世界最高峰の9ボールトーナメント
『USオープン』や、
今年の『9ボール世界選手権』の
公式テーブルになっていた
『DIAMOND』(ダイヤモンド)。
そのダイヤモンドの
競技タイプモデル『PRO-AM Black』
(ボールリターン型)の新品が、
東京・笹塚のビリヤード場
『billiard club MARS』(マルス)に
設置されました。
(※設置工事をしたのはダイヤモンド
日本国内正規取扱店であるNew Art)
設置の様子を少し見学させていただき、
界敦康プロからコメントをいただきました。
…………
今年創業10年目を迎えた『MARS』。
キャロムビリヤードのプロ(JPBF)である
界敦康プロ・界文子プロが営む店内には、
キャロムテーブル4台と
ポケットテーブル3台が置かれています。
オープン以来同じテーブルのままで
営業していましたが、
「ポケットの世界基準のテーブルを
試してみたくて」(界敦康プロ)、
カウンター前の1台を入れ替える形で
ダイヤモンドテーブルを導入することに。
…………
BDが訪れたのは3月下旬の平日のお昼過ぎ。
前夜に旧テーブルの撤去が行われ、
New Artテーブルスタッフさん達が
朝から新テーブル(ダイヤモンド)の
設置にとりかかっていました。
ビリヤードのあらゆる種目をプレーし、
海外遠征経験も豊富で、
道具や技術全般に明るい界プロは、
そのほぼ全ての工程を熱心に見守り、
時にはスタッフさんに質問もしていました。
「キャロムのテーブルや他社製の
ポケットテーブルは、内部構造や
組み立て作業を見たことがあるんですが、
ダイヤモンドは初めてです。
やっぱり独自の構造や工夫があって
勉強になりますね」(界)
以前、別の記事でも紹介しましたが、
ダイヤモンド『PRO-AM』シリーズは、
頑健な脚部・筐体部と
独自の石板支持部構造で
しっかりとスレート(石板)を支え、
水平の微調整も行いやすい造りに
なっています。
「タフで水平が狂いにくい(狂っても調整しやすい)」。
それが『PRO-AM』シリーズの特徴。
ビリヤード場やトーナメント主催者に
選ばれる理由の一つです。
また、ボールドレン
(ポケットされたボールの通り道)が
筐体の中央部にあるという構造にも
界プロは驚いていました。
…………
ラシャは『USオープン』と同じく、
『シモニス860 トーナメントブルー』
を選択。
ラシャ張りとクッションレールの
取り付けが終わるや否や、
界プロはラシャ面、クッション、
ポケット開口部などをくまなく触り、
手でボールを転がしながらチェック。
「テーブル設置直後や
ラシャ張り替え直後は
正しい評価は出来ないですし、
テーブルが落ち着くまで1~2週間は
かかるものだとわかってはいますけど……
早くダイヤモンドの特性を知りたくて(笑)」
(界)
…………
順調に設置作業は進み、15時すぎに完成。
まずはフォトセッションを。
撮影の様子を少し離れたところから
眺めていた界プロは、
「シルエットもデザインもシックで
『ハイグレードな競技テーブル』
という感じがしますね。
お店の雰囲気にも合っていると思います」
と頷いていました。
早速新テーブルで試打を始めた界プロ。
その手が止まったタイミングを狙って、
ダイヤモンド導入の経緯などを
お聞きしました。
界敦康プロ・談:
「きっかけは昨年の大井直幸プロ(JPBA)のアメリカでの活躍です。大井プロの試合映像で見たダイヤモンドテーブルの姿形や、会場に並んでいる雰囲気がいかにもアメリカっていう感じでかっこよくて、映像で見る限りボールの動きも良かったので、いちビリヤードプレイヤーとして興味が湧きました。
『撞いてみたい』というお客さんも多かったですし、うちのお店も10年目を迎えたということで、節目に1台ぐらいテーブルを替えてもいいだろうと(笑)。New Artさんに連絡してすんなりこのモデルに決まりました。昨年注文した際は在庫がなくて、しばらく待って今日入れていただきました。
僕はかなり昔に国内の別のビリヤード場でダイヤモンドを撞いたことがあるんですが、その時の感覚を全然覚えてないので、実質今回がダイヤモンドデビューです。たぶん一番楽しみにしていたのは僕ですね(笑)。
ポケット(の受け)が渋いという評判は聞いていますけど、お客さんの練習になるでしょうし、僕も渋さを体験したいし、むしろ喜んでという感じでした。競技の世界では『本場』とか『国際基準』に触れることがとにかく大事で、その時一番新しい公式の道具・用品を触っていないとすぐ時代遅れになります。その意味でも、良し悪しどうこうの前にまず体験あるのみだなと。
今少しだけ撞いた印象はだいぶ良いですね。イメージしていたほどボールの動きはクイックではない気がしましたけど、たぶん1、2週間経って落ち着いてきたらクイックになってくるんじゃないかと。クッションの反応も良いと思います。ポケットは一見渋そうに思えないんですけど、結構ガタガタッと弾かれますね。ポケットの奥が深い(開口部のスレートが長めになっている)ので、雑に撞くと拾ってくれないです。
とりあえずこのテーブルでお客さん達と『ジャパン』をやりたいですね。100マスぐらいやったらさすがに特性が掴めると思います。将来的には、半分冗談ですけどUSオープン参戦ツアーをしたいねなんてお客さん達と話してます(笑)。本場に行ってダイヤモンドで試合をする。それを目標に皆でこのテーブルで練習します」
(了)
…………
界プロ、ありがとうございました。
New Artで取り扱っている
ダイヤモンドテーブルについては
こちらもご覧ください。
…………
最新情報が配信されている
New ArtのTwitterと
Facebookページもお見逃しなく!
…………
BD Official Partners :
世界に誇るMade in Japanのキューブランド。MEZZ / EXCEED
創造性と匠の技が光る伝統の国産キュー。ADAM JAPAN
ビリヤードアイテムの品揃え、国内最大級。NewArt
ビリヤード台・用品のことなら。レッスン場「Poche」併設。日勝亭
カーボン繊維構造REVOシャフト発売中。PREDATOR JAPAN
徹底した品質の追求。信頼できる道具をその手に。KAMUI BRAND
カスタムキュー、多数取り扱い中。UK Corporation
国内外トッププレイヤー達が信頼する国産積層タップ。斬タップ
ジャストなビリヤードアイテムが見つかる。キューショップジャパン
13都道府県で開催。アマチュアビリヤードリーグ。JPA
2021年11月25日『船橋店』グランドオープン。 BAGUS
川崎と横浜でビリヤードを楽しむ・習う・競う。MECCA
カスタムオーダーシャフト『focus1』新登場。Geezシャフト
極上の撞き味を今ここに。国産牛革積層タップ。BIZEN TIP
徹底的なプレイヤー目線でできたJapanタップ。NISHIKI PREMIUM TIP
「チャンピオンのタップ」HOW Tip(ハオ)登場。SHOP FLANNEL
世界が注目。東京発のキューケースブランド。3seconds
第3巻発売中! ビリヤード漫画『ミドリノバショ』
Cue Ball Samurai―ビリヤードサムライLINEスタンプ