小学館の漫画アプリ『マンガワン』で
連載中のビリヤードヒロイン漫画、
『ミドリノバショ』(by 岡Q)の
第2巻が、12月18日(金)に
発売されることが決まりました。
マンガワンで連載を見ているという方も、
まだ見たことがないという方も、
ぜひ単行本で、翠(みどり)の
「激熱!!」な大勝負の行方をご覧ください。
※小学館公式サイトの
単行本紹介ページはこちら
(ここから予約注文もできます)
小学館公式サイトより部分引用:
“13歳の少女・翠がトッププロに真っ向挑む。
大好きなお爺ちゃんの店「球撞楽(たまどうらく)」で、常連たちと楽しくビリヤードを楽しむ翠(ミドリ)。だが、そこへ突然プロプレイヤーの沖田が現れる。かくして始まった、翠vs沖田プロによる《30点先取り勝負》。
実力の差は歴然かに思えたが、翠は驚くほどの健闘を見せていきーー!?”
“小学館の漫画アプリ「マンガワン」の読者が決める【第8回連載投稿トーナメント】第2位。ビリヤード専門誌で約7年連載していた著者がおくる、爽快ヒロインスポーツ漫画!!”
“単行本特典として、ビリヤードの主要道具「キュー」の魅力を伝えるコラムや日本ビリヤードプロプレイヤー名鑑、ミニ漫画&描き下ろしイラストなどを収録!!”
…………
1巻発売時と同じく、
作者・岡Qさんのコメントをお届けします。
――第2巻の刊行、楽しみに待っていました。また単行本で翠と仲間たちに会えるのが嬉しいです。
岡Q:ありがとうございます。まず最初に、ミドリノバショの単行本を無事にまた発売出来ることになったのは、応援してくださっている読者の皆様、そして陰ながら私の活動をずっと支え続けてくださっている皆様のお陰です。1巻を購入してくださった方への感謝の気持ちはもちろんですが、マンガワンアプリで読んでくださっている方、応援、ご指摘、お叱りの言葉をくださった全ての方々に感謝しております。ありがとうございます。
――1巻に寄せられた反応や反響はいかがでしたか?
岡Q:1巻を購入された読者さんの反応は概ね好評だったことに今は一安心してます。私としてはビリヤード経験者には納得・満足してもらえ、未経験者にも気軽に楽しんでもらえるような作品作りを心掛けています。『自分の伝えたいことが上手く伝わっていたんだ』ということが何より嬉しかったです。
その一方で、もちろん反省点もあります。1巻では『この一冊で出来るだけ早く面白さを伝える』という思いが強過ぎて、作品のテンポを少々早め過ぎました。そのせいで本当は入れたかったエピソードを省いて描くことも多くありました。例えば第4話の『翠の日常』などは私は好きなエピソードです。日常回は面白いし大切なのですが、本筋であるビリヤードの対戦は停滞してしまうので、1巻では多くは入れづらかったのです。とにかく物語を前に進めることを優先しました。1巻にある疾走感はそういう事情から生まれています。
――2巻では、1巻収録の第7話から始まった【沖田編】とも言うべき物語が、いよいよ完結へと向かいます。
岡Q:1巻はビリヤードの楽しさ、奥深さ、面白さと、それをプレーするキャラクター達の魅力を紹介する内容でした。私にとっては1巻までがプロローグ(序章)で、2巻から本編が始まったような気持ちです。『魅力的な舞台とキャラクター達が出揃って、さぁこれから何が起こる?』というのが2巻の内容だと思っています。マンガワンの読者さんのコメント欄でも、2巻収録の話数(10話以降)に達したところでは『沖田は○○だから好き』『菅は○○じゃん』『ミドリちゃん○○すぎる』などキャラクターの話をする人がほとんどで、物語の展開について話す人が少数派なのも、世界観とキャラクターが馴染んできたからなのかなと良い手応えを感じています。
その上で2巻の見どころは、『元トッププロの菅をも凌駕するほどの実力を持つ翠と、現役のトッププロ沖田との勝負の決着はどうなるのか?』『勝敗がついた時、各キャラクターの心境はどのようなものなのか?』『勝負を終えた後どんなドラマが待っているのか?』というところだと思います。
――沖田との大勝負の細かいところまで、もともと筋書きは決まっていたのですか?
岡Q:正直に言うと、描いている最中は私も勝負の結末そのものははっきり考えていませんでした。キャラクターの感情だけは最初から結末まで決まっていて、試合展開そのものに関しては、変な話なのですが、僕自身も『描いている立場の読者』のような存在で、『へー、こんなことするのか』とか『次回どうなるんだろう?』『今回は特に面白かった』くらいの感覚で読んでいて、展開が進むにつれ、キャラの表情や考え方を見て『この勝負の結末はこうなるべきだ』と、最後は自然に決まりました。
例えば第17話『決着の最終ゲーム』の、翠の最後のショットの前の『あの行動』は本編を描く直前に出来たエピソードで、最初の構想では全く無かったものです。1巻の『ちょい足し』エピソードを思い出して、『あ、この場面、翠なら絶対こうするわ』とはっきり頭の中にシーンが現れて、急遽描き直しました。
――あの名シーンはそんなふうに生まれたんですね。最後に、2巻のおすすめポイントをなんでもお願いします。
岡Q:最大のおすすめは『綺麗な印刷』です。マンガワンでの配信では通信負荷を減らすため、画質を低下させています。単行本は印刷が圧倒的に精細なので、細かい描写の多いビリヤード場面も単行本なら見やすいと思います。
また、今回も本編以外のおまけ要素が盛りだくさんです。まだ全てはお伝えできないのですが、本編以外にこれほど多くのページがさかれている漫画の単行本はかなり珍しいと思います。マンガワンに掲載されたオマケ漫画や『ちょい足し』も全収録されており、さらに文字のコラム、カラーカバー下のおまけ漫画など、すでに一度読んだ人でも楽しんでいただける工夫がしてあります。
ミドリノバショをまだ一度もご覧になっていない方もいらっしゃると思います。マンガワンで無料試し読みが出来ますので、どのような形でもぜひご一読いただけると大変嬉しいです。
(了)
…………
関連記事:
※『ミドリノバショ』作者の岡Qさんの、
単行本1巻発行直前インタビューは
こちらの記事でどうぞ。
※『ミドリノバショ』の連載決定までの
ヒストリーと、作者の岡Qさんの
コメント(連載開始前)はこちらから。
※以前、岡QさんとBDとで作った
「ビリヤードサムライ」LINEスタンプはこちら
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