2020年から始まった
興味深いランキングです。
「プール(ポケットビリヤード)界で
最も影響力のある15名(個人・企業・団体)は誰か」
というランキング。
2021年版が公開されました。
→ 元記事はこちら(英語)
このランキング企画の主催者が
アメリカのビリヤードECサイト
ということも関係しているのか、
ランキングは全て欧米の
プレイヤー・企業・団体で
占められていますが、
皆さんの知っている名前は
いくつあるでしょうか。
名前を知らなくても画像やロゴを
見たらピンとくる人や企業もあると
思いますので、元記事も
一度眺めてみてください。
このランキングは、
「選考委員会」内の投票と
一般投票によって決定。
「選考委員会」のメンバーは、
ビリヤードメディア・プロ選手・
関係者など11名です
(※元記事の下の方に出ています)。
早速、2021年のインフルエンサー
トップ15を見ていきましょう。
元記事の寸評をもとに
BD流で解釈して紹介します。
…………
1位:MATCHROOM(マッチルーム)
9ボール国際イベントを多数手掛けるイベンター/プロモーター
1982年設立。ダーツ、ゴルフ、ボクシング、スヌーカーなど多くのスポーツを扱うイベンター/プロモーター。2018年頃にプール(ポケットビリヤード)部門を再編・強化。エミリー・フレイザーがディレクター職に就いた。2021年は6つの9ボール国際イベントを開催。今年(2022年)は8つ開催予定で、独自の『ナインボールワールドランキング』も立ち上げた。
…………
2位:PREDATOR GROUP(プレデターグループ)
No.1キューメーカーグループ
1992年設立。「314シャフト」「REVOシャフト」などイノベーティブな商品を次々と開発し、ユーザーを増やしてきたNo.1キューメーカー。近年はボール、ラシャ、テーブルなども手掛け、総合メーカー化している。プール/キャロムトーナメントへの協賛・提携やジュニア育成にも熱心で、プレデターグループ全体ではプール界に大きな投資をしている。
…………
3位:APA(エーピーエー)
世界最大のアマチュアプールリーグ
1979年設立。独自のハンディキャップシステムを用いたアマチュアプールリーグシステムを確立し、アメリカ(APA)・カナダ(CPA)・日本(JPA)の各地域で合計約25万人のメンバーを擁している。毎年夏にラスベガスで行われるAPA主催の『世界選手権』には日本(JPA)からも複数のチームが参加している。
…………
4位:ACCU-STATS(アキュスタッツ)
アメリカNo.1のビリヤード映像プロダクション
30年以上に渡り、アメリカ開催のビッグイベントや自社主催エキシビションでデータ(スタッツ)分析と映像撮影を担ってきた制作会社。同社のVHS・DVD・有料ストリーミングにお世話になった日本のプールファンも多いはず。現在は『インターナショナル9ボールオープン』の運営も手掛けている。
…………
5位:CSI(シーエスアイ)
アメリカのビリヤードイベンター/メディア
アマチュアプールリーグ(BCAとUSA)の運営、プロ・アマイベントのプロデュース、ライブ映像配信、映像コンテンツ制作など、複数の事業を行っているビリヤード総合企業。2020年から10ボールのプロツアー、『USプロビリヤードシリーズ』も手掛けている。
…………
6位:DIAMOND(ダイヤモンド)
競技者に愛されるテーブルメーカー
1987年設立。堅牢・正確・高品質な競技テーブルを製作するメーカーで、特にハイアマ・プロプレイヤーからの信頼が篤い。同社のテーブルは全米各地のみならず海外にも出荷されている。間もなく始まる年1回のビッグイベント『ダービーシティクラシック』の冠スポンサーでもある。
…………
7位:CUE IT UP(キューイットアップ)
No.1ビリヤードポッドキャスト
ビリヤード界の最新トピックを紹介する人気ポッドキャスト。N・ミンダム氏がホストを務め、注目プレイヤーや関係者など様々なゲストが登場する。車社会・アメリカではポッドキャストなど音声コンテンツの利用者は多く、CUE IT UPはビリヤード界で最も聞かれているポッドキャストである。
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8位:BCA(ビーシーエー)
CSIが運営する人気のアマチュアプールリーグ
