この週末（2/15〜2/16）、
東京・池袋『ロサ』で行われていた
（※土曜の予選は他会場も併用）、
『関東オープン』と
『関東レディースオープン』。
それぞれ、土方隼斗（4度目）と
平口結貴（2度目）が優勝を飾りました。
…………
■関東オープン（男子）
36th Kanto Open (10-ball, Race to 8)
10ボールの8ラック先取で行われた
関東オープン。
土方隼斗が、ベスト16から、
内垣建一、
持永隼史アマ、
高橋邦彦という、プロ・アマの
トッププレイヤー達を破ってファイナルへ。
ファイナルでは、
近年上位進出も増え、
高いアベレージを維持している
東條紘典と対戦。
土方プロが8-5で勝利して、
自身4度目の優勝を決めました
（※2005年（当時アマ）、
2013年、2019年、今年）。
プロ公式戦での優勝は
2019年9月の『GPE-6』以来。
今季（2020年）初Vです。
敗れた東條プロは、
2015年『ハウステンボス九州オープン』
以来の優勝は叶わず。
優勝：土方隼斗 ……中央
2位：東條紘典 ……右2
3位：羅立文 ……左2
高橋邦彦 ……右
ベストアマ：持永隼史 ……左
決勝戦は互いにブレイクが入らず、
両者なかなか行ききれない展開に。
しかし両者とも
正確なシュートスキルと高い攻撃力を
持っているため、ワンチャンス来れば
ランアウトというスリリングなゲームでした。
勝敗を分けたポイントは、
セーフティや空クッションの
応酬になった時に、土方プロの方が
上手く形を作ったり、当て返したりと、
主導権を握る場面が多かったことでしょうか。
最後の第13ラックは、
1番セーフティ戦で東條プロがファウル。
土方プロがかなり難しい配置を
きっちり入れ繋いで上がりました。
優勝した土方プロを含め
東日本のプロ達の次の試合は、
3/7～3/8の
『グランプリイースト第1戦 in LINK西川口』
（GPE-1）です。
…………
■関東レディースオープン
28th Kanto Ladies Open (9-ball, Race to 7)
9ボールの7ラック先取で行われた
関東レディースオープンは、
2016年大会の覇者、平口結貴プロが、
ベスト8から、
赤狩山美秀、和泉早衣子を倒し、
最後は、ディフェンディングチャンピオン
河原千尋と対戦。7-5で勝利しました。
本大会2度目の優勝。
平口プロのプロ公式戦での優勝は
昨年（2019年）6月の
『全日本女子プロツアー第2戦』以来。
男子の土方プロと同じく今季初Vです。
河原プロは大会4度目の優勝ならず。
優勝：平口結貴 ……右2
2位：河原千尋 ……左2
3位：和泉早衣子 ……右
栗林美幸 ……左
ファイナルは昨年と同カードに。
序盤、3-3まではほぼ互角の展開でしたが、
中盤で平口プロが
取り切り・マスワリ・取り切りを決めて、
6-4と先にリーチ。
次のラックは
自身のポジションミスが原因で
河原プロに1ポイント献上しましたが、
最後（第12ラック）は、
1番セーフティ戦を平口プロが制して、
そのまま取り切りで上がり。
平口プロは「昨年（2019年）、
4回連続で決勝戦で河原プロに負けていました。
ようやく決勝戦で勝てて嬉しいです」
と声を弾ませていました。
決勝トーナメントの3試合、
平口プロは自らのミスから
苦しい局面を招いた時もありましたが、
終始落ち着きは失わず、
冷静に対処していたように映りました。
女子プロの次の試合は、
3/14～15の
『全日本女子プロツアー第1戦』 in 京都です。
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