最近、T・ホーマン(ドイツ)のことを
何度かネタにしていますが、
彼がまた面白い動画を撮っています。
…………
アメリカ・ヒューストンの友人宅で
自粛生活を送っているホーマン。
先日その家のビリヤードテーブルで、
14-1の100点ラン動画を撮っていましたが、
今もそこで練習したり
動画を作ったりしているようです。
今回の動画は、
プール(ポケットビリヤード)の
世界トッププレイヤーの一人である
ホーマンが、
プールのテーブルとボールを使って、
スヌーカーの最も難しい取り切りの形である、
「147」(マキシマムブレイク)に
挑戦してみたというもの。↓
( 「147」は、スヌーカーにおける
パーフェクトゲーム。
その概要はこちらの記事を参照ください)
プレッシャーのかかってない
チャレンジ企画だからというのもありますし、
的球の入り方や手球のポジションを見ると、
ラッキーな場面もありますが、
ホーマンの組み立てと判断の早さは、
「スヌーカーを知っている人」
っぽく映ります。
ホーマンが育ったドイツや欧州各国では、
スヌーカーテーブルが置かれている
ビリヤードクラブは珍しくなく、
少なくとも日本よりは
スヌーカーが身近にあります。
ホーマンも幼少期から目にしたり
プレーしてきていると思います。
そして、ホーマンが好きな14-1と
戦術的に重なる部分が多々あるのでしょう。
だから判断が早いのだと思います。
動画の概要欄のホーマンのコメントを訳すと、
「プールのボールでスヌーカーを楽しんでみたよ。
147マキシマムブレイクを出すことが出来た。
これはプールの中~上級者、
特に14-1プレイヤーには良い練習になるね」
とのこと。
…………
ただ、おそらくホーマンも、
そして他のプールトッププロも、
本物のスヌーカーのテーブルと
スヌーカーのボールを使って
「147」を出すのは不可能でしょう。
たとえ練習でも。
スヌーカーのプロ公式戦で
最も多くの147を記録している
R・オサリバンでも、
約28年のプロキャリアで「15回」のみ。
試合で147を出したことのない
本職のプロもたくさんいます。
ひたすら赤→黒→赤→黒……という
取り方をしなくてはいけない147は、
技術的に難しいだけでなく、
勝率や手堅さを犠牲にしてでも
ロマンを追うかどうかを問われる場面が
続くという難しさがあります。
(無理矢理たとえるなら、
5-9やジャパンでひたすら
点球をサイドに狙いながら
10連マスを出すようなものでしょう)。
オサリバンの生涯15回目の147
(2018年イングリッシュオープン)。↓
撞いてるのが
「スヌーカー神」オサリバンなので、
簡単に見えるところもありますが、
プールテーブルでやるのとは
完全に別物だということは
伝わってくると思います。
とはいえ、
このホーマンの「147やってみた」企画は、
本人がそこまで計算していたかどうかは
わかりませんが、
結果として、プールファンに
スヌーカーの奥深さを伝え、
観戦の楽しみを伝えてくれるような……
つまり、プールとスヌーカーを繋ぐような
役割を果たしていると思います。
平時ではないからこそ
生まれたナイスな企画だとも思います。
本人もイキイキとしていますし、
どんどんこういう動画を
作ってくれることを期待しています。
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