〈BD〉はるかなるラスベガスへ。JPA『KTC 2022』最終日のちょっと裏側

 

5月28日、29日、6月5日、11日、12日の

5日間にわたり開催されていた、

 

アマチュアビリヤードリーグ、

JPAの1年の総決算、

 

『Kanto Area Team Championships 2022』

(略して「KTC」。

関東エリアチームチャンピオンシップ)。

 

最終結果は

こちらの記事でまとめていますが、

 

最終日(Day5)の様子を

もう少し詳しくお伝えします。

 

※下の方にはフォトギャラリーもあります

(チーム写真×20と

出場されていた方の半数ぐらいの

プレー写真があります)。

 

…………

 

 

KTC最終日の舞台と言えばここ、

『バグース六本木店』。

 

(※他の日は『バグース新宿店』と

『Oops!』も併用)。

 

…………

 

 

そもそもKTCに出場しているチームは、

レギュラーシーズンで

優秀な戦績を残したチームばかり。

 

その中で最終日にプレーできるのは

20チームのみ。

 

9ボールAトーナメント:8チーム(49チーム中)

9ボールBトーナメント:8チーム(47チーム中)

8ボール:4チーム(20チーム中)

 

かくも険しいラスベガスへの道。

リニューアルされたこのトロフィーと、

ビッグインビテーションカードを

手にするチームはどこなのか。

 

リーグオペレーター・楠城規之氏・談:

 

「まだコロナ禍は終息した訳ではありませんが、関係各位のご協力・ご尽力も賜り、『KTC』と『WTC』を開催出来ることになりました。3年ぶりにJPAからラスベガス(『APA World Pool Championships』)へチームを派遣出来ることになり、我々スタッフ一同安堵しています。JPAメンバーの皆様にも『待ってました』『良かったです』と声をかけていただき嬉しく思っています。我々は常にラスベガスに1チームでも一人でも多く派遣し、あの舞台と空気感を体感していただきたいという思いで活動しています。今回のチャンピオンチームにはぜひラスベガスで持てる力を存分に発揮していただき、その経験を日本に持ち帰っていただきたいと思います」

 

…………

 

 

朝8時に9ボールのチームが参集。

ミーティングとオーダー決めを行い、

いざ戦いのテーブルへ。

 

…………

 

 

オープニングのバンキングとブレイクは、

大げさに言えば、その日のチームの戦いと

運命を左右するかもしれない重要なショット。

皆さん気合い入ってます。

 

…………

 

 

KTCでは

「チームTシャツなどのユニフォーム推奨」。

そうパンフレットにも記載されています。

 

取材者としては絵作り的にも識別的にも

とてもありがたかったりします。

 

BD的には

「No! Tequila」(ノーテキーラ)の

メッセージと、

 

「Crash × 8 Ohana」の

オシャレなデザインに感服しました。

 

…………

 

 

「UTAMARO」チーム(8ボール)には

車椅子プレイヤーが複数名います。

 

車椅子やメカニカルブリッジなどの道具も、

プレーしやすいように

手が加えられていて勉強になりました。

 

…………

 

 

JPA9ボールは1球1点(9番2点)の

ポイント制。

1球もおろそかにできないので、

空クッションのラインや

手球ポジションラインを丁寧に

測ってから撞く人が多いです。

 

一つの画角に複数名同時に

「測る人」が入って来るということも

たまにあります(3枚目)。

 

…………

 

 

チーム戦らしさ満点のコーチングシーン。

 

時間は1分。

BDも近くにいたら耳を澄ませていますが、

どのチームも、撞き手のレベルに合わせた

キャプテンのコーチングが上手い。

 

難球だからこそコーチングが必要になり、

結果ミスすることもしょっちゅうですが、

キャプテンとチームメイトは

おおらかに励ますのみ。

撞いた人も過剰に謝らない。

 

勝ち上がるチームはそんな空気感で

プレーしているところが多いように感じます。

 

…………

 

 

勝者があれば敗者もあり。

 