5位のCSIが運営するアマチュアプールリーグ。APAと同じく多くのプレイヤーが参加している。北米キュースポーツ統括組織の「BCA」(Billiard Congress of America)の名を冠しているが、BCAは直接運営にはタッチしていない。
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9位:SHARIVARI(シャリバリ)
ビリヤード界No.1オンラインプールコーチ
ドイツのアマプレイヤー/YouTuber。上達のために自分自身を撮影した映像にグラフィックと音声解説(英語)を付けて公開したところ高評価。映像・実演・編集・トーク、全てがハイクオリティなインストラクション動画を制作し、現在23万人(※2022年1月時点)もの登録者を楽しませている。
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10位:NIELS FEIJEN(ニールス・フェイエン)
世界チャンピオンが名インストラクター・名解説者へ
2014年『9ボール世界選手権』など数々のタイトルを持つオランダNo.1プロ選手。44歳の今も第一線で活躍しながら、自身のYouTubeチャンネルで無料なのがもったいないレベルのインストラクションを発信。また2021年『モスコーニカップ』では解説者も務めた。
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11位:WPA(ダブリュピーエー)
世界プールビリヤード連盟
1987年に設立されたプール(ポケットビリヤード)の国際的な統括団体。各国・各大陸の「選手権」や国際イベントを公認する立場でもある。マッチルームが『9ボール世界選手権』と『ナインボールワールドランキング』も運営するようになり、どんどん影が薄くなっている。
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12位:FLORIAN “VENOM” KOHLER(フロリアン“ヴェノム”コーラー)
No.1トリックショットパフォーマー
フランスが生んだトリックショット/アーティスティックビリヤードの異才にして伝道師。「ヴェノム」はステージネーム。長年YouTubeで発信を続け、ビリヤード界では最も多い約108万人もの登録者がいる(※2022年1月現在)。ギネス世界記録™も複数保持。
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13位:AZB FORUM(エージービーフォーラム)
No.1ビリヤードフォーラム
アメリカの名物ビリヤード情報サイト「AZBILLIARDS.COM」。その中の「AZBフォーラム」はプール界で最もPV数の多いフォーラムで、10万人に迫る会員が何十万ものスレッドに何百万もの投稿をしている。技術・道具・試合・ゴシップ……どんなネタもここに集まる。
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14位:SHANE VAN BOENING(シェーン・バンボーニング)
アメリカNo.1プレイヤーは影響力もNo.1
『USオープン』優勝5回・モスコーニカップ15回連続出場を誇る現・全米No.1プレイヤー。アメリカのみならず世界中のプールファンや同業プレイヤー、関係者からも敬愛される存在で、その発言・振る舞い・戦績・プレー内容・使用ギアを含め一挙手一投足が注目されている。
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15位:LIL'CHRIS(リルクリス)
根強い人気を誇る「割と上手い」アマYouTuber
日本で言う「B上~A下」ぐらいのアマチュア「リル(リトル)クリス」が、YouTubeでテクニック解説・チャレンジ企画・自らの試合・練習の解説などを公開。親しみやすく撞球愛溢れるキャラクターも人気の一因。
…………
以上、2021年の
Top 15インフルエンサーでした。
1年後、2022年版ランキングは
どうなるでしょうか。
9ボールのプロモーションに
注力し続けているマッチルームの
1位はしばらく不動だろうと思います。
プレイヤーとしては、
ジェイソン・ショウや、
プールプレイヤーとしては初めて
アリソン・フィッシャーが
名を連ねるかもしれません。
→ 2020年Top15ランキングはこちら
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