ラスベガスのカジノホテル『リオ』で、
10ボールの『ラスベガスオープン』が
始まります。
会期は現地時間の9/1～9/4
（※日本の9/1深夜～9/5早朝）。
9/6から始まる『10ボール世界選手権』と
会場を共用しています。
また、アマトーナメントとも
会場を併用しているため、
場内にはかなり多くの
テーブルが設置されています。
日本からは、
大井直幸、吉岡正登、村松さくら、酒井賢志朗の
4名のJPBAプロが参戦します。
大会フォーマットなどは、
こちらの記事の後半をご覧ください。
本大会は、アメリカの新プロツアー、
『PREDATOR US Pro Billiard Series』
（プレデターUSプロビリヤードシリーズ）
の第2戦として行われます。
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さて、大会2日前、8/30に
ラスベガス入りした吉岡プロが、
画像とコメントを送ってくれました。
日本→ラスベガスへの長旅の様子、
そして会場風景がよくわかる手記です。
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吉岡プロ・記：
皆さんこんにちは。大阪の自宅を出て、ちょうど24時間かけてラスベガスに到着した吉岡正登です。1日目からなかなかハプニングの多い展開で疲れました。
まず、関空から成田へ国内線で移動。今回初めて海外のエージェントを使って航空券を取りました。事前に受託手荷物追加のオプションを選択していたものの、航空会社からは手続きが済んでいないと告げられ、超過料金を支払うはめに。ただ、このエージェントは日本語対応していてレスポンスも非常に早く、返金対応してくれるとのことで一安心。
第1乗り継ぎ地の成田空港で、今回初導入した自撮り棒を活用して写真を撮っていると「吉岡プロですか？」と声を掛けられました。なんと北海道出身・神奈川在住の酒井賢志朗プロでした。ロスまで同じ飛行機だと判明。
聞けば今回、羅立文プロに同行して遠征する予定でしたが、羅プロがコロナ陽性のためキャンセル。酒井プロは初海外で不安なものの、一人で渡米することに。しかし今年の7月にプロ入りして、初試合がアメリカだなんてなかなかレアケースです（笑）。
…………
成田から10時間かけて第2乗り継ぎ地のロサンゼルスへ到着。コロナ禍のアメリカで不安を覚えながら入国審査へ進むと、ものの20秒であっさりパス。用意していたワクチンパスポート（ワクチン接種証明書）も出さずじまい。拍子抜け……というか大丈夫なのかと。その頃ケンシロウPは女性審査官と慣れない英語で格闘してました（汗）。
…………
無事に2人とも入国でき、乗り継ぎ時間をスタバで過ごす。ここからラスベガスへの便は別々なので、現地ホテルの『リオ』で再合流しようとなりました。
…………
ロサンゼルス空港のターミナルを一周してみましたが、至る所にPCR検査場があり、中にはワクチン接種ができそうな場所も。また、意外にマスク着用率が多く、屋内・屋外問わずほとんど皆マスクをしていたのが、想像と違って印象的でした。一人で不安そうなケンシロウPを置いて先にラスベガスへ。
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試合会場でもあるホテルの『リオ』へは、ラスベガスのマッカラン空港から車で10分ほど。いつものようにUberで行こうと乗り場へ向かうと「コンニチハ」と背後から声が。ドイツのT・ホーマン選手でした。ちょうどラスベガス到着のタイミングが同じだったようです。
どうも現地にいる友人が車で迎えに来るらしく、「一緒に乗って行こう。Uberはキャンセルしなさい」とのこと。ホーマンさんは昔から知っていて2度対戦したこともありますが、特別親しくしていた訳ではありません。なんて優しいお方。あなたは神ですか。
迎えに来てくれたのはカリフォルニア出身のPhi（フィー）さんと言うナイスガイ。車内で少し会話をしているとホーマンさんのガールフレンドが日本人だと判明。ニューヨークで一緒に暮らしているとのこと。それで日本人の僕を気遣ってくれたのかな？
「オナカスイテマスカ？」とホーマンさん。機内食が少なくベリーハングリーだった僕はもちろん「Yes!」。先にホテルにチェックインしてから一緒に韓国焼肉に行きました。2時間後に到着するケンシロウPに後ろめたさも感じながら（笑）。
フィーさんはラスベガスオープンと同じ会場で開催されるアマトーナメント（バーテーブルと呼ばれる7フィート台を使用）に出場するプレイヤーでした。拙い英語で悪戦苦闘でしたが、2人は僕の英語力に合わせて喋ってくれて、なかなか良い交流ができました。しかも会計もほとんどホーマンさんがしてくれてやっぱり神でした。
会話の中で知った情報として……、ホーマンさんと同郷のR・スーケー選手がこの後夜中に到着すること。そして、スーケー選手を含めたヨーロッパ選手の大半は、自国からアメリカへの渡航制限がかかっているため、先日トルコで開催されていたプロトーナメント（『トルコ10ボールインビテーショナル』）の後、そのまま滞在を延長してからこちらに入ってくることを知りました。
この後ホテルでスペインのD・アルケイド選手（トルコの大会では彼が優勝）やギリシャのA・カザキス選手も見かけたので、ヨーロッパ選手達も無事に入国できている模様です。
2人と別れた後、ホテルに戻ってケンシロウPに連絡。無事にチェックインできたか聞いてみると、トラブル発生中とのこと。僕も加勢して、フロントで色々とやり取りをしてとりあえず一件落着。初海外でしかも一人となると、やはりトラブルが起こるものですね（汗）。
長い1日になりましたが、何はともあれ日本の4名は皆無事に試合ができそうです。明日は大井プロ達と共に練習と買い物に出掛ける予定です。
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最後に、開催直前の会場の画像をお届けします。『リオ』内の大広間にたくさんのテーブルが設置されています。レイアウトは過去2回と同じです。
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テーブルは『Diamond』（ダイヤモンド）で、プロエリアの四角いテーブルライトはプレデター製。一つこれまでと違うところとして、プロエリアのテーブルには、上側にモニターが取り付けられていました。対戦カードとスコアがわかりやすくなっています。
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引き続き、画像や現地情報をBDさんに送る予定ですので、またご覧ください。そして日本の4名を応援いただけると嬉しいです。以上、ラスベガスより吉岡でした。
（了）
ラスベガスオープン関連記事：
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8/1 プレデターUSプロビリヤードシリーズ開幕。概要まとめ
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