試合後、両チームが

互いの健闘を讃えて拍手を送り、

「ありがとうございました」

「次も勝ってくださいね」

「ラスベガス行ってきて」

「またどこかで」

と頭を下げる。

 

敗れたチームの中には、

気丈に相手を讃えた後、

座り込んだり、目を赤く泣きはらす人も。

 

KTCは総決算であり集大成。

負けた時、そのチームの活動に

大きな句読点が打たれます。

 

…………

 

 

仲間をテーブルに送り出す時、

勝った時、負けた時、

そして勝利を祝う時。

 

グータッチやハイタッチを

いたるところで見ることが出来るのも

チーム戦の醍醐味です。

 

急に抱き合って跳ね跳んだり、

応援団も含めて人だかりになることもあり、

毎年大量のピンボケ写真を

生み出すことになるのですが、

しみじみ良い光景です。

 

…………

 

 

15時頃、まず8ボールの決勝戦がスタート。

続いて、9ボールの決勝戦×2(画像)も開始。

 

2時間半に及ぶ熱戦の結果、

優勝したのは……。

 

…………

 

○ 9-Ball A Tournament:VALICE(ALICE)

 

 

中島祐一郎さん・談:

 

「以前うちのお店からラスベガスに行ったチームがありますが、自分が率いたチームで行くのは初めてです。いや、まだ実感がありません(笑)。勝因はSL(スキルレベル)2の2人が大会中に急成長してくれたことと、各メンバーがそれぞれ懸命にプレーしてくれて、試合開始から終わりまで良い流れに乗れていたことでしょうか。ラスベガスは僕だけ体験しています。このメンバーで1台のテーブルを囲んで、楽しみながら勝ちたいですね」

 

…………

 

○ 9-Ball B Tournament:AIMS FULL BETS(AIMS)

 

 

奥田篤弘さん・談:

 

「めちゃくちゃ嬉しいです(笑)。これまで皆一丸となって楽しく真面目にビリヤードに取り組んできましたし、新しいメンバーの頑張りと以前からのメンバーの過去のKTCでの経験が上手く融合した結果の勝利だと思います。メンバーからの支えと励ましがあって、私も自分のプレーに集中できました。ラスベガスは本当に貴重な経験になると思います。ただ楽しみに行くだけでなく、戦う気持ちを持って思いっ切りプレーしたいと思います」

 

…………

 

○ 8-Ball Tournament:MARCY8(MARCY)

 

 

青山俊也さん・談:

 

「一回8番をミスして上がり損ねました。難しい球じゃなかったのに信じられないぐらい緊張しました(苦笑)。でも、勝てて最高の気分です。勝因は僕以外のメンバー、特に下のSLの人が頑張って球を入れてくれたこととチームワークです。僕は2014年に初めてラスベガス大会に出て本場のスケール感に圧倒されました。今回のメンバーのほとんどが初ラスベガスですが、日本チーム初の8ボールチャンピオンを目指して、一つでも多く勝ちたいです」

 

…………

 

今年優勝した3チームいずれも、

経験豊富なハイアマのキャプテンが

率いるスタイルのチームでした。

 

キャプテンが慌てず騒がず、

的確な指示と包容力で、

メンバー達の力を最大限に

引き出していた……ように

BDの目には映りましたが、

 

お三方が

「メンバー達に自分が助けられた」

と口を揃えていたのが印象に残ります。

 

ラスベガスでもそのチーム力を武器に

勝ち進んでくれることを期待しています。

 

 

メディア対応などに追われる

青山キャプテンをさておいて、

 

勝者の証・インビテーションカードを

撮りまくるMARCY8の皆さん。

おめでとうございます。

 

…………

 

◆ 2022 KTC結果記事はこちら

 

◆ JPA公式ブログはこちら

https://poolplayersblog.blogspot.com/

 

◆ Day 1(5/28)の

ミニフォトギャラリーはこちら

 

◆ BDのJPA関連記事はこちら

 

以下、最終日のフォトギャラリー。

まず全20チームのチーム写真。↓

 

 

続いて会場風景&プレー写真など。↓

 

 

………… 

 

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