探していて。興味があれば』というお話をいただいて。でも、その時私は関東から沖縄に移ってまだ日が浅かったのと、当時はまだ湯山さん以外にはトレーナーがいなかったので、自分がトレーナーになるということがイメージ出来ず、踏ん切りがつかないまま時間が過ぎました」

 

――心を決めたきっかけは何だったのでしょう?

 

「2つあります。一つはプロとしてこれからの生き方を考えた時に、『レッスン』はやはり土台になると思いましたし、そこでプールワークアウトは強力なツールになると思ったからです。今までもレッスンはやっていましたが、より本格的にやってくことを考えた時に、確立されたメソッドがあるプールワークアウトなら需要が見込めるのではないかと思いました。多くの生徒さんの疑問や悩みの解消のお役に立てると思いましたし、早い上達も期待出来るので生徒さんに喜ばれるはず。教える側としても自信を持って教えやすいなと思いました」

 

――もう一つは?

 

「津堅翔プロ(沖縄出身)が2019年秋に沖縄に来た時に、プールワークアウトの出張レッスンもしていたんですが、そこで津堅プロと喋っていた時に彼の言葉に背中を押されたと言いますか。津堅プロがトレーナーになってからの経験を色々と教えてくださって、だいぶイメージ出来るようになりました。『これなら出来るな。いや、ぜひチャレンジしたい』という気持ちになり、そこからはトントン拍子でした。プールワークアウトを改めて津堅プロからみっちり教わって、理論をより深く理解して、自分なりに勉強して、テキストを作って、湯山プロにチェックをしてもらって……トレーナーとしての準備を進めていきました」

 

今後導入が検討されている、ビリヤードに役立つフィジカルトレーニングをトレーナー陣が体験
今後導入が検討されている、ビリヤードに役立つフィジカルトレーニングをトレーナー陣が体験

 

――工藤プロが思うプールワークアウトの良いところとは?

 

「一番の魅力は『誰でも取り入れられるメソッド』であること。フィジカルに自信がある・無いに関わらず、どんな方でも、あるショットに求められる要素を物理的に理解し、フォームやストロークの『最適化』をすることで、目に見えて進歩を実感することが出来ます。ショットのパワーやキレのレッスンはこれまで感覚や根性論で語られることもあったと思うんですが、プールワークアウトでは映像・画像も使ってテーブルで起きている事象を言語化してコンパクトに伝えますので、生徒さんも理解しやすいと思います」

 

――ひとりひとりに合った『最適化』の手法を教えるということは、トレーナーの果たす役割も大きいですね。

 

「はい、トレーナーは生徒さんの特徴を捉えて、効率の良いショットを生み出すためにフォームやストロークを修正するという重要なポジションを担っています。そして、修正した形を生徒さんがしっかり反復することと、修正前の形に戻ったりしないようにトレーナーがチェックし続けることも大事です」

 

――最後に、ビリヤードを教える上で工藤プロが大事にしていることは?

 

「生徒さんが少しでも進歩を感じて、喜んでいただくことがなによりも大事だと思っています。そのためにこちらは常に一生懸命向き合わなくてはなりません。その姿勢で今までもやってきましたし、これからも同じです。それに加えて、今後はプールワークアウトのメソッドを導入することで、生徒さんもご自身の状態・課題が認識しやすくなり、お悩みの解決の仕方がわかりやすくなると思いますし、今まで一歩進んでいたところを二歩三歩と早く進んで行ける可能性が大きいと思います。ビリヤードライフが楽しいものとなるよう、少しでもお役に立てれば幸いです」

 

(了)

 

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