MEZZの『ACE』(エース)シリーズが、
約3年9ヶ月ぶりにリニューアル。
正式名称は『ACE 218』。
9月1日に発売開始です。
…………
MEZZプレーキューの
ハイエンドシリーズとして
不変の人気を誇るACEシリーズは、
2018年秋の
デザイン・シャフト・仕様・素材など
様々な箇所が刷新されましたが、
今回のリニューアルでは、
デザイン面は大きな変更はなく、
旧シリーズと同じく、
【エボニー(黒檀)ベース+インレイ+
黒アイリッシュリネングリップ】
というスタイルを踏襲しています。
ですが、シャフトが『WX-Σ』に
ジョイントが『WAVY 2』に
なったことで、打感や性能は
旧シリーズと違うものに仕上がっています。
1本ずつデザインを見ていく前に、
まずは8本に共通するスペックを。
●『ACE 218』 Specification :
全長:58インチ(1474mm。バット29インチ、シャフト29インチ)
重量:19oz~19.5oz(538g~552g)
シャフト:WX-Σ(ダブリュエックスシグマ)
先端径:12.5mm
タップ:KAMUI S
先端部:XJパワープレート
ジョイント:WAVY 2(ウェイビーツー)
グリップ:アイリッシュリネン
価格帯:¥89,100-(税込)~¥184,800-(税込)
公式サイト:http://mezzcue.com/jp/products_pool/cues/playcue/ace
※旧ACEシリーズは生産終了しています
(MEZZ取扱店の在庫分のみ)。
『ACE 218』では、
ジョイントがWAVYから
WAVY 2に変更になりました。
それに伴い、バット先端の
ジョイントカラーが黒の樹脂に
なりました(以前はステンレス)。
WAVY 2のコンセプトや性能など
詳しくはBDのこちらの記事で。
『ACE 218』のシャフトは、
現在のMEZZプレー用ウッドシャフトの
主力商品に位置付けられているWX-Σ。
以前のWX-αより
先端径はやや小さい12.5mm。
テーパーは「プロスリムテーパー」です。
タップと木部の間には
先角代わりのXJパワープレートが
取り付けられています。
WX-Σのコンセプトや性能など
詳しくはBDのこちらの記事で。
『ACE 218』の
グリップ上下のリングワークと、
リングのすぐ下に入れられた
「ACE」の銘は以前と同じです。
他、細かい違いですが、
『ACE 218』では、
ジョイントカラー直下と
バットエンドのリングが、
シルバーライン2本に変更
(以前はシルバー+ホワイト)。
バットキャップのMEZZロゴ色が
シルバーになっています
(以前はゴールド)。
…………
それでは8本のデザインを見ていきましょう。
皆さんが気になるモデルはどれでしょうか。
● ACE-2180
エボニー(黒檀)のストレートモデル。
前述した通り、
ジョイントカラー・バット両端のリング・
バットキャップのMEZZロゴ色以外は
旧モデルと同じデザインです。
…………
● ACE-2181
エボニーベースで、
フォアアームにジュマ(樹脂)の
6剣が入っているモデル。
「2180」同様、細部を除くと
旧モデルと同じデザインです。
…………
● ACE-2182
フォアアームとスリーブの
グリップ寄りに上下対称に
細身のスピアインレイを入れた
クールなデザイン。
インレイ材はジュマとパウア貝
(旧モデルはジュマとトルコ石)。
…………
● ACE-2183
グリップの上下から
トルコ石とジュマのこぶりな6剣が
伸びている、シンプルで整った1本
(以前はトルコ石の部分がマラカイト)。
…………
● ACE-2184
シャープで長いジュマの6剣を配し、
その根本にパウア貝をあしらった
洒落たモデル(以前はパウア貝の
ところがトルコ石)。
…………
● ACE-2185
ジュマの大ぶりなインレイの間に、
白トルコ石とリバー貝から成る
ダイヤインレイを入れた
精緻かつ壮麗なデザイン
(以前はダイヤインレイの部分が
パウア貝とカーリーメイプル)。
…………
● ACE-2186
ジュマの10剣の間に
リバー貝のインレイを入れた、
モノトーンでありながら
ゴージャスさたっぷりなモデル
(以前はパウア貝)。
…………
● ACE-2187
白ジュマ6剣の根本にパウア貝をインレイ。
剣を縁取るのはグレーとライトブルー、
2色のジュマ(以前はブルーとレッド)。
シリーズ内最高グレードにふさわしい
存在感と気品が漂うモデル。
…………
以上、駆け足で8モデルを見てきました。
デザインスタイル(インレイパターン)は
旧シリーズと同じですが、
2180と2181を除く6本は、
インレイ材や差し色を工夫して
違いを出しています。
最後に、『ACE 218』の開発経緯や
旧ACEシリーズとの違いなどを
メーカーの開発担当者に聞いてみました。
…………
聞き手:BD
語り手:MEZZ開発担当スタッフ
――今回のACEリニューアルはいつ頃計画されたのでしょうか? またリニューアルの理由は?
「プランを立てた時期ははっきりとは覚えていませんが、リニューアルの一番の目的はジョイントをWAVY 2に切り替えることでした」
――WX-Σシャフトを装備することも前提にあったのでしょうか。
「はい。現在はWX-ΣをMEZZの標準シャフト的な位置付にしていますので、MEZZハイエンドシリーズである『ACE 218』にももともと装備する予定でした。余談ですが、実は来年2種類のシャフトのリニューアルを予定しており、径が細めのもの(※WX900後継)と太めのもの(WX-α後継)を開発中です。これらはスペアシャフトとしてのみ発売の予定ですが、ユーザーの好みに合ったラインナップを整えられればと考えています。
――『ACE 218』のデザインは旧ACEシリーズを踏襲しています。大きく手を入れなかった理由は?
「フルモデルチェンジにはタイミング的にまだ早いということ、そしてメインの目的はジョイントの切り替えだった為、デザインの大幅な変更はしませんでした」
――旧シリーズではバットのジョイントカラーが金属でしたが、『ACE 218』は樹脂です。変更した理由は?
「『ACE 218』のカラーの材質は他のキューシリーズでも使用している樹脂素材になります。旧ACEシリーズのステンレスカラー+WX-αの組み合わせも、『このシリーズにしかない独特の打感が良い』と好評をいただいていました。今回、樹脂カラー+WX-Σになったことで、MEZZらしいクリアな打感と整ったバランスを感じられるキューに仕上がったと思います」
――つまり、旧ACEと今回の『ACE 218』では打感や性能は異なると。
「はい、ジョイントカラーの材質が変わるだけで打感は変化します。そして、シャフトもWX-Σに変わり、当然ここもプレイヤーが違いを感じ取りやすい箇所です。深掘りすると長くなりますので割愛しますが、どちらが良い・悪いではなくプレイヤーの好みが分かれる部分だと思います」
――わかりました。プレイヤーからどんな反応があるか楽しみですね。
「そうですね。今回はフルリニューアルということではありませんが、デザイン、性能ともにより研ぎ澄まされた形でのモデルチェンジになりました。MEZZハイエンドモデルにふさわしい仕上がりになったと思いますので、ぜひ手に取ってプレーしてみてください」
(了)
…………
ルックスは旧シリーズを継承しつつ、
撞き味や性能をアップデートした
『ACE 218』。
発売日は9月1日(木)。
お求めはビリヤードスクエア、または
MEZZ国内代理店まで
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BD Official Partners :
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