2021/11/12

〈BD〉B級：宮本琉成編～2021『アマローテ』優勝者アンケート～

アマ公式戦『アマローテ』

（正式名称「全日本アマチュアポケットビリヤード選手権大会」）。

B級優勝の宮本琉成選手の

アンケートをお届けします。

※A級：喜島安広編はこちら

※女子級：坂田夕紀編はこちら

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『アマローテ』優勝者アンケート～B級：宮本琉成編～

Q1：優勝のお気持ちをお聞かせください。

宮本：率直に嬉しいです！　疲れましたが、大会2日目はお昼前から約7時間で11試合、リズム良くプレー出来た感じでした。10月の『地上最強B級戦』（東京）で優勝した時、すでにこのアマローテBクラスにエントリー済みだったのでこちらにも出られるという確認が取れていました。「そのパターンはTPA（東京ポケットビリヤード連盟）では土方隼斗プロ以来だね！」と言われたので「この試合も獲りたい！」って思ってました。だから嬉しさ倍増です。

Q2：勝因はなんだと思いますか？

宮本：徐々にリラックスできたことと展開が良かったことです。僕ははじめフォーマットがわかっていなくて、ベスト16から再抽選のシングルトーナメントだと思ってました。勝者3回戦で負けて、敗者ゾーンに入ってから完全ダブルイリミネーションだと理解しました。親からLINEで「負ける事だってあるんだから伸び伸びいけ！」って言われたんですけど、それは逆にプレッシャーになりました（笑）。でも「背水の陣だな」って言われた時に、｢一球一球を大切に撞こう！｣「優勝までの試合数は……？」｢負けたらB級戦で試合する事は二度と無いんだな」って思ったらリラックスできました。

Q3：大会を通してプレーの自己評価はいかがですか？

宮本：シュートミスは少なかったと思います。ただ、コンディションが掴めてなくて出しミスからセーフティーミスをしたりファウルをしたり、ブレイクスクラッチも何度もありました。それにジャンプが跳ね過ぎて場外してしまったりしました。でも、展開が良くてシュート出来る球が回って来ることが多くて繋げられました。負けてもおかしくない試合もありましたが、結果勝ててラッキーでした。

Q4：「これを心掛けて撞こう」というテーマなどはありましたか？　それはどれだけ実行できましたか？

宮本：「シュート出来る球はしっかり入れる」「リズム」「攻守の切り替え」を意識していました。シュートとリズムに関しては及第点をもらえると思います。でも、セーフティーの出来はほとんどダメだったと思います。それと、やっぱり緊張していたのか手汗はすごかったです。しっかり拭きながらリズムを守って撞いてました。

Q5：大会中特に印象に残っている試合とその理由を教えてください。

宮本：敗者11回戦です（vs 橋本健司（兵庫）。敗者側の準決勝）。1ラック目は僕がリードして、2ラック目は橋本選手が追い上げてきました。最後、106-105で僕がゲームボールの14番を迎えました。手球は短クッション際で的球はセンターとフットの間でスクラッチもある配置。セーフティーで負けるのは嫌だったので、立てキューで引きをかけてショットして、入れて勝つことが出来ました。

Q6：アマローテという大会の好きなところは？

宮本：完全ダブルイリミネーションだというところ。特に敗者側に回るとたくさんの試合をこなす体力と、ショットクロックもあるので早く判断する力も必要です。それと、B級とL級は120点ゲームなので1ラックで終わることもあるのでスリリングです。A級とL級はコールショットなのでそこの駆け引きもすごく楽しい試合だと思います。

Q7：最後にローテーションの魅力とは？

宮本：コールショットによる駆け引き、セーフティーの重要性、セーフティを返すための複数のシステムなど、奥深くて技の応酬になることもあり、見どころがたくさんあります。僕が所属しているTPAなど、各都道府県の連盟（ビリヤードクラブ）ではローテーションゲームで月例会をやっています。興味が湧いてきた人は連盟員に声を掛けてください。

（了）

Ryusei Miyamoto

生年月日：2006年11月2日

出身・在住：東京都

職業：中学3年生

使用プレーキュー：ADAM JAPAN『MUGEN』（シャフトはSolid 12 MAX、タップはKAMUI BLACK M）

プレー歴：約5年

所属店：『WISH』（東京都）

所属（支援）企業・団体など：TPA、ADAM JAPAN、Kamui Brandジュニアパートナープログラム、RUNOUT、他

主なタイトル：

2021年『第72回 9ボールクラシック地上最強B級』優勝

2021年『アマローテB級』（『第68回全日本アマチュアポケットビリヤード選手権大会 B級』）優勝