〈BD〉球聖位防衛ならず。小笠原晋吾の談話

 

昨日(10/10)

東京『AZ. Place』で行われていた、

アマ9ボールタイトル戦、

 

『第29期球聖戦 球聖位決定戦』で敗れ、

球聖位から降りた小笠原晋吾選手。

 

試合直後の短い談話をお届けします。

 

※試合レポートはこちら

 

※新球聖・小宮鐘之介選手の

談話は近日公開予定です。

 

…………

 

――セットカウント1-5での敗戦。

 

小笠原:完敗ですね。特に序盤~中盤は全然でした。テーブルコンディションもわからず、ブレイクも決まらずで、主導権がずっと相手に行ってましたし、レベル的にも相手の方が高かった。それが結果として現れたと思います。終盤は良くなったと思いますが、もっと早くからああいうふうに撞きたかったです。

 

――緊張感は?

 

小笠原:かなりありました。序盤は手も震えてましたし、メンタル的にきてました。まあ、球が入らないのは自分のスキルの問題なんでそこはしかたないなと思えますが(苦笑)、球聖位になってから今日この防衛戦まで、コロナ禍による延期もあって約2年半かかったというのはやっぱり長かったですね。「重み」みたいなものがずっとあり続けたので、それで一層緊張感があったのかもしれないです。

 

――終盤の2セット(第5 & 第6セット)はともに6-7で落としたとはいえ、ランアウトも増えて、らしさのあるプレーが前面に出ていました。

 

小笠原:テーブルコンディションも掴めてきて、ブレイクも良くなったんで、終盤はそれなりに自分の球が撞けたとは思います。セットを落としても次のセットに入る時には気持ちを切り替えられていたし、集中も出来てました。ただ、第5セットの最後の7番のセーフティミスと、第6セットのマスワリ上がりの9番ミスは大きかったですね。あれを決めていれば……というところでしたし、決め切れなかったからこのスコアになったと思います。

 

――小宮選手については?

 

小笠原:上手なのはもちろん前から知ってましたけど、今日は僕よりもしっかり集中していた感じでしたし、状態も良さそうでブレイクも決まっていて、僕よりレベルが上でした。プレーテンポもいいし、撞いていて楽しい選手なので、試合自体を楽しめました。

 

――球聖位から降りることになりました。

 

小笠原:もちろん防衛出来たら良かったですけど、僕はもともと『絶対タイトル保持』みたいな考えはないですし、勝ち負けのことはしょうがないですね。このお店(AZ. Place)で決定戦を撞けて、お店の人達にたくさん応援してもらえたし、僕の試合を楽しんでくれてたみたいなので、それはとても良かったなと思います。前から自分の目標は『上達を感じながらビリヤードを楽しむこと』です。最近はローテーションやスリークッションもやってます。今後も色々な種目を楽しみながら、出られる試合には出て行きたいと思います」

 

(了)

 

 

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