昨日(7/12)、
BCA(The Billiard Congress of America)が、
今年(2021年)の『Hall of Fame』
(ビリヤード栄誉殿堂)入りの
人物を発表しました。
Hall of Fameには、
目覚ましい戦績を残してきたプレイヤーや、
ビリヤードの発展・普及に貢献した
業界関係者が選ばれます。
(※プレイヤーの場合、40歳以上で
プロキャリア10年以上が条件です)。
毎年一度、BCAメンバーの投票により
殿堂入りの人物が1名〜数名決まります。
2020年までに78名が殿堂入りし、
その約7割がプレイヤーです。
BD読者お馴染みの、
ポケットビリヤードの世界王者たち――
E・レイズ、E・ストリックランド、
F・ブスタマンテ、D・アプルトン、
J・アーチャー――なども選ばれていて、
昨年はK・フィッシャーが選出されました
(※歴代のホール・オブ・フェイマーは
こちらから)。
…………
そして今年(2021年)は、
2003年&2013年と
2度『9ボール世界選手権』で優勝。
『ワールド14-1』では優勝4回。
2009年『チャイナオープン』優勝
2011年『ワールドカップオブプール』優勝、
といった優れた戦績を誇る、
ドイツの「ヒットマン」、
トーステン・ホーマン
(Thorsten Hohmann。41歳)が
選出されました。
2位のD・オルコロ(フィリピン)とは
2票差だったとのこと
(昨年、ホーマンは
K・フィッシャーに次ぐ2位でした)。
今年の同率3位は、
アメリカのC・デュエルと
オランダのN・フェイエンでした。
…………
ホーマンは、国際的には
まだ無名の存在だった2003年に
『9ボール世界選手権』
(カーディフ開催)で、
A・パグラヤンを破って初優勝。
当時23歳でした。
翌2004年に
アメリカ・フロリダに移って、
競技活動に一層打ち込み、
アメリカ・欧州・国際、
9ボール・8ボール・14-1など、
様々な大会で様々なタイトルを
コンスタントに獲得しました。
2006年には
当時の世界最高賞金額の『IPT』
(短命に終わった8ボールツアー)で
約4000万円を獲得。
同年、長年愛好する14-1でも
初めての世界タイトルを手にしています。
全日本選手権にも毎年のように参戦し、
2010年に優勝。
2011年には先輩のR・スーケーと組んで、
『ワールドカップオブプール』の
トロフィーをドイツにもたらしました。
2013年には2度目の
『9ボール世界選手権』タイトルを獲得。
近年は年下のJ・フィラーに
ドイツ代表枠を持っていかれることが多く、
マッチルームなどが主催する
招待イベントに出る機会は減りましたが、
競技活動は続けています。
ホーマンは約20年間に渡り、
14-1のトッププレイヤーとしての地位を確立し、
米国内外の14-1主要タイトルを
繰り返し獲得していますが、
それは殿堂入り選手の投票において
大きなアピールポイントになったはずです。
(※BCAは14-1という種目に
大きな価値を置いているため)。
Billiards Digest誌のFBページに
載っているホーマンの喜びの声を
抜き出してまとめました。
トーステン・ホーマン談:
「私がアメリカに移ってきた頃
(2004年)は
まだアメリカ人選手達が優勢で、
彼らの多くが殿堂入りしていました。
私の国のヒーローである
オリバー・オートマンと
ラルフ・スーケーに続いて、
この特別なグループに入ることは夢のようです。
実は1週間前に今まで長く住んだ
フロリダを離れ、ドイツの
フルダ(ヘッセン州)に帰郷しました。
こんな小さな町からアメリカに
向かったのかと懐かしくなりました。
当時はビリヤードを上手になりたい
という夢は持っていましたが、
異国に住んでこのレベルにまでなれるとは
考えてもいませんでした。
近年たしかにマッチルームのような
大きな露出のあるイベントには
あまり出ていません。
以前はオリバーやラルフ、最近なら
ジョシュア・フィラーといった
国内の選手たちと
いつもドイツの枠を争っていますし、
ほとんど招待されたことはありません。
そのため、私にはいくつかの
タイトルを競うことができず、
あまり認識されなく
なっているのだと思います」
…………
ホーマン(と昨年殿堂入りした
K・フィッシャー)の
記念セレモニーは、今年10月29日に
アメリカ・バージニア州
ノーフォークで行われます。
例年通り、
『インターナショナルオープン』
(旧USオープン)の会期中に、
会場のあるホテルで行われる予定です。
※ホーマンについては
こちらの記事もどうぞ。
※ホーマンの主要戦績はこちら(日本語)
…………
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