『9ボール世界選手権』など
いくつかの9ボール
メジャーイベントを主催している
プロモーター・イベンターの
「マッチルームプール」が、
さきほどTwitterとfacebookを更新。
ちょうど10年前の今日、7月1日は、
日本の赤狩山幸男プロが、
『9ボール世界選手権』で
初優勝を飾った日だとのこと。
#OnThisDay in 2011..
— Matchroom Pool (@MatchroomPool) July 1, 2021
🇯🇵 Japan’s Yukio Akakariyama beat former champion Ronnie Alcano 13-11 to lift his first #WorldPoolChampionship title! pic.twitter.com/YkS6Fm9BpX
Twitter・訳:
「10年前の今日、日本の赤狩山幸男は元世界チャンピオンのロニー・アルカノを13-11でくだして初の世界選手権トロフィーを掲げました」
赤狩山プロからも
コメントをいただきました。
赤狩山幸男・談:
「マッチルームがアップしていた写真を見て『懐かしいな』と。もうあれから10年ですか。この10年……やはり早かったかな。普段はあの日のことを思い出すことはほとんどないですね。誰かとそんな話題になった時ぐらいです。
僕は第1期マッチルーム開催時代(〜2007年)は、まだほとんど海外遠征に出ていなくて、2004年台湾大会のステージ1(現地直前予選)を撞いたことはありますが、本戦には一度も出たことがありません。僕にとって9ボール世界選手権と言えば『カタールの大会』というイメージ。カタール時代は皆勤賞だったはずです(10年連続出場)。
なので、6月に初めてマッチルーム主催の9ボール世界選手権(イギリス)に出てみて、カタール時代とはかなり違うと感じましたし、色々と刺激も受けて勉強にもなりました。特にあのTVテーブルはゴージャスで特別感がありますし、プレイヤーは皆『ここで撞きたい』と思うものだと思います。
これからも身体が動く限り、そして出場資格がある限りは世界選手権に出たいと思っています。2011年当時から今にいたるまで応援してくださっている皆さん、支えてくださっている方々には深く感謝しております。今後も応援よろしくお願いします」
近日改めて、
赤狩山プロの今年の
『世界選手権』(イギリス)の感想や
カタール時代との比較をお届けします。
…………
9ボール世界選手権の
第1期マッチルーム主催時代が
終わったのが2007年マニラ大会。
2008年と2009年は
開催地・開催団体が決まらず
非開催となりました。
2010年に、それまでの
『カタールオープン』が
格上げされる格好で、
カタールビリヤード連盟主催・主管の
もと「復活」しました。
その2010年大会の優勝は、
F・ブスタマンテ(フィリピン)。
翌2011年、2年目のカタール開催で
優勝を果たしたのが
当時36歳の赤狩山プロでした。
赤狩山プロはこの
2011世界選手権の前までは
国際タイトルこそなかったものの、
2009年頃からフィリピン修行や
海外遠征の頻度を増やし、
2009年チャイナオープン3位、
2010年全日本選手権3位、
2011年10ボール世界選手権(マニラ)3位
という戦績を残し、
アジアでは名前を知られる
存在になっていました
(※赤狩山プロの戦績について詳しくは
ビリヲカを)
……という背景がありながらの
この決勝戦ラストラック。↓
相手はフィリピンプール界の
奇才とも怪人とも言われる
ロニー・アルカノ
(2006年世界チャンピオン)でした。
フィリピンからの出稼ぎ労働者が
多いカタール。
ギャラリーもほとんどフィリピン人か
フィリピンびいきの人たち。
赤狩山プロにとってはアウェーの舞台。
貴賓席と表彰式には、
白い民族衣装をまとった男性たちが
ずらりと並ぶいかにも
アラブ世界な雰囲気。
そんな一種異様とも言える空気感が
ライブ映像からも
伝わってきていたせいか、
逞しくプレーする赤狩山プロの
一挙手一投足を夢中で追いかけながら、
球仲間とともにTwitterに
戦況を書き込んでいた
あの10年前の7/1の深夜のことを
ありありと思い出します。
このラストラックについても
いずれ赤狩山プロに
語っていただこうと思っています。
…………
昨年から赤狩山プロの
ショット動画を撮らせてもらってます↓
…………
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