日本の大井直幸が
決勝シングルトーナメントで2勝を挙げ、
ベスト16へ進んでいます。
…………
イギリス・ミルトンキーンズの
『スタジアムMK』で開催中の
『9ボール世界選手権』。
Day3が終わりました。
Day3は決勝シングルトーナメントの
ベスト64とベスト32
（11ラック先取・勝者ブレイク）。
赤狩山幸男は、ベスト64で
オランダのM・ビスタボシュに
4-11で敗れて33位タイで大会終了。
𠮷岡正登は、ベスト64で
アメリカのS・ウォルフォードを
後半突き放して11-7で勝利。
続くベスト32で、
前回大会のファイナリスト、
O・アルシャヒーン（クウェート）に
走られて3-11で敗戦。
17位タイで大会を終えました。
そして大井直幸は、ベスト64で
O・ドミンゲス（アメリカ）との
ヒルヒルマッチを制した後（11-10）、
ベスト32は
ポーランドのK・ジャスチセンを
中盤から突き放して11-5で勝利。
前回大会と同じくベスト16進出を決めました。
ベスト16は日本時間9日19時より。
相手は何度もキューを交えてきた
台湾No.1プレイヤー、張榮麟です。
決勝トーナメントのトーナメント表はこちら
ダブルイリミネーションのトーナメント表はこちら
…………
Is that the comeback of the year?
— Matchroom Pool (@MatchroomPool) April 8, 2022
Shane van Boening looked to be bowing out of this year's #WorldPoolChampionship when 10-3 down to the great Mika Immonen, but the five-time US Open champ somehow reeled off eight racks in a row to pull off the comeback of the year! pic.twitter.com/GBAxu9tWU0
↑この試合動画の後半がバンボーニング vs イモネンです。
会場のあちこちでビッグネーム対決が
見られたDay3（ベスト64、ベスト32）。
ベスト32の
M・イモネン（フィンランド） vs
S・バンボーニング（アメリカ）戦は
大会ベストバウト候補だと思います。
中盤から軽快にランアウトを重ねて
そのまま10-3でリーチをかけた
元世界王者のイモネン。
絶体絶命の状況から
圧巻のプレーで8連取。
逆転勝利をもぎとった
アメリカNo.1のバンボーニング。
イモネンにしてみれば、
まさか自身の第14ラックの
5番ミスからこんな展開になるとは
思ってもみなかったはずです。
バンボーニング本人も試合後、
「これだけ劇的な逆転勝利は
この数年では記憶にないね」と
笑みを浮かべていました。
BD個人的には、
少なくともワールドクラスレベルの戦いは
交互ブレイクで見たいのですが、
「○連取」、「マスワリ×連発」といった、
TV受けしそうなドラマティックな
（やられる側には過酷すぎる）展開は
勝者ブレイクならではと言えます。
…………
○ 大井直幸
勝ち 9-6 vs R・バルトル（クロアチア）
↓
勝ち 9-2 vs M・エドワーズ（ニュージーランド）
↓
決勝シングルトーナメント進出
↓
勝ち（ベスト64） 11-10 vs O・ドミンゲス（アメリカ）
↓
勝ち（ベスト32） 11-5 vs K・ジャスチセン（ポーランド）
↓
次戦（ベスト16） vs 張榮麟（台湾）
日本時間9日19時～
…………
○ 𠮷岡正登
勝ち 9-6 vs J・ティノコ（ポルトガル）
↓
負け 4-9 vs M・レヒナー（オーストリア）
↓
勝ち（敗者最終） 9-7 vs W・マジド（カタール）
↓
決勝シングルトーナメント進出
↓
勝ち（ベスト64） 11-7 vs S・ウォルフォード（アメリカ）
↓
負け（ベスト32） 3-11 vs O・アルシャヒーン（クウェート）
17位タイで大会終了
…………
○ 赤狩山幸男
負け 1-9 vs R・カピト（香港）
↓
勝ち（敗者1回戦） 9-7 vs JJ・ファウル（南アフリカ）
↓
勝ち（敗者最終） 9-4 vs E・キバログロ（トルコ）
↓
決勝シングルトーナメント進出
↓
負け（ベスト64） 4-11 vs M・ビスタボシュ（オランダ）
33位タイで大会終了
…………
※ライブ配信：
○ Table 1＝ matchroom.live（有料）、DAZN（有料）
○ Table 2＝ matchroom.live（有料）、マッチルームYouTubeチャンネル（無料）
※決勝トーナメントのトーナメント表&概要
※ダブルイリミネーションのトーナメント表&概要
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…………
前回大会（2021年6月）は、
アルビン・オーシャン（オーストリア）が、
決勝戦でオマール・アルシャヒーン
（クウェート）を破って
2度目の優勝を飾っています。
→ 結果記事
前回大会の日本勢の最高位は
大井直幸の9位タイでした
（大井・赤狩山・吉岡の戦績まとめはこちら）。
…………
2022年9ボール世界選手権BD記事：
4/8 吉岡・赤狩山も決勝トーナメントへ
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