既報のように、
アマチュアポケットビリヤード
公式大会、『MASTERS』(マスターズ)が
9月12日~13日に大阪で開催。
コロナ禍で国内ビリヤードイベントの
中止や延期が相次ぐ中、
この『マスターズ』は予定通りの
日程で行われた公式大会だったため、
主催のJAPA(アマチュアポケットビリヤード連盟)が
策定したガイドラインや
実際のコロナ感染予防対策を含めて
大きな注目を集めていました。
そして今年の『マスターズ』で
忘れてはならないトピックスがもう一つ。
新しくJAPAの公認試合球となった
『Dyna | spheres』(ダイナ スフィア)が
遂にお披露目されました。
…………
このダイナ スフィアは、
“ビリヤード用品大国”、ベルギーの
HCSB社が企画開発した新ビリヤードボール。
手球の青マークを含め、
独自のデザインとカラーリングが特徴です
(⑥と⑭がグレージュカラーなのが新しい)。
表面はとても滑らかで、
チョーク汚れがつきにくいのもポイント。
材質・製法・検品基準、全てが
ベルギークオリティの最高級ボールです。
日本ではキューショップジャパン
((株)ジャスト ドゥ イット)が
ダイナ スフィアを取り扱っています。
※商品ページはこちら
9月にアップされたばかりの
ダイナ スフィア公式PV↓
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(株)ジャスト ドゥ イットが
橋渡し役となり、JAPAとHCSB社との間で
スポンサーシップ契約が締結されたのが
今年2月のこと。
それから半年以上を経て
やっと「実戦投入」の日を迎えた
ダイナ スフィアボールについて、
(株)ジャスト ドゥ イットとJAPAより
コメントをいただきました。
はじめに、『マスターズ』会場に足を運び、
試合を興味深く見守っていた
(株)ジャスト ドゥ イット代表取締役の
谷崎文保氏に、契約調印の経緯と
ボールの特徴を改めてお聞きしました。
谷崎氏・談:
「まず、『マスターズ』が無事に開催の日を迎えたことは喜ばしい限りです。開催に向けてJAPAさんが行った様々な取り組みや感染予防対策には敬意の念を抱いています。朝会場に来て、エレベーターの扉が開いて、試合の光景が目に飛び込んできた時は感動しました。テーブル上にダイナ スフィアボールがあるのはもちろん嬉しいことですが、なによりまず『試合が戻ってきた』という安堵感がありました。
日本の公式大会の本戦でダイナ スフィアが採用されたのは今回が初めてとのこと。これまでJAPAさん、HCSB社とは長い時間をかけてお話をさせていただき、水面下で準備を続けてきました。2月にHCSB社のCOO、ティエリ・ガブリエル氏が来日し、JAPAさんとの契約調印がありましたが、その後すぐ世界中にコロナウイルス感染症が広がり、国内の試合も流れてしまいました。ですが、すでに契約は結ばれ、ボールも届いていましたし、HCSB社も弊社も焦りなどはありませんでした。
ダイナ スフィアは品質第一主義で、クオリティの追求と維持には並々ならぬ労力を注いで製作・管理しています。プレイヤーの皆さんがパフォーマンスを最大限に発揮できるボールだと思います。そしてHCSB社はテーブル(ガブリエル)やキュー(モリナリ)やクッション(ヴェクター)も出している世界的なビリヤード企業であり、プライドをかけてダイナ スフィアを作っています。そういった企業がJAPAさんという日本の競技団体と直接契約を結んだというところに大きな意義があると思います。弊社としてもビリヤード競技とその市場の活性化に貢献することが使命ですので、日本にこのボールをもっと広めていきたいと思います。
まだJAPAさんの先々の大会日程は確定していないようですが、個人的には来年の『都道府県対抗』が今から楽しみです。あの広大なホールに数十台のテーブルが並び、そこでダイナスフィアボールが使われるシーンをイメージしています。初めて見た時に最も衝撃を受けたトーナメントですし、今回の契約調印も今年の『都道府県対抗』の日程から逆算して日取りを決めていました(※2020年5月開催予定だったが中止に)。来年こそ『都道府県対抗』が無事に開催され、そこでダイナ スフィアボールを目にすることを楽しみにしています」
(了)
…………
続いて、JAPA大島知幸事務局長から、
ダイナ スフィア採用の経緯や、
プレイヤーからの反応なども踏まえた
コメントを、大会後にいただきました。
大島氏・談:
「『マスターズ』でダイナ スフィアボールをやっと使えたと安堵しております。ですが、今回は感染予防対策など注力しなければならないことが多く、まず大会が無事に終わって欲しいという思いが先にあったというのが正直なところです。正確には今(※9月23日)もまだ無事に大会が終了出来たと言えるか定かではありません。
こういった状況にも関わらず、HCSB社と(株)ジャスト ドゥ イット様には、大会が開催出来ない期間も暖かい言葉を頂戴しており、感謝しております。まだまだ完全な形での開催が出来ない状況ですが、来年特設会場でダイナ スフィアをお披露目出来るように準備していきたいと思っております。
ボールのテストにはかなりの時間を費やしましたが、ダイナ スフィアは本当に良かったです。テストを通じて公表通りのクオリティを確信できましたし、全国大会等で安定したボールでの大会環境を選手に提供できると思いましたので、JAPA公認球として採用させていただくことになりました。
また、HCSB社はとても大きなビリヤード企業で、そういった企業と日本のアマチュア団体が直接契約を交わせるという事がすごく魅力的でした。契約に関して長い期間HCSB社と(株)ジャスト ドゥ イット様と話をしていく中で、両社からビリヤード業界に対する熱意を感じたことも大きいです。日本での調印式にHCSB社COO、ティエリ・ガブリエル氏自ら足を運んでくださったことにも感動しました。この契約のチャンスをいただき、間を取り持ってくださった(株)ジャスト ドゥ イット様には非常に感謝しております。
ダイナ スフィアに対しては現時点でプレイヤーからは概ね良い反応をいただいています。『マスターズ』会場でもいろいろ感想を聞いて回りましたが、否定的な意見はありませんでした。『ボールの色に慣れない』とも聞きますが、これは仕方ないです。ビリヤード場店舗でダイナ スフィアを使用している方からも、ボールのクリーニングが楽だという声も耳にしていますし、総じて好評と言って良いのではないかと思っております」
(了)
…………
なお、JAPA大島氏によると、
JAPA主催大会の本戦だけでなく、
各支部単位(関東地区、関西地区等)での
予選会も、ダイナ スフィアを使用して
開催出来るように配布済みとのこと。
各連盟の月例会での使用に関しては
「各連盟に一任しております」という
ご回答をいただきました。
…………
今後、ビリヤードプレイヤーやファンが、
ビリヤード場や様々なトーナメントで
ダイナ スフィアを目にする機会も
増えていくのではないでしょうか。
ダイナ スフィアに関しては、
今年3月に掲載した、
インタビュー」もご参照ください。
※キューショップジャパンサイト内
ダイナ スフィア商品ページはこちら
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