〈BD〉E・ストリックランド、8年ぶりの『モスコーニカップ』アメリカチームメンバーに

 

「スト様」が8年ぶりに

アメリカ国旗を背負います。

 

…………

 

12月7日~10日に、

ロンドンの『アレクサンドラパレス』で

開催される28回目の

『Mosconi Cup』(モスコーニカップ)。

 

9ボールで行う、5対5の

ヨーロッパ vs アメリカの対抗戦です。

 

E・カチの選出で、今年の欧州チームが

コンプリートしたのは

昨日お伝えしたとおりです。

 

アメリカのあと3名(5名中)の

決定はもう少し後かなと思っていたら、

さきほどレジェンドの名前が

アナウンスされました。

 

E・ストリックランド。

「スト様」です。

 

→ マッチルーム公式サイト内

ニュースページ(英語)

 

今年還暦を迎えたスト様。

 

2013年大会以来8年ぶり

15回目のモスコーニカップです

(アメリカの最多出場選手は

J・アーチャーの17回)。

 

過去14回出場して、

9回優勝を経験しています。

 

スト様・談:

 

「もうここに戻って来ることはないと思っていた。過ぎたことだと思っていたよ。でも、国のためにプレーするのは最も大事なことだ。このゲームを愛するからこそプレーし続けているけれど、モスコーニカップはおそらくプール界で最も難しい大会だ。プレッシャーは厳しく、自分をアピールする時間もない。一球に全てがかかっている。

 

僕のブレイクは以前ほど良くないかもしれないけど、自分では今までと同じようにプレーできると思っている。今でも良いゲームをしているし、十分に勝てると思っている。だから僕は辞めてないんだよ。もし自分にポイントを奪って勝つだけの力がなかったり、相手に脅威を与えられるプレイヤーでないと自覚していたら、身を退いて他の人に道を譲っているよ。僕はまだプレーできる。準備もできる。健康だからね」

 

『USオープン』優勝5回、

『9ボール世界選手権』優勝3回

というアメリカンプール史、

いや、世界プール史に残る

スーパーレジェンド

プレイヤーであるスト様。

 

近年は、アメリカ国内の

イベントやローカルトーナメント中心で

国際大会に出向くことは減り、

ビッグタイトルには縁がありませんが、

ギャラリーもスト様の登場に

盛り上がること間違いないでしょうし、

往時の「ザ・パール」の輝きを

放ってくれることを期待しています。

 

ただし、よく知られるように

ビリヤード界きっての気分屋であり、

トラッシュトーカーとしても

知られているので、

欧州チーム選手とやり合ってしまう

可能性もあります。

 

TV的には面白い絵が

撮れるかもしれませんが、

敵のみならず味方の士気までも

下げる危険性は大いにあるでしょう。

つまり諸刃の剣だと言えます。

 

この孤高のレジェンドを、

年下の監督であるJ・ジョーンズと

副監督のS・バンボーニングが

どうコントロールするのか

(コントロール不能にならないか)、

も含めて本番が楽しみです。

 

……と、同じように考える人は

多いでしょうし、色々と気になって

有料ライブストリーミングを

見たいという人が増えるはず。

 

そこまでの絵図を描いている

であろうマッチルーム(主催者)は、

やはり歴戦のプロモーターです。

 

…………

 

● 10月27日時点の両軍メンバー

 

2021 EURO:

A・オーシャン(5回目。オーストリア)

D・アルケイド(3回目。スペイン)

J・ショウ(6回目。スコットランド)

J・フィラー(4回目。ドイツ)

E・カチ(4回目。アルバニア)

監督(ノンプレイングキャプテン):A・レリー

副監督:K・ボイズ

 

 

2021 USA:

S・バンボーニング(15回目)

S・ウッドワード(7回目)

E・ストリックランド(15回目)

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監督(ノンプレイングキャプテン):J・ジョーンズ

副監督:S・バンボーニング 

 

モスコーニカップの最新情報は以下で。

※公式サイトはこちら

※主催のマッチルーム

(Matchroom Pool)のFBページはこちら

 

…………

 

モスコーニカップは、

プール(ポケットビリヤード)界で

興行的に最も成功しているTVイベントで、

 

TVテーブル1台のみで、

シングル戦とダブルスマッチの

ショートゲームを順々にこなしていきます

(最大21マッチを行います)。

 

前回大会(2020年)は

イギリスで無観客で行われ、

ヨーロッパが11-3とアメリカを圧倒。

3年ぶりの優勝を飾りました

(※前回大会の結果記事はこちら)。

 

通算成績は、

ヨーロッパ13勝・アメリカ13勝・引き分け1回と

完全に互角となっています。

 

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