〈BD〉いよいよ2月7日開幕! プロチーム戦『JAPAN POOL LEAGUE』とは!? ――改めてキーマンの一人、土方隼斗に聞いてみた

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いよいよ2月7日、

「トッププロたちによる、

チーム対チームのビリヤードバトルリーグ」、

『JAPAN POOL LEAGUE』

(ジャパンプールリーグ。

本稿では「JPL」と表記)が開幕します。

 

開幕目前の今改めて、JPLとは何か、

発足のキーマンの一人でもある

土方隼斗プロ(JPBA)のコメントを

まじえつつ、まだよくJPLを

知らない人向けに紹介します。

 

…………

 

◇Point① Outline

9ボールのチーム戦で創る「プロが輝く舞台」

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JPL最大の特徴は

「3on3(3対3)のチーム戦」

であること。

 

世界的に人気の

「ナインボール」をはじめ、

ビリヤードゲームは個人(1対1)で

黙々と競うことがほとんど。

 

現在日本国内には

ビリヤードプロ選手による

チーム戦はありません。

 

JPLは9ボールに

「プロのチームバトル」

という様式を持ち込み、

「真剣勝負とエンターテインメントとの融合」

を目指しています。

 

高い技量を有するプロ達が

一丸となって本気でプレーするからこそ

伝わる「1球の重みとプレッシャー」

「成功の喜び・失敗の苦しみ」

「チームカラー・プレイヤーの個性」。

 

それらを通してプロの9ボールを

よりエキサイティングに、

よりドラマティックに発信する舞台、

それがJPLです。

 

→実際のルール・フォーマット・

ゲームの進め方などは、

1/4に行われたエキシビション

マッチが参考になりますので、

動画と概要欄をご覧ください。

https://youtu.be/eBqGw7LQ0_U

 

…………

 

◇Point② Schedule & Teams

2/7開幕。5チームによる総当りリーグ戦

 

2月7日に開幕するSEASON1には、

関東の5つのチームが参加し、

総当りリーグ戦で戦います。

 

1チームは控えメンバーを含め

4~6名のプロで構成されています。

 

4月30日までに全10試合が行われ、

その後、5月16日に上位2チームによる

初代チャンピオン決定戦を開催予定。

 

全ての試合はYouTubeライブで

生解説付きで配信されます

(※【Game1】と【Final】以外は、

収録済みの試合映像に

生解説を乗せて配信予定)。

 

 

Schedule:

【Game1】2月7日(日) 18時~ LIVE 東京HOTS vs T’ism

【Game2】2月12日(金)18時~ 配信 WARRIORS vs 横浜HAPPY’s

【Game3】2月19日(金)18時~ 配信 BEASTS vs 東京HOTS

【Game4】2月26日(金)18時~ 配信 T’ism vs WARRIORS

【Game5】3月12日(金)18時~ 配信 横浜HAPPY’s vs BEASTS

【Game6】3月19日(金)18時~ 配信 東京HOTS vs WARRIORS

【Game7】4月2日(金)18時~ 配信 T’ism vs 横浜HAPPY’s

【Game8】4月16日(金)18時~ 配信 BEASTS vs WARRIORS

【Game9】4月23日(金)18時~ 配信 横浜HAPPY’s vs 東京HOTS

【Game10】4月30日(金)18時~ 配信 BEASTS vs T’ism

【Final】5月16日(日)18時~ LIVE 上位2チームによるチャンピオン決定戦

※JPL公式サイト「JAPAN POOL LEAGUE 配信スケジュール全日程」より

 

Teams:

東京HOTS/土方隼斗・大井直幸・高野智央・東條紘典

WARRIORS/栗林達・西尾祐・鈴木清司・稲見厚史・比嘉龍矢・栗林美幸

横浜HAPPY’s/小川徳郎・浦岡隆志・丸岡良輔・菅原利幸・府川真理

Tism(ティズム)/高橋邦彦・山本久司・松田渉・小西さみあ

BEASTS/内垣建一・青木亮二・早瀬優治・川上善広・青木知枝・嶋野聖大

 

また、2021年7月~12月にかけて

SEASON2を開催することも

発表されています

(SEASON2の日程と参加チームは

本稿の時点では未発表)。

 

…………

 

◇Point③ History

コロナ禍のビリヤード界に灯された希望の灯り。原点は『土方隼斗のビリヤードTV』

2020年7月に行われたエキシビションチームマッチ第1弾、東京HOTS vs 横浜Black Arrows(現在の横浜HAPPY’sの前身)。中央右が土方隼斗プロ
2020年7月に行われたエキシビションチームマッチ第1弾、東京HOTS vs 横浜Black Arrows(現在の横浜HAPPY’sの前身)。中央右が土方隼斗プロ

 

JPLの原点は土方隼斗プロの

YouTubeチャンネル、

『土方隼斗のビリヤードTV』です。

 

2020年6月、同チャンネルに

プロ同期の大井直幸プロと

高野智央プロが出演。

 

2度行われた3人総当りシングルス戦の

ライブ配信は多くの視聴者を集め、

一躍人気企画となりました。

 

「振り返るとたしかにJPLのスタート地点はあのシングルス戦の配信ですね。やってみたらすごく良い反応をいただけましたし、僕らも楽しかった。シングルス戦をやる前まではチームリーグの構想は頭になかったですけど、『コロナ禍に負けずにプロのビリヤードを発信し続けて、見ている方々に盛り上がってもらいたい』という思いを強くしました」(土方隼斗。以下同)

