最近知ったお宝試合映像です。
今から12年前に撮影されたもの。
ともに『USオープン9ボール』チャンピオン、
C・デュエルとS・バンボーニングという、
アメリカを代表する2人が
8ボールのロングゲームで対戦。
テーブルは「バーテーブル」(7フィート台)。
日本でよく見る競技サイズ台(9フィート)より
小さなテーブルです。
プロレベルだとこのテーブルで
シュートミスを連発することはまずありません。
ポケットまでの距離が近いので。
ですが、特に8ボールのような
的球の多いゲームをやる時、
このプレーエリアの狭さは、
「ポジションエリアの狭さ」として
自分に跳ね返ってきます。
よりシビアなボールコントロール力
(手球のポジション力)が
求められることになるのです。
フォーマットは25ラック先取の勝者ブレイク。
ブレイクでは
「手球は2列目のボールに当てること」
というルールを採用しています。
これは少しでも的球の配置をかたよらせて、
難易度を上げるためでしょう。
また、ブレイクで入ったボールにより、
すぐに「ロー(ソリッド)」か
「ハイ(ストライプ)」か、
自分のグループボールが決まります
(両方入ったらどちらか選択出来る)。
動画アップ主によると、
撮影されたのはおそらく2008年。
場所はバージニア州の『Q-Master Billiards』で、
『USオープン』の会期中だったようです。
現場にも画面上にもスコア表示がないので
流れがわかりづらいですが、
とてもハイレベルで面白いゲームでした
(最終スコアは本稿の終わりの方に記します)。
特にデュエルはバーテーブルでの戦いを
知り尽くしている印象で、
手球・的球双方の巧みなコントロール技術と
戦術的な発想が非常に参考になります。
バンクショットや極端なハードショットなどは
ほぼ使ってないのですが、
ごちゃついた配置でも
手詰まりになることが少なく、
「何手か先を見越して、
シュートコースのない的球を
入れられるようにしておく」
技術に長けています。
一方で、バンボーニングは
自らのブレイクスクラッチや
取り切り途中のいくつかのミスで、
展開的に完全に後手に回った感は否めません。
2008年というと、バンボーニングが
USオープンで初優勝を飾った翌年。
『ワールドカップオブプール』で
R・モリスと組んで優勝し、
世界的に一気に名前が売れ始めた頃です。
この映像で見る限り、ですが、
今と比べるとプレーが若々しいというか
粗さも感じられます。
この映像は画質が良く、臨場感もあり、
当時を知る資料としても貴重なものだと思います。
なお、最終スコアは……
デュエル25-17バンボーニング。
のはずです。
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