“ショット力向上”を主目的とし、
そのためのフォーム・ストローク・
フィジカルの改善をはかる、
湯山功プロ主宰のパーソナルトレーニング、
（プールワークアウト。以下PWO）。
湯山プロ含め4名のトレーナーが
日本各地でレッスンを行っていますが、
この春、大阪の浜田翔介プロ（JPBA）が
PWO 5人目のトレーナーとなり、
自身が代表を務めるビリヤード場
『ハスラー10芸大前』
（大阪府南河内郡）で
4月下旬からレッスンを始めました。
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2017年『GPW-1』覇者としても知られる
浜田翔介プロは、プレイヤーとしては
もちろんのこと、店舗経営者としても
積極的に新しいことに取り組み、
日々研鑽を積んでいます。
PWO代表の湯山プロは浜田プロについて、
「安心してレッスンを任せられるプロです」
と太鼓判を押します。
湯山プロ・談：
「浜田プロはとにかく真面目で人柄が素晴らしいプロです。球と向き合う温度が常に安定しているので、ビリヤードプロとしてもトレーナーとしても安心出来ます。
コロナ禍の中、試合・イベントの開催も制限され、店舗経営も考えさせられることが多い状況の中で、関西ではそれほど浸透していないプロの有料レッスンについて、そして、プロがどうすれば食べていけるのかについて浜田プロと意見を交わしました。話の流れの中で、PWOを軸にともにレッスンをビリヤードプロの仕事として構築していきましょうということで、トレーナー研修を受けてくれることになりました。浜田プロのような人格者にトレーナー入りしてもらえて嬉しいです」
…………
4月16日・17日に
「オープニングレッスンイベント」として、
『ハスラー10芸大前』で
浜田プロ・湯山プロそれぞれ個別に
マンツーマンレッスンを行ったところ
すぐに予約でいっぱいに。
それを機に独り立ちした浜田プロに、
PWOトレーナーとなった経緯を
お聞きしました。
――もともとどのようにしてPWOを知ったのですか？
浜田：湯山プロとは以前から仲良くさせていただいていて交流も深かったので、PWOの原型の時代から知っていました。湯山プロが4、5年前に大阪でレッスンイベントをされた時に、お店のお客さんと一緒に見に行ったこともあります」
――トレーナーを志したのは？
浜田：プロプレイヤーとして、そして店舗経営者として、ビリヤードを教える機会はとても多いんですけど、教えるっていうのは本当に経験とスキルのいる難しいことだなと日々実感していました。僕自身もプレイヤーとして成長していく中で新しいことを知ったりして、考えが変わることもある。だから、『教える時に軸になるものがほしい』という思いは以前からありました。PWOのことはずっと頭にあったので、湯山さんに連絡を取ったところ、『PWOのトレーナーとしてやる道もある』ということを示してくださいました。一旦自分で考えてから『やります』と。それが半年ぐらい前です。そこから複数回、倉敷（『POOL WORKOUT Z』）で泊まり込みで講習を受けて、リモートでも講習を受けて、トレーナーの仲間入りをさせていただきました。
――浜田プロの思うPWOの良いところや特徴とは？
浜田：「言語化」「体系化」されていることです。もちろんスポーツは感覚的に学ぶ部分もありってそれも大事な要素なんですけど、教える側が感覚的な伝え方しか出来ないと難しいですよね。言葉として誰にも同じように伝えられるのがPWOの良いところだと思います。例えば「好不調の波がある」とか「引き球が出来ない」という時に、なぜ今その状態になっていて、どうすれば解決・改善できるのか。そういう部分をPWOはメソッドとして言語化しているので、ショットのメカニズムを理屈で考えられるようになりますし、良い状態を維持し、悪い状態を改善する手助けになります。
――言語化・体系化が「軸」ですね。
浜田：そうです。もちろんメカニズムをお伝えしてすぐ出来るようになる訳ではないですが、引き球なら引き球という現象を実現するのに、生徒さんの足りてない部分は何なのか。キュースピードが足りないのか、キュー軌道がズレているのかなど、スロー動画なども使いながらお伝えすることで、生徒さんが取り組むべきポイントが明確になります。実際に教えた方々には、『自分のショットはこうなっていたのか』『改善点がわかりやすい』と喜んでもらっています。
――教え甲斐もありますね。
浜田：はい、でもまだトレーナーとして未熟なので大変です。生徒さんそれぞれクセやスタイルがありますし、そこを踏まえながらショット時に起きている現象をまず僕がしっかりとわからないといけないので、片時も目が離せません（笑）。でもその結果、出来なかったことが出来るようになったら、僕もすごく充実感があります。
――トレーナーとして心掛けていることや理想像は？
浜田：もちろんレッスンを受けていただいた方に上達していくのが第一です。教える側として僕が一番大事にしているのはビリヤードを楽しんでいただくことなんですが、『上達』ってビリヤードの楽しみの中で一番大きなものかもしれないですよね。僕のお伝えしたことをもとにして生徒さんが練習して、苦手なことを克服して、その結果、ビリヤードがもっと楽しく感じられるようになったら僕もとても嬉しいです。そのお手伝いができるようなトレーナーが理想ですね。PWOの先輩トレーナーの方々に少しでも早く追い付けるように精進します」
（了）
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