〈BD〉MIKIの新開発ジョイント『WAVY 2』の特徴とは？初代WAVYとの互換性は？

9月21日（火）に発売開始となる

MEZZ（メッヅ）のプレーキューの

新シリーズ、『CP-21』。

→ BDでの紹介記事はこちら

このCP-21には、

MIKI（（株）三木）が

新しく開発したジョイント、

『WAVY 2』（ウェイビー2）が

搭載されています。

2002年に初代『WAVY』が登場して以来、

実に19年ぶりの新ジョイントです。

※MEZZ公式サイト内、

WAVY 2紹介ページはこちら

初代WAVYもタイトな結合感と

高い剛性を有した優れたジョイントで、

MEZZ / EXCEEDの多くのキューに

採用されてきました。

今もたくさんのプレイヤーが

WAVYジョイントを使っているでしょう。

そんな中、なぜ今、新ジョイントなのか？

その開発経緯や初代WAVYとの違い、

そして気になる互換性などについて、

MIKIの開発担当スタッフに取材をし、

Q&A形式でまとめました。

…………

聞き手：BD

語り手：MIKI開発担当スタッフ

――WAVY 2の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか？　

MIKI開発担当スタッフ：2019年初頭、『IGNITE 12.2』（イグナイトシャフト）を発売したあたりです。カーボンシャフトの普及が進む中で、カーボンシャフトに適した「ビッグピンジョイント」が必要だと考えたところから開発が始まりました。

――WAVYとWAVY2は、ピン（雄ネジ）や雌ネジの見た目からして違っていますね。つまり性質・性格も違っているのでしょうか。

M：はい。まずWAVYは、「キューの一体感」に主眼を置き、ウッド・トゥ・ウッドの木ネジで専用設計されました。接合面の広い独自のネジ山形状により、ダイレクトな打感と長期使用しても緩くならない結合性と高い耐久性を併せ持ち、EXCEEDキューやMEZZキューのハイエンドモデルに長年採用されてきました。

一方、WAVY 2は、ネジの谷径を深くすることで接合面積をさらに拡大させつつ、ピンのしなりの剛性は従来よりマイルドな方向に調整しています。また、WAVY 2の雌ネジ側は、従来の木ネジから樹脂の複合構造に変更することで、素材個体差によるジョイントのバラつきをなくし、安定化を狙っています。

――WAVY 2ジョイントでプレイヤーはどのような打感を得られるのでしょうか？

M：WAVY 2ではきつすぎず、ゆるすぎずちょうどよい加減の締め付けを追求しています。それにより、WAVYと比べて多少しなりの効いた打感を得られるように狙っています。

――WAVY 2が出た後も、初代WAVYは残っていくのでしょうか？　また、WAVY 2はMEZZプレーキュー『CP-21』シリーズでデビューしますが、その後どんなキューに搭載される予定ですか？

M：今後発売されるモデルにはEXCEEDも含めてWAVY 2が採用される予定です。MIKIのジョイントラインナップは『ユナイテッド』（UJ）と『WAVY 2』（W2J）の2種類となります。ただ、スペアシャフトはWAVYでの販売も継続しますのでご安心下さい。そして、『CP-21』以降のWAVY 2搭載商品については現時点では申し上げることが出来ません。今後の展開を楽しみにしていただければと思います。

――初代WAVYとWAVY2の互換性はどうなっていますか？　新旧のバットとシャフトを組み合わせることはできますか？

M：そちらについてはこちらの適合表をぜひご覧ください。