〈BD〉2019年の「ビリヤード年間参加人口」は……??

 

刊行されたばかりの

『レジャー白書2020』によると、

 

「2019年に1回以上でも

ビリヤードをした人」の数(参加人口)は、

およそ「260万人」でした。

 

前年(2018年)から10万人減少です。

 

…………

 

国内の「ビリヤード競技人口」を

調査・発表しているメディア・機関・

個人はなく、調べる手段もありません。

 

ですが、

年1回発行の『レジャー白書』

(公益社団法人・日本生産性本部発行)では

ビリヤードも扱っているので、

そのデータは参考になると思います。

 

2020年版↓

 

9月末に『2020年版』が発刊。

※扱っているデータは2019年のものです。

 

レジャー白書には、

様々なスポーツ・ホビー・レジャーに

「1年に一度以上参加した人数」

(参加人口)の推計値が出ています。

 

インターネット調査で

毎年3,000サンプルを対象として

個人の余暇活動の実態を調べ

(今年は有効回答数3,539)、

推計人口を出すというやり方を

長年継続しています。

 

母数が少ないので、

特にマイナースポーツの数値は

実態からの乖離・振れ幅が大きいと思います

(※BDもここに記されている数字を

参考・目安程度にしか考えていません)。

 

ちなみに、

2019年の参加人口Top 5のレジャーは、

「国内観光旅行/5,400万人」

「外食(日常的なものは除く)/4,350万人」

「読書(仕事・勉強を除く娯楽としての)/4,110万人」

「ドライブ/3,960万人」

「映画(テレビは除く)/3,740万人」

となっています。

 

来年発行される号(2021年版)は、

新型コロナウイルスの影響を受けて、

おそらく順位や参加人口に

大きな変動があるだろうと思うので、

データを見るのが今から楽しみです。

 

前置きが長くなりましたが、

本書から2019年のビリヤードに

まつわるデータを抜粋してお届けします。

 

…………

 

 

■2019年ビリヤード参加人口:

およそ「260万人」

 

2019年に

「1回でもビリヤードをした人」の

推計値です(実測値ではありません)。

 

前年(2018年)から

10万人ダウンとなりました。

 

繰り返しますが、これは、

遊びかスポーツかは関係なく、

『年に1回以上やった人』の数です。

 

競技層の実態を反映したデータ

(「競技人口」)ではありません。

 

大型アミューズメント施設などで

遊びでビリヤードに触れている人達、

いわゆる「ライトユーザー層」を

イメージすると良いでしょう。


2003年からの、

ビリヤードの年間参加人口の推移は

以下のようになっています。

 

2003年 670万人

2004年 670万人

2005年 710万人

2006年 550万人

2007年 530万人

2008年 530万人

2009年 920万人

2010年 830万人

2011年 370万人

2012年 460万人

2013年 330万人

2014年 500万人

2015年 280万人

2016年 230万人

2017年 270万人

2018年 270万人

2019年 260万人 ←New !!

 

トップ画像はこれをグラフ化したものです。

 

…………

 

2019年の他のビリヤードデータも
見ていきましょう。

 

■参加率:2.6%

※全回答者の中でビリヤードを

年に1回以上やった人の割合。

ちなみにカラオケで「29.9%」。

 

※この参加率(2.6%)に、

余暇活動が出来る15歳~79歳人口

(9,953万人。昨年より35万人減)

を掛け合わせて、

参加人口を推計している。


■年間平均活動回数:7.6回


■年間平均費用:10,200円

※用具代は含まず、プレーフィーのみ


■1回当たり費用:1,340円

 

BDを定期的に見てくださっている

熱心なビリヤードプレイヤー・

ファンの皆さんは、

年間の費用も活動回数も

上記の数値とは桁違いだろうと思います。

 

…………


以下、補足データです。

 

公益社団法人日本ビリヤード協会(NBA)発行の

『CSカード』登録者数は約「5,900人」。

 

CS登録はしていないけれども、

「継続的な趣味」や「競技スポーツ」

として楽しんでいる人が、

この5倍~10倍はいるのではないかと

BDは推測していますので、

 

いわゆる「競技人口」は、

3万人~6万人ぐらいではないでしょうか。

 

また、ビリヲカさん調べでは、

国内のビリヤードテーブル設置施設

(ビリヤード専門店だけでなく、

総合アミューズメント施設含む)の数は、

昨年から微増傾向で

「約1,565軒」だろうとのこと。

 

……ということで、以上、

「『レジャー白書』に見る

2019年ビリヤード参加人口」でした。

 

 

 

…………

 

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