※結果を本稿の一番最後に載せています。
…………
12日~13日、
アメリカ・テキサス州のビリヤード場
『ロッキングキュー』で、
2人の元9ボール世界チャンピオンによる
ロングマッチ(9ボール60ラック先取)の
一騎討ちが行われました。
2019年世界王者の
フェダー・ゴースト(ロシア。22歳)
vs
2015年世界王者の
柯秉逸(カーピンイー。台湾。33歳)
これは、
アメリカのビリヤード用品業の大手、
オメガビリヤード主催の
エキシビションマッチで、
PPV(ペイパービュー)の
「オメガビリヤードTV」で
ライブ配信が行われました。
オメガビリヤードのYouTubeでは、
Day1とDay2それぞれの
試合前の練習タイム~本番数ラックまで、
時間にして1時間以上を
参考映像(PPVへの誘導ムービー)
として無料配信していました。
そちらは今も見られます。
興味のある方はぜひどうぞ。↓
↑ Day1無料公開部分。本番は40分すぎから
↑ Day2無料公開部分。本番は57分すぎから
ラックルールは今年の
『USオープン』と同じで、
「9オンフット、
ラックシート使用、
ブレイクボックス採用、
3ポイントルール採用」です。
この2人がロングマッチの
配信イベントで対戦するのは
これが初めて。
BD的にどんな結果になるのか、
発表当初から気になっていました。
無料アーカイブで見られる
わずかな数ラックだけでも
両者のプレー水準の高さが
伝わってきて面白いのですが、
特にゴーストはほとんどマシーンと
化していて、難球とイージーの
区別が付きません。
そして最終結果は……
↓
↓
↓
↓
ゴースト、強し。
BDの記憶にある限り、ここ数年、
こういう配信系ロングマッチで
ほとんど勝っているゴースト。
「出来た配置」をちゃんと取る率は
世界トップクラスで、
どんな場面を見ていても
精神面の起伏がさほど感じられず、
常に淡々と撞いている印象です。
こんなプレーができる22歳、
おそろしい……。
今のゴーストを止められるとしたら……
3つ年上のJ・フィラー(ドイツ)
ぐらいかもしれません。
…………
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