タップ、チョーク、グローブなど、
様々なビリヤードアイテムを
ワールドワイドに展開している
Kamui Brand(カムイブランド)。
そのオフィシャルサイトの
「Learn」セクションに、
ドイツを代表するトッププレイヤー、
トーステン・ホーマンの
インタビューが掲載されています。
こちらからぜひどうぞ。
これほど読み応えあるインタビューが
コーポレートサイトで楽しめるとなると、
メディアとしては立つ瀬なしですが、
競技の世界で生きる者の胸の内を
よく引き出していて、
「準備が出来ていない人はそれだけで自分にプレッシャーを与えているのです」
「自分自身を悪い状況に追い込むことを恐れてはいけません」
「共有すればするほど自分自身に返ってくるものが大きくなる」
といった言葉が胸を打ちます。
静かなるソルジャー、
ホーマンならでは金言です。
…………
近年はドイツと言えば、
若いJ・フィラーが大活躍。
ホーマンとその先輩のR・スーケーにとって、
ドイツ国内での競争が
すでに世界トップレベルであり、
国際メジャーイベントへの参加権争い
(ドイツ代表争い)は熾烈を極めます。
そしてドイツ国内だけでなく、
ヨーロッパ各国で若手の台頭が目立つので、
ホーマンといえども欧州レベルでも
楽に勝てる試合はありません。
ホーマンはそのことについても
本インタビューで触れています。
ホーマンは過去2度
『9ボール世界選手権』を制していますが、
2003年の初優勝時は23歳。
その時は、まさに2017年頃の
J・フィラー躍進時と同じく、
ヨーロッパでは若手トップと言われながら、
世界的には無名に近い存在でした。
今ほどビリヤードのネットメディアも
SNSもなかったので、
2003年世界選手権では、
ホーマンが勝ち上がっていくほどに、
「この若いジャーマンは何者なんだ!?」
という空気が会場やメディアルームに
流れていました。
当時の『9ボール世界選手権』は
マッチルームスポーツ仕切りだったので、
マッチルームのスタッフ達が、
バックヤードで情報集めと通訳の手配
(当時のホーマンはまだ英語が
上手く話せなかったので)に
あたふたしていたのを思い出します。
昨年からキューがモリナリに代わり、
状態を上げて来ているようですので、
ホーマンの2020年の戦いにも注目です。
…………
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