刊行されたばかりの
『レジャー白書2021』によると、
「2020年に日本国内で1回以上
ビリヤードをした人」の数(参加人口)は、
およそ「180万人」でした。
前年(2019年)から約80万人減りました。
…………
国内の「ビリヤード競技人口」を
調査・発表しているメディア・機関・
個人はなく、調べる手段もありません。
ですが、
年1回発行の『レジャー白書』
(公益社団法人・日本生産性本部発行)では、
あくまで競技人口ではなく
「参加人口」という形ですが、
余暇実態の調査種目のひとつ
(全108種目)として
ビリヤードも扱っています。
2021年版↓
10月4日に『2021年版』が発刊。
※扱っているデータは2020年のものです。
レジャー白書には、
様々なスポーツ・ホビー・レジャーに
「1年に一度以上参加した人数」
(参加人口)の推計値が出ています。
インターネット調査で
毎年約3,000サンプルを対象として
個人の余暇活動の実態を調べ
(今年は有効回答数3,246)、
推計人口を出すというやり方を
長年継続しています。
母数が少ないので、
特にマイナースポーツの数値は
実態からの乖離・振れ幅が大きいと思います
(※BDもここに記されている数字を
参考・目安程度にしか考えていません)。
ちなみに、
2020年の参加人口Top 5のレジャーは、
「動画鑑賞(レンタル、配信を含む)/3,900万人」
「読書(仕事・勉強を除く娯楽としての)/3,650万人」
「音楽鑑賞(配信、CD、レコード、テープ、FMなど)/3,410万人」
「国内観光旅行/3,390万人」
「ドライブ/3,340万人」
となっています。
コロナ禍の影響をもろに受けた
2020年の余暇市場は、前年比
23.7%減少(!)となりました。
外出や移動や他者同伴を要する
多くの活動で参加人口が低下。
そのため、2020年は
かなり順位に変動がありました。
9年連続首位だった
「国内観光旅行」が4位に
後退したのは象徴的な出来事です。
一方で、在宅・近場でできる
「動画鑑賞」や「ウォーキング」
などは人口が増加しています。
前置きが長くなりましたが、
本書から2020年のビリヤードに
まつわるデータを抜粋してお届けします。
…………
■2020年ビリヤード参加人口:
およそ「180万人」
2020年に
「1回でもビリヤードをした人」の
推計値です(実測値ではありません)。
前年(2019年)から
80万人ダウンとなり、
BDが把握している限り
(2003年以降)では、
最も少ない人口となりました。
これは他の多くの活動と同様、
コロナ禍で外出を控えたり、
屋内スペースを回避したり、
ビリヤード場などの遊戯施設が
休業や時短営業となった影響を
受けたためと思われます。
繰り返しますが、これは、
遊びかスポーツかは関係なく、
『年に1回以上やった人』の数です。
競技層の実態を反映したデータ
(「競技人口」)ではありません。
大型アミューズメント施設などで
遊びでビリヤードに触れている人達、
いわゆる「ライトユーザー層」を
イメージすると良いでしょう。
2003年からの
ビリヤードの年間参加人口の推移は
以下のようになっています。
2003年 670万人
2004年 670万人
2005年 710万人
2006年 550万人
2007年 530万人
2008年 530万人
2009年 920万人
2010年 830万人
2011年 370万人
2012年 460万人
2013年 330万人
2014年 500万人
2015年 280万人
2016年 230万人
2017年 270万人
2018年 270万人
2019年 260万人
2020年 180万人 ←New !!
トップ画像はこれをグラフ化したものです。
…………
2020年の他のビリヤードデータも
見ていきましょう。
■参加率:1.8%
※全回答者の中でビリヤードを
年に1回以上やった人の割合。
ちなみにカラオケで「17.7%」。
※この参加率(1.8%)に、
余暇活動が出来る15歳~79歳人口
(9,896万人。昨年より57万人減)
を掛け合わせて、
参加人口を推計している。
■年間平均活動回数:5.2回
■年間平均費用:3,600円
※用具代は含まず、プレーフィーのみ
■1回当たり費用:690円
BDを定期的に見てくださっている
熱心なビリヤードプレイヤー・
ファンの皆さんは、
年間の費用も活動回数も
上記の数値とは桁違いのはずです。
…………
以下、補足データです。
ビリヲカさん調べでは、
国内のビリヤードテーブル設置施設
(ビリヤード専門店だけでなく、
総合アミューズメント施設含む)の数は、
昨年からさらに微増傾向で
「約1,592軒」だろうとのこと。
直接的にコロナ禍によって
閉業を余儀なくされたという
テーブル設置施設はそれほど多くはなく、
それを上回るペースで、
テーブル設置施設の新規オープンが
増えていると言ってよさそうです。
……ということで、以上、
「『レジャー白書』に見る
2020年ビリヤード参加人口」でした。
…………
BD Official Partners :
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