〈BD〉緊急事態宣言発動。現地ビリヤードファンに聞くカナダ・トロントの今

新型コロナウイルス（COVID-19）の

感染拡大を抑制するため、

世界の多くの国々が

3月に入って、外出禁止（制限）、

施設・商店の営業停止（閉鎖）など

様々な対策を講じています。

それに伴い、ほとんどの国で

ビリヤード場も休業・閉鎖を

余儀なくされています。

緊急事態宣言が発動された

カナダ・トロント在住の

日本人ビリヤードファン、

「heita3」さんに、3月23日現在の

トロントの状況を教えていただきました。

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トロントのブロアーストリートにある『Paradise Theatre』も営業停止。「TORONTO, WE LOVE YOU. SEE YOU AGAIN SOON. STAY SAFE, BE WELL」のメッセージが

Q1：カナダで目に見えてコロナウイルスへの警戒が強まったのはいつ頃からでしょうか？

「3月の第2週あたりから急展開ですね。それまでは『日本は大変そうだなー』と結構他人事だったんですが、あまりにも急に感染拡大対応策が色々と決まったのでちょっとついていけてないです」

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Q2：お住まいのトロントではどんな要請や命令が出ているのでしょうか？

「市中感染の拡大を防ぐために、市内のレストラン（持ち帰り及び宅配サービスを除く）、バー、ナイトクラブの営業を3月17日（火）午前0時をもって停止するよう、トロントのあるオンタリオ州が強く推奨しました。この推奨に従わない場合は、州法に基づき罰金の支払いを命じる可能性についても言及しました。また、映画館、劇場、コンサート会場も可及的速やかに営業を停止することを推奨しました。実際のところ、レストランやバーだけでなく歯医者、個人商店なども休んでいるところが多い感じです。

この営業停止措置は3月31日（火）までとなっていましたが、23日（月）にトロントで緊急事態宣言が発動され、オンタリオ州から『24日（火）から14日間、生活に必須ではない全ての職場を閉鎖する』と発表しました。何が含まれて何が含まれないかは今後通知するということらしいです」

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↑　閑散とした駅構内・電車内・広場・街。入場制限されたスーパーや酒屋に並ぶ人々

Q3：オフィス、ダウンタウンなど、heita3さんの行動圏内のお店や街の状況はいかがでしょうか？　人出はやはり少ないですか？

「23日（月）に用事があったので昼頃ダウンタウンに行きましたが、人通りは明らかに少なかったです。『ソーシャルディスタンスを守れ』ということがかなり言われているので、一部のスーパーや商店では入場制限で外に並んでる人も見かけました。スーパーでパスタなど一部の商品は売り切れたりしてますが、おそらく入荷が一時的に間に合ってないだけだと思っています」

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↑　1枚目：heita3さんがよく行くビリヤード場『The Corner Bank』の休業を知らせるメッセージ。　2枚目：リーグ戦開催時のThe Corner Bankはこんな風に賑わっていた。　3枚目：heita3さんがたまに行くという『Annex Billiards Club』ももちろん閉まっている

Q4：ビリヤード場はどうでしょうか？

「ビリヤード場も3月17日から休むしかなくなった感じですね。今のところいつから営業という具体的な話は出ていないようです。ちなみにThe Corner Bankの共同経営者の一人のJimさんは、『US Open』などのメジャーイベントでコメンテーターをしているあのJim Wych（ジム・ワイチ）です」

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Q5：CPA（アメリカのAPA、日本のJPA）などのリーグ戦は？

「3月16日にCPAからも『2週間のリーグ中止』の連絡が来ました。その前の15日（日）までリーグ戦は行われていましたが、その週にいくつかのチームが試合をキャンセルしたという話も聞いていて、私が入っている月曜のチームも翌日キャンセルすると連絡がありました。もっとさかのぼると、CPAからは3月上旬に『試合前後の握手をやめて会釈にしましょう』というメールが来てましたが、習慣になっちゃってるんで、つい手を出してしまったりしました。その後、握手の代わりにフィストバンプとかはしてましたが、今後はそれもやめた方が良さそうですね。CPA以外のリーグやハウストーメントも同時期から行われてないです」

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