 

彼らの本気度はそこからの

スピード感によく現れています。

 

土方・大井・高野の3人で

「東京HOTS」を結成。

後に株式会社MATCH BALL

(JPLの運営母体)を

設立することになる協力者達とともに、

 

一気にチーム戦のフォーマットと

プレー環境を整え、7月上旬には

早くもエキシビションとして

チーム戦の第1回を行います

(東京HOTS vs 横浜Black Arrows。

←現在の横浜HAPPY’sの前身)。

 

そこから2021年1月4日までに

約10回のエキシビションマッチを

YouTubeでライブ配信。

 

東京HOTSの3人は

プレーをするだけでなく、

ある時は実況解説者として、

またある時は運営スタッフとして、

他チームのプロや視聴者の反応を

探りながら、ルールから

カメラアングルまで

あらゆる部分を改善していきました。

 

「参加してくださったプロの方々は皆『楽しかった。また出たい』と言ってくださいました。自分もプレイヤーなのでわかりますが、このチーム戦は絶対プレイヤーは熱くなれるし、楽しいのは間違いないと思います。その熱いバトルをいかにコンテンツとして魅力あるものにするか。僕らが知恵を絞ったのは、そのためのルールやフォーマットであり、撮影環境・機材などでした」

 

その試行錯誤は、

東京HOTSチャンネルを

見守り続けてきたフォロワーの方々は

よく知るところでしょう。

 

回を追うごとに

新しい試みが採り入れられ、

番組としてのクオリティーが向上。

 

「何かとても大きなムーブメントが

起きている」印象は

誰もが抱いていたはずです。

 

「特にチーム戦を2、3回やった夏頃から、クラウドファンディングの終わり(11月)まではあっという間でした。エキシビションをやるたびに良い手応えがあって、チームリーグの姿が急速に思い描けてきていましたし、毎日試したいことが溢れ出て来て、それがスピーディーに決まっていくという感覚でした」

 

10月には運営団体として

JAPAN POOL LEAGUE

(株式会社MATCH BALL)が設立。

 

2021年1月から

リーグ戦を行うことが発表され

(※緊急事態宣言のため2月に延期に)、

 

クラウドファンディングも始まりました

(目標の200万円を約2週間で達成し、

最終的に255万円を集めた)。

 

「どのぐらいの支援をいただけるか全く検討がついてなかったですけど、2週間ぐらいで目標額をクリアできたことに励まされる思いでした。『プロのビリヤードが見たい』とか『好きなプロやチームを応援したい』とか『チーム戦が面白そう』とか、支援の理由は人それぞれだと思いますが、プロプレイヤー発信の新企画にこれほど応援をいただけたということが嬉しかったですし、本当にありがたかったです。支援をいただいた以上は、JPLをさらに盛り上げて、良いものにしなければならないとJPLスタッフも僕らプロも身が引き締まる思いでした」

 

…………

 

◇Point④ SEASON1 and later

夢は全国規模・有観客でプロリーグを

 

開幕前最後のチームエキシビション

(BEASTS vs T’ism)を

1月4日に終え、

 

あとはシーズンインを

待つばかりとなったJPL。

 

これまでのエキシビションでは

ホスト役(MCや実況解説など)や

運営スタッフとしての働きも

担っていた土方プロですが、

 

2月7日の開幕戦からは

「試合が始まった瞬間から

100%プレイヤーに徹します」

と語ります。

 

「もちろんJPL発起人の一人として良いコンテンツを届けるための労力は惜しみませんし、試合以外の時は視聴者やファンの皆さんとの交流を楽しみたいですが、キューを握ったら100%プレーに集中します。総当りリーグ戦で賞金もあって(総額400万円)、負けられない戦いがずっと続くので、個人戦以上に緊張するのは間違いありません。試合が始まったその瞬間に自分がどうなってしまうのか。そして、チームメイトや他チームのプロ達が、エキシビションの時とはどうプレーや雰囲気が変わるのか。今から本当に楽しみです」

 

気の早い話ではありますが、

SEASON1が閉幕を迎えた後、

つまり2021年の7月以降には

どんな展開が待っているのか。

 

最後に土方プロに少しだけ

発起人目線に戻っていただいて、

JPLの近未来と理想像を

イメージしていただきました。

 

「JPLはSEASON2以降も毎シーズン、リーグの規模を大きくしてクオリティを高めながら開催していく方針ですので、ご期待いただきたいです。個人的には、今はコロナ禍で難しいですが、早くJPLが全国規模になることを願っています。同様にいつかは特設会場で、海外の『モスコーニカップ』のように大勢のお客さんが生で観戦し、声を出して応援するスタイルで開催したいですね。リーグ以外にも株式会社MATCH BALLと僕らプロで、JPL関連の様々な企画を考えていますので、そちらも楽しみにお待ちいただければと思います。コロナ禍だからこそビリヤードを盛り上げられるチャンスだと捉え、皆さんとともにビリヤードの新たな可能性を追求したいと思っています」

 

(了)

 

…………

 

JPLの最新情報は、

JPL公式サイトTwitterFBページ

ご確認ください。

 

※東京HOTS(JPL)関連BD記事はこちら

 

 

 

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