小学館の漫画アプリ『マンガワン』で
連載中のビリヤードヒロイン漫画、
『ミドリノバショ』(by 岡Q)の
第3巻が、7月12日(月)に
発売されることが決まりました。
これまで地元・京都で、
トッププレイヤー達を迎え撃ってきた
天才ビリヤード少女、翠(みどり)が、
いよいよ人生初の「ビリヤード遠征」、
そして「大会出場」に挑みます。
物語が大きく動く第3巻、
ビリヤードファンの方もそうでない方も、
ぜひ翠の冒険をお楽しみください。
※小学館公式サイトの
単行本紹介ページはこちら
(↑ここから予約注文もできます)
小学館公式サイトより部分引用:
“翠(ミドリ)は、大好きなお爺ちゃんの営む京都のビリヤード店「球撞楽(たまどうらく)」を手伝う中学一年生。
トッププロ・沖田との激闘を終えた彼女は、ある日、お爺ちゃんに東京へのお使いを頼まれる。
東京で待ち受けていたのは、元プロの菅。
彼は、翠を突然、アマチュアトーナメントにエントリーする。
初めての東京、慣れないアウェイーーだがそんな中で、翠は驚くべき"才能"を発揮していく”
“小学館の漫画アプリ「マンガワン」の読者が決める【第8回連載投稿トーナメント】第2位。
ビリヤード専門誌で約7年連載していた著者がおくる、爽快ヒロインスポーツ漫画!!”
“今回も、読めばよりビリヤードが楽しくなる&深まる特典コラム、おまけ漫画が盛りだくさん!”
…………
1巻発売時、2巻発売時と同じく、
作者・岡Qさんのコメントをお届けします。↓
――ついに第3巻。今回も表紙がカッコイイですし、コミックスを手に取るのが楽しみです。
岡Q:応援してくださる読者さんや制作側で私を支えてくださっている多くの方々のお陰で無事3巻の刊行が決まりました。本当にありがとうございます。編集担当氏には「新人漫画家が初連載で紙書籍の3巻を発売出来るのはすごいこと」と言われましたが、これを成し得たのは私と作り手や受け手など全員の力によるもので、全員が「チーム・ミドリノバショ」だと考えています。
――第3巻で物語世界はさらに大きく広がっていきます。
岡Q:2巻発売時にBDさんで「私にとっては1巻までがプロローグ(序章)で、2巻から本編が始まったような気持ち」とお話ししましたが、3巻はその“本編”の中でも、連載前から「描きたい」と強くイメージしていたシーンが多い巻です。ネタバレにならない程度で例を上げると、『沖田と菅が最後に話し合った末に迎える結末のシーン』『翠がBAGUSで大会に参加して大いに暴れるシーン』『トップリーグの6人が登場するシーン』『水都(ミナト)が翠に話し掛けるシーン』などです。これらのシーンが含まれる回は読者さんの反応も上々で、特に第20話の沖田編の結末回は好評でした。余談ですが、毎回最新話のアップ前には編集部内の偉い方々を含めて最終チェックを行うのですが、第20話のアップ時は異動で他部署から来たばかりの方が初めてミドリノバショを読んで「面白いね、感動した!」と言ってくださいました。「それまでの経過を知らない人にも面白さが伝わるんだ」と担当氏と喜んだのを覚えています。
――第3巻で「東京編」に入っていきますが、大会会場や試合の様子などかなりリアリティがありますね。
岡Q:これは1巻発売時にお話ししたことですが、ミドリノバショの一つの目的として、作品の世界観と現実の融合を意味する「2.5次元」を描くことを心掛けています。キャラクターや世界観を現実のように感じてもらい、じかに触れられるような感覚を味わってもらいたいと思っているのですが、物語が進むに従い、この目標に近付いてきている気がします。具体的に言うと、翠や菅が実在の人物であるかのような感覚で(コメント欄などで)話し掛けてくださる読者さんが圧倒的に増えてきたと感じています。私自身も時折そんな感覚になる時があります。
3巻には平口結貴プロとのコラボ企画が収録されていますが、これはその「2.5次元」計画の一部です。翠と翠のモデルとしての平口プロが対談するような内容です。この企画は私の強い希望で生まれたのですが、私は制作そのものにほとんど携わっていないので、出来た記事を見て「うわ、平口プロと翠がこんなこと話してる」「姉妹のように仲良く一緒に並んでる」と、平口プロが2次元側へ、翠が3次元側へ半歩ずつ歩み寄ったような不思議な感動がありました。
――岡Qさんご自身ビリヤードを愛好されていますが、ビリヤードのショット、ビリヤード場、ビリヤード用品などを描く時は改めて下調べなどをするのでしょうか。
岡Q:はい。キュー、グローブ、キューケースといった物語の中で登場する器具や用具、お店(「球撞楽」のモデルの『保名倶楽部』や東京編の『BAGUS』)などは、全て実在するものを可能な限り忠実に描いています。翠が放つスーパーショットも専門家に相談し、現実でもギリギリあり得るものにしています。ですので、物語に描かれたものは、読者さんがその気になれば購入出来ますし、その場所に行くことも可能で、そして何度もトライすれば不可能ではないショットなのです。ちなみに、東京大会編の最後に登場するビリヤード専門誌の背の高い記者さんにもモデルがちゃんと居ます。平口プロとのコラボ企画も「平口プロに会いに行けばあのスラッとしたフォーム・後ろ姿に翠の面影を観ることが出来るよ」というメッセージでもあります。これからも連載が続く限り、この様な面白い企画を考えつつ、本編をさらに面白く描き続けていきたいと思っています。
――わかりました。最後に3巻のPRをまとめてどうぞ。
岡Q:3巻の内容は、「20話~30話までのお話」「その期間に発表したおまけ漫画とちょい足し漫画」「著者コメンタリー(各話の後の著者コメント)再編集版」が全収録されています。それに加えて「カバー裏(カバー表紙の下)おまけ企画」「カバー折り返しのカラーイラスト(描き下ろし)」「キューやタップがよく分かる解説記事」「平口プロとのコラボ企画」もあり、本当に盛りだくさんなので、絶対に値段――少し高めのコーヒー一杯分くらい――の価値はあると感じています。良ければ、ご購入を検討していただけると幸いです。
(了)
…………
関連記事:
※『ミドリノバショ』作者の岡Qさんの、
単行本2巻発行直前インタビューはこちら
※『ミドリノバショ』作者の岡Qさんの、
単行本1巻発行直前インタビューは
こちらの記事でどうぞ。
※『ミドリノバショ』の連載決定までの
ヒストリーと、作者の岡Qさんの
コメント(連載開始前)はこちらから。
※以前、岡QさんとBDとで作った
「ビリヤードサムライ」LINEスタンプはこちら
…………